アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

すべての広告マンは、シンボリックアナリストに変身せよ。

植田正也氏の「2015年の広告会社」を読んだ。



2005年からはじまって5年毎に1冊、つまり今回が第3作となる、広告会社の寿命予測本だ。
この間加速度的に淘汰は進んでおり、早い話、私自身もその体験者となった。

副題に「80%の広告マンが市場から消える」とあるように、
2015年は広告業界にとって、いよいよ20世紀型の広告会社が世の中から消える節目の年になると植田氏。
(ここでいう20世紀型の広告会社とはマスメディアの媒体代理によるマージン主体の広告会社)

過激な論調が植田氏の売りでもあるが、あながち間違ってはいないと思えるところに、
広告会社の置かれた厳しい現実が垣間見える。

特にこの東日本大震災を契機に、
成長を前提とした「豊かな社会」から、成熟した「良い社会」を望む方向へ
世の中の価値観が大きく変わってきている気がしてならない。
まさにアテンション中心のテレビCMの時代には印籠が渡されようとしているのだ。

本書に話を戻すと、その中で、唯一生き残れる方法と植田氏が提言するのが、
タイトルに掲げた、広告マンが「シンボリックアナリスト」に変身すること。

ここでいうシンボリックアナリストとは、
かつてフォード、カーターの両アメリカ大統領の政策ブレーンも勤めた
ロバート・ライシュ・ハーバード大学教授が提言した、

(1)自ら問題を発見できる人
(2)自ら問題を解決できる人
(3)発見、解決できる人を知っている人 

を指すが、このような問題発見、課題解決能力に優れたシンボリックアナリストを植田氏は
、広告マンの未来のあるべき姿とダブらせる。

さらに植田氏は、21世紀の広告ビジネスの哲学(=ビジョン)を次のように想定、
それに徹すれば必ず道は開けると。

(1)広告は、言葉のビジネスである。
(2)商品は、革新的なアイデアである
(3)業種は、問題解決業である。
(4)手段は、クリエイティブである
(5)業態は、知識創造産業である

どうだろうか、この5つのポイントに自らの可能性を感じられる人は、
すでにシンボリックアナリストへの道を歩み始めているのかも知れない。

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