アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

ITバブル華やかなりし頃の記憶。

2000年から2001年頃か、東京は渋谷にIT系、WEB系のクリエイターや技術者が集ったビットバレーという交流会があり、そこから派生して名古屋にも「ミッドバレー」が誕生した。

都合6回ほどの集まりが定期的に開催され、当初30名くらいだった参加者も最後は150人くらいに膨れ上がり、会場は熱く語り合う喧騒と興奮に包まれていたという記憶がある。

その後、ITバブルがはじけこの集まりもフェイドアウト、参加していたメンバーもいつしか連絡が取れなくなってしまった。気がつけばそこから10年の月日が流れた。

私は知り合いから紹介され初回からフルに参加していたが、広告代理店の人間はほとんど参加していなかったように思う。それはそうだ。広告代理店の間では、ネットはまだまだ商売にならないというのが常識で、私のような多少デジタルに詳しいクリエイターがメディア制作と兼務でやっているような時代である。

私自身は、1994年のインターネットの衝撃的な出会いから時代が変わることを予感、黎明期から独学でせっせとタグを打ち、自らクライアントのWEBサイトをいくつも制作、また当時の政権政党県連のサイト更新などにも明けくれていた。しかしバブル絶頂の当時すらビジネスとして成立する実感が持てなかったのも事実である。

バブルがはじけ、ネットで広告会社の新たなビジネスモデルを確立させる夢を捨て、2002年、いま一度マスメディア制作に専念すべく会社を変わった。

なぜ今こんなことを考えるのかというと、先の金曜日、当時の広告代理店のOB会に参加したからだ。

不思議なことに、あの頃、描けなかった夢の形が今ならくっきり描ける気がした。
果たして自分が成長したからなのか、歳を取ったからなのか。はたまた時代が進化したからか。

今当時を振り返ってみて残念に思うことは、当時あれだけ確信していたネットでのビジネス革新の夢をあっさり捨ててしまったことだ。
突き進みたい自分の後ろから進むことを止めている自分がいて、後ろ側の自分が常に勝ってしまう。これまで何度も肝心なところで繰り返された、何とも情けない思い出である。
夢はあきらめた瞬間、夢でなくなる。信じるなら簡単にあきらめてはいけない。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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