アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

「売らない企業」が生き残る。

博報堂ブランドデザインの代表者、宮澤正憲氏が書いた「応援したくなる企業」の時代、を読んだ。



タイトルに掲げた「売らない企業」が生き残る、はまさにこの本のエッセンスそのもの。

売ることに一所懸命になればなるほど、お客様のことを忘れてしまう。
ひどい経営者になるとそのことにすら気づかないかもしれない。
なぜなら、そのやり方でこれまで数々の成功を築いてきたからだ。

本書は7つの前提を“疑う”ことで、これからの時代の企業のあり方を模索するというのがテーマだ。

7つの前提とは、
・「ターゲットにモノを売る」というまちがい
・「差別化のポイントはどこ?」という不見識
・「ニーズはなんだ?」と問うあやまち
・「勘でものをいうな」がもたらす損失
・「どんなアウトプットが得られるんだ?」と問う不利益
・「下から意見が出ない」という勘ちがい
・「仕事にプライベートを持ち込むな」という非常識

いかがだろう?いずれも前提も、今までの企業では当たり前とされていたことだ。
というか、今でもこの前提が堂々と会社の中枢を占めている企業もたくさんあるように思う。
思うに年配の過去の成功体験の強い経営者ほど、この前提を外すことはできないのではないだろうか。

しかしその縛りが多ければ多いほど、時代から取り残されていくことになる。

ターゲット発想からコミュニティ発想、
シェアアプローチから市場創造アプローチへ
ベネフィット訴求型からスピリッツ共感型へ などなど
次の時代へ進むために避けて通りないキーワードを通して新しい会社像を思い描くことができる。

今の常識がやがて非常識になる、疑ってかかることができる柔軟な思考が、
これからの経営者に求められているのは間違いない。

ヒントはこの1冊の中に詰まっている。

テーマ:徒然なるままに… - ジャンル:ブログ

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