アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

フィリップ・コトラーのCSRマーケティング。

宮崎晋也氏の書いた「フィリップ・コトラーのソーシャルマーケティングがわかる本」を読んだ。



近代マーケティングの父とも称されるコトラーであるが、
ここ最近はドラッカーブーム全盛でどちらかというと少し引いたポジションにあった。

しかしながら、そんな中でコトラーはマーケティング3.0を提唱し、
より公共性の高いマーケティングの考え方にシフトしつつある。

本書「ソーシャルマーケティングがわかる本」はコトラーのマーケティング3.0を
よりわかりやすくより短時間でエッセンスを知ることができる本。
どんなに本が苦手な人でも、3時間もあれば読破できてしまう、コトラー入門にふさわしい1冊となっている。

マーケティング3.0の中心はCSRをベースに敷いたマーケティングの考え方と言ってもよい。

CSRは、ひと言でいうと、ビジネスと社会への貢献を両立させる活動。
コトラーはCSRマーケティングの三本柱として次の3つを上げている。

(1)コーズ・リレイテッド・マーケティング
(2)コーズプロモーション
(3)コーポレート・フィランソロピー

特に日本ではまだまだなじみの薄いコーズリレイテッドマーケティングであるが、
コーズ=大義はこれからのマーケティングでは大変重要なキーワードではないかと思う。

CSR先進国のアメリカではすでに数多くの成功事例が誕生しているが、
そろそろ日本でも本格的なコーズマーケティングが実現されていくものと見ている。

実現にあたって大切なのは、一過性でなく継続的な活動であること、
とってつけた大義ではなく、事業そのものの本質を極めていること、そんなところか。

会社の規模ではなく、そろそろ社会とのかかわり方で企業が評価される時代がやってきている。
そんな時代の広告のあり方、アドマンのあり方も大きく変わらなければならない。
いや、変わらなければ存在価値すら失ってしまうだろう。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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