アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

「ありがとう」が人と会社を幸せにする。

経営コンサルタントの野口吉昭氏が書いた、「ありがとう」が人と会社を幸せにする、を読んだ。



野口氏の著書はこれまでにも数々読んでいるが、その中ではいちばんよみやすく、経営とは縁遠い人にも親しみやすい1冊ではないだろうか。

本書のテーマは「ありがとう」。
成功する会社、儲かる会社には必ず「ありがとう」が飛び交っている。苦境にあえぐ会社には「ありがとう」の声のパワーが弱くなっていると。

「ありがとう」。響きからして柔らかい。
つまり「ありがとう」が響き合う会社の空気は柔らかく、人への思いやりを忘れない人が集まっているのだろう。そこには、売上至上主義では決してできない、助け合いの「場」ができあがっているのだと思う。

本書では、20の会社の具体的な事例が紹介されている。
たとえば「グッバイウェーブ」。飛行機が離陸するとき、地上の人たちが笑顔で手を振る。今では当たり前の光景であるが、実はひとりのANAの整備士が飛行中の安全を願う想いからはじめたものだそうだ。

欧米型の資本主義が日本に入ったことで失われていったしまった日本型の「人本主義」。
しかし結果的には売上至上の考え方が人を破壊し社会そのものも壊しつつある。
それを救うひとつのヒントが、この「ありがとう」の5文字に秘められているのだ。

自分事で言えば、モノを買ったり食事をしたりした時、お店の人に「ありがとう」を言えない人を見るとがっかりする。そんな瞬間にその人への信頼も崩れてしまう。そんな人がもし経営者だったら、そこで働く社員はきっと幸せではないのではないか。

ごくごく当たり前の言葉であるが、今一度言葉の意味を見なおしてみることの大切さを知った1冊。
自分ひとりでできることは限られるかもしれないが、自分が行動を起こすことで小さな風を起こすことはできる。常に基点は自分なのだ。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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