アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

ソーシャルメディアの価値は、規模よりラブ度。

BiNDの開発会社であるデジタルステージ社長、平野友康氏が書いた「ソーシャルメディアの夜明け」を読んだ。



平野氏はつい最近大きな注目を集めた、ニューヨークや韓国からの坂本龍一氏のピアノソロライブを、ユーストリームで配信した中心人物。(ちなみに、この仕事のきっかけとなったのもツィッターでのささいなやりとりだったそうだ)

平野氏はソーシャルメディアのメディアとしての特性を他メディアと比較してこう書いている。

1000万人メディアだったテレビ。
100万人メディアだったラジオ。
10万人メディアだった雑誌。
そして1万人メディアのソーシャルメディア。

メディアとして見ると、マスメディアと比べてお話にならないくらいちっぽけな規模。

しかし重要なのは、どれだけの人と信頼関係が築けているか、どれだけの人に愛されているか、視聴者数が小さくても、その大多数が熱中していればラブ度が高いと言えるし、逆に誰もが適当に見ているだけならばどんなに母数が大きくてもラブ度が低い。これからの時代はラブ度がメディアの価値になると平野氏。

ラブ度!確かにそうだ。ラブとはつまり愛し愛されること。一方的ではなく双方向でなければ成り立たない。間違いなくソーシャルメディアに軍配が上がる。

本書はソーシャルメディアの可能性を書いた本であるが、素晴らしいのは平野氏自身の人生の物語とシンクロしていること。若くして社長となり飛ぶ鳥を落とす勢いであったが、つまずき挫折し、ソーシャルメディアと出会い、癒され励まされ自分らしさを取り戻していった物語である。

読み込んでいくうちに、ソーシャルメディアに対する平野氏の熱い想いが伝わってきて、最後はホロっとさせられた。

前にも書いたが、他のメディアと違い、ソーシャルメディアの価値は使ってみないと絶対にわからない。とにかく使って使って使い倒すことで、見えてくるものがあるように思う。そういう意味ではまさに平野氏は、数少ない実践者であるし、この物語を読むと、その思いの深さにソーシャルメディアをもっともっと使ってみようという気にさせられる。

「ソーシャルメディアの夜明け」というタイトル通り、その可能性が少し見えてきたというのが今この時点だ。きっとこの先にはワクワクする未来が待っている。本書を読んでそんな想いを強くした。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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