アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

絵に描いたような、ブランディングの教科書。

現役の日本コカコーラ社の会長でありながら、ドコモの特別顧問として、
顧客満足度調査で最下位にあったドコモを見事立て直した魚谷雅彦氏が書いた
「会社は変われる!ドコモ100日の挑戦」を読んだ。



魚谷氏は外資で鍛えられたマーケティングのプロ中のプロ。
2006年当時、顧客満足度調査でどん底にあったNTTドコモ。他キャリアに乗り換えられ、
ひとり負けだったようだ。なんとか立て直さなければ、と考えた当時の社長を
人づてに紹介されたのが魚谷氏だった。
本書は就任から役目を終えて去るまでの1000日間の挑戦を描いている。

ここで活用されるのがブランディングの手法。
売ることに汲汲としていた社員たちのモトベーションを徹底的なお客様視点で180度入れ替える。
常に、なぜこの商品なのか、このサービスなのか、お客様は本当に望んでいるのかと
問いかけることを習慣づかせるなど、見事1000日で顧客満足度1位の座にV字回復させた。

現実はもっとドロドロとしたものだろうが、本書では美談として描かれすぎているきらいがあり、
今一歩入り込めないというのが正直な感想。
ブランディングとはかくあるべき、を伝えるマニュアルのようでもある。

それだけにノンフィクションとしては説得力がない感じがあるが、
逆にブランディングの教科書と見れば、理路整然とまとめらえていて非常に使いやすいのではないか。

設計から実施まで手っ取り早く段取りがわかる。
今、ブランディングを手がけようとしているアドマン、担当者には
おすすめの1冊である。

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