アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

「成功する」と「成功し続ける」の違い。

大ヒット商品のおかげで一躍有名になったものの気づいたら消えていたという会社は山ほどある。
その一方で、特にヒット商品があるわけでもないのに、何十年、何百年と愛され続けている会社もある。

その違いは、一体なんだろうか。

そんなことを考えている折、この新刊に出会った。



かの村尾隆介氏と森川あや氏の共著による、「変える」は会社の毎日のお仕事。
副題に、成功し続ける会社のリブランディング戦略 とある。

このところ新刊ラッシュ、おなじみ「小さな会社のブランド戦略」の村尾氏。
かたや、ブランドづくり専門のコンサルタント、森川氏。

村尾氏が主に考え方を担当、森川氏が具体的な方法論をといった役割分担で、バランスよく
実例も交えながら「リブランディング戦略」について解説している。

ブランドイメージを刷新することをリブランディングと呼ぶのだが、
すでに出来上がっているイメージがあるだけに、一朝一夕ではリブランディングできない。
そこでしっかりした考え方が必要になるというわけだ。

ふたりは、ブランドになるための6つの条件を掲げている。

独自性=他にはないものか?
新奇性=新しさはあるか?
希少性=珍しさはあるか?
時代性=時代に合っているか?
社会性=社会の役に立っているか?
集中性=市場は絞り込まれているか?

この6つの条件をもとに、誰もが知っている強いブランドを思い起こしてみると、
確かにあてはまりそうな気もする。

ブランド作りとは、これらのポイントを押さえながら、あらゆる顧客接点で
共通の世界観を提示すること。
地道なまでの継続性で、真に強いブランドが時間をかけて出来上がっていくというわけだ。

当然ながら、そこには経営者の強いミッションとビジョンが必要である。

こんなたとえ話がある。

偶然通りがかった道で、レンガを積んでいる職人に出会った。
何をしているんだい?と訊ねると、
ある職人は「見たらわかるだろう、レンガを積んでいるんだ」と言った。
別の職人は「教会を作って、ひとりでも多くの人に宗教を布教するためさ」と言った。

強いミッションは人の行動を変えさせ、社会にもより良い影響を与えることができる。
さらに、働く人たちみんながミッションに共感できれば結果として強いブランドができあがる。

企業にとってもっとも大切なのは、お金でも綿密な事業計画でもなく、
強いミッションではないだろうか。ブランドづくりのすべてはそこから始まる。私はそう考える。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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