アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

見えない価値が重要になる、事業戦略3.0

HRインスティチュート代表、コンサルタントの野口吉昭氏が書いた「事業戦略3.0」を読んだ。



大震災以降、大きく変わったもののひとつが、生活者の企業に対する見方だ。

未曾有の大震災。いちはやく採算度外視で被災者のために動いた企業もあれば、
他人事どころか、マイナスを隠そうと目論む企業も中にはあるように思う。

東京電力の対応などはいい例だろう。九州電力に至っては言語道断。

それこそ、経営者の姿勢、いや本心すら見える、そんな大震災以降の企業の対応だった。

しかしながら時代は進んでいる。

そういう企業に対しては、生活者が平気で「NO!」を突き付ける。
それがより明確になったのが、同じく震災以降の大きな変化と言える。

本書「事業戦略3.0」は、そんなパラダイム転換の時代にある、
これからの企業のあるべき姿を考察しまとめた本だ。

ポイントは、「見えない価値」。

これまでの事業戦略は、とかく見える価値、すなわち売上とか市場シェアとか認知率とか、
数字に置き換えて視覚化できるものだけを評価基準にしていた。
しかし、これからの企業はそれだけでは評価されないと野口氏。

野口氏の掲げる「見えない価値」とは、自社の事業構造転換を前提とした
社会的な価値や社会的な意義につながる価値を指す。

わかりやすくいえば「人や社会、地球環境を思いやる」という価値基準だ。

利他の精神、と最近よく例に出されるが、まさしく自らの営利を離れ、
ためになりたいという純粋な心に駆り立てられて行われる企業活動。
それが結果として社会で評価されることになる。

私自身も常々思うことであるが、この結果としてという考え方が重要ではないか。
つまり数値を上げることが目的ではないと考えられるか否か。

もちろん社員の生活を維持するために適切な利益は確保しなければならない。
しかしそれと同じくらいの重要度で社会や環境のことを考えられることが重要だ。

そんな見えない価値をささえるのが「ミッション」だ。
ミッション、すなわち社会的使命。ビジョンよりも上位にある思想。

そして、ミッションと同様に重要なのが「ぶれない軸」。

ぶれない軸を持った企業は強い。

事業戦略3.0.自分の中で少しもやっとしていたこれからの企業像がくっきり見えてきた。

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