アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

マスメディア広告万能の時代は終わった

1979年に創刊した「広告批評」が来年4月の30周年記念号を持って休刊することとなった。
79年と言えば、ちょうど私がこの業界に足を踏み入れた時。
そして世の中はコピーライターブームで、糸井重里や仲畑貴志が脚光を浴び始めた時期であった。
高度成長を広告がさらに加速させている、まさに景気的にも絶頂期にあったように思う。

あれから30年。今回の広告批評の休刊宣言は一つの時代の終わりを象徴しているようだ。

日経ネットでの休刊に対するインタビューの中でマドラ出版社主の天野祐吉氏はこんな話をしている。

 「テレビ広告は視聴者が見たくなくても見せられちゃうところを暴力的と言っているわけです。すべてが暴力的だとは思わないけれど、テレビのCMは見ないではすまない。そのたびに消すわけにもいかない。暴力性を内包しているメディアと言ってもいいのかな。クリエーターは、面白くいい広告を作ることで暴力的であることを避けようとしています」

 「それに対してウェブ広告は、見ようという意思がなければ誰も見ない。向こうから押しかけてくるメディアではありませんからね。僕なんかは、数年前からそういうメディアへの移行が始まったなという感じがしていました」

TVCMを暴力的と表現せざるを得ないネット主導の現在、天野氏の苦悩ぶりが覗える。
結局のところ、時代の流れには逆らえず休刊もやむなしということだろう。

さて今後TVCMはどこへ向かっていくべきか?
試行錯誤の中からきっと見えてくるものがあると思う。
創り手としてはそう信じたい。

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