アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

ブランドは、作るものではなく作られるもの。

かつて「ブランドは広告では作れない」という本があった。

詳しい内容はあまり覚えていないが、広告とPRを比較して、PRの情報としての価値がブランドを形成するのに適しているというようなことが書いてあったように思う。
要は、ブランドは時間をかけて形となっていくものであるため、瞬発力を求める広告に期待するのは難しいということだろう。

そういう意味では、企業イメージの向上を狙って、安易にタレント起用のCMを打つというのは、手段と目的をはき違えていると言っても過言ではない。

社会貢献活動も同じだ。

環境とCSRを考える雑誌オルタナで「ソーシャルとブランドを考える」という記事を読んだが、ボルビックの1Lfor10Lキャンペーンの例などをあげて、このキャンペーンが成功した理由をあくまでウラオモテなく見返りを求めない企業姿勢があったからとしている。

ブランドは作ろうと思って作れるものではない。というのもあくまで主役は商品やサービスを利用する人であり、彼らの共感の総和がブランドを形成するものだからだ。あくまでブランドは結果なのである。

オルタナでは、企業のCSR活動に必要な要素として次の5つ挙げている。

(1)献身的・・・見返りを求めない
(2)持続的・・・すぐに止めない
(3)独創的・・・横並びではない
(4)本質的・・・表層をなぞらない
(5)全社的・・・個人に頼らない 

特に持続的(=サスティナブル)は、瞬発力を求める広告が苦手とするキーワードであり、企業そのものの姿勢が試される極めて重要なキーワードだ。ブランドが一朝一夕に作ることができないと言われるのはここにある。

作るのではなく、作られる。そのことを肝に銘じて、誠実な行いを継続していく。貫いたその先にブランドが待っているのだ。


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