アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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なぜレストランのメニューで3行目を選んでしまうのか?

レストランのメニューは、上から3行目が一番注文される確率が高いと
本書の著者、氏家秀太氏はいう。

ホントだろうか、と振り返ってみても自分には心当たりはない。
まてよ?こうして考えていること自体、著者氏家氏の思う壺なのかもしれない・・・
ましてや多くの本が並ぶ中から手に取りこうして買っているのだから。
まんまとしてやられた、という感じである。



本書「なぜレストランのメニューで3行目を選んでしまうのか?」を書いた氏家氏は
空間プロデューサー、フードビジネスコンサルタント。
さらには中小企業診断士、行政書士、宅地建物取引主任者、調理師などさまざまな顔、資格を持ち、
自ら「カーブ隠れや」のオーナーでもあるそうだ。

その飲食業で培った多彩な経験を活かして書きあげたのが
新刊「なぜレストランのメニューで3行目を選んでしまうのか?」だ。

氏家氏いわく、今の飲食業は「サービス3.0」の時代に入っているという。

一生懸命に料理を運び、一生懸命に「いらっしゃいませ」と繰り返し叫び、ただ給与のため、
店長に言われるままに一生懸命働く「サービス1.0」の世界。

一生懸命の域からは脱して、お客さまに喜んでもらうために、コミュニケーションを駆使して、
お客さまの立場に立ち、お客さま毎にカスタマイズされたサービスを提供する「サービス2.0」の世界。

お客さまの利用動機に合わせて、より楽しんでもらうためのコンサルティングサービスを実践。
ストーリーとしてのサービスを提供する「サービス3.0」の世界。

その上で、特にこれからは「ヒトとヒトとの関係関連の時代」!
人間関係の冷え込みが進む中で、ソーシャルメディアによる触れ合うぬくもりが
見直されるようになったと氏家氏。

3.0で見落としてはいけないポイントは、
お客さまの志向が「価格」から「価値」に変わっていることだ。
ここを間違えると安易な値引きでさらなる苦境に立たされることになる。
大切なことは腰を据えていかに顧客視点に立ったサービスを提供できるかに尽きるだろう。

いささか余談にはなるが、いイトーヨーカ堂の鈴木会長がかつてこう言っていた。
顧客視点といっても、「顧客のために」と「顧客の立場に立って」は似て非なるものという。

「顧客のために」は自分のエゴが先に立つのに対し、
「顧客の立場に立って」は顧客の考えていることを必死に理解しようという利他の気持ち
という違いがあるそうだ。
自分事として考えてみても「顧客のために」という一生懸命さは時に迷惑な場合もあるように思う。

さて本書の内容に戻るが、データ分析に基づいた経営手法を中心に紹介され、
タイトルとは裏腹にかなり真面目なものですぐにでも実践に活かせそうだ。

とはいえ私が本書を買った最大の理由は、単なる飲食業の指南書ではなく、
すべてのビジネスに応用できる内容であったことが大きい。
特にブランディングという視点では参考にできる点が多々あり、おすすめである。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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