アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

どこまでも武骨でまっすぐ。梅原デザインの真髄を知ろう。

グラフィックデザイナー梅原真×原研哉の対談「梅原デザインはまっすぐだ!」を読んだ。



タイトルからも窺えるように梅原真のデザインの真髄について、原研哉が紐解いていくという構図。
大御所原研哉を差し置いてメインはあくまで梅原真である。

もととなったのは、梅原真氏の「ニッポンの風景をつくりなおせ」刊行記念として
開催された青山ブックセンターでのイベント。
その対談の内容があらためて書籍として出版されたもの。

したがって本書と「ニッポンの風景をつくりなおせ」を合わせて読めば、
より梅原ワールドがわかりやすいと思う。

こういった対談モノの良いところは、人となりがリアルに伝わってくることだ。
そういった意味では本書を書き起こした人の能力は高く、文章が冗長になりすぎることなく、
非常に簡潔にまとめられており感心した。

梅原氏のデザインには、デザインはこうあるべき、という押しつけがない。
それだけ商品が持っている強みが生の姿で強烈に伝わってくる。

本書を読んでわかることは、それは梅原氏の性格そのものによるところが大きいということだ。
裏を返せば、デザインを極めるということは自分自身の人間性を高めることとイコール、
ということかもしれない。

ナガオカケンメイ氏はじめデザインで町興しを実現しようと取り組む人は多いが、
梅原氏は生まれながらにしてその使命を与えられた感がある。
今後の活動にも注目して見ていきたい。

最後になるが、梅原氏の感性をぶれることなく引き出したインタビュアー原氏の、
デザイナーの役割は「社会構想家」という考え方が、見事にこの薄い1冊に中に集約されている。

町興し、地域興しに取り組むアドマン、マーケッターにおすすめである。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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