アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

顧客自らが参加する価値、すなわち「イケア効果」

最新号の宣伝会議、巻頭特集は、「変わる価値観とこれからの広告活動」。

震災後、経済活動の停滞は止めようがない事実。しかし、復興を円滑に進めるためにも、
そろそろ経済活動を活性化させなければならないこともまた事実である。

今ほど広告が果たす役割が問われている時はないとし、今回の特集が組まれた。

その中に寄稿している、青山学院大学の小野譲司教授の記事が興味深い。

震災後、各社が取り組んでいるコーズリレーテッドマーケティング。

その典型例として、小野教授はブックオフの「売って支援プログラム」と
ナイキの「ALL FOR JAPAN~走ろう日本のために」を紹介しているが、
いずれも顧客を参加させる「価値共創」の仕組みが上手に取り込まれ、
組織内外のネットワークに活かされているようである。

行動経済学者のダン・アリエリー氏らは、顧客が自ら一手間加える行為によって、
感情的な価値が生まれることを「イケア効果」と呼んでいるそうだ。

イケアの商品はことんどが自分で組み立てることを前提に作られており、
自らの手で組み立てることで愛着が生まれ顧客価値が高まるよう考えられているのである。

このように顧客を参加させる「価値共創」のプロセスは、
今後の消費のあり方のカギを握っていると小野教授は言っている。

以前は面倒だったことが今では楽しみに変わっている。
この価値観の変化に至った背景を知ることが、
次のビジネスチャンスに繋がっていくのではないかと考える。

今後重要なキーワードとなることは間違いない、
「コーズリレーテッドマーケティング」「価値共創」「イケア効果」を頭に刻んでおこう。

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