アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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クリスマスの約束」のTeamODAに思う、会社経営の理想像。

毎年この時期のささやかな楽しみは小田和正さんの「クリスマスの約束」を鑑賞することである。

彼が一緒に歌いたいと思う人たちにリクエストして、名曲を共に演奏し歌うTBSの番組。

かれこれ10年くらいになるのだろうか……初回から欠かさず見ているが、
確か初回はことごとくリクエストを断られ2~3名の出演だけだったと記憶する。

それが年を重ねるごとに参加するアーティストの数も増え、
最も感動的だった一昨年と比べても勝るとも劣らない盛り上がりとなったのが
今年の「クリスマスの約束」だった。

個性の強いアーティストたちが見事、小田和正さんのもとで一つになり
28分あまりの一大メドレーを見事歌い上げた。
最後は見ている観客、そしてテレビの前の私も涙、涙………

小田和正さんからリクエストを受けたという喜び、誇りを胸に、
クリスマスのこの瞬間を共にしたいという思いで集まったアーティストたち。
歌という強い絆で結びついた彼らの心はは、間違いなくその瞬間ひとつになっていたことは間違いない。

少し強引かも知れないが、
ふと「もしこのTeamODAが会社という組織だったら、こんなに強い会社はないのではないか」、
そんな風に思ってしまった。

尊敬できるトップのミッションに共感し、誇りを胸に自らの役割をまっとうした結果、
顧客にかけがえのない感動を提供する。

ある意味、経営の理想形である。こんな会社だったらぜひ参加してみたい、おそらく多くの人が賛同するはずだ。

理屈も大切だが、理屈を超えたところにこそ人の結びつきの素晴らしさがある。
「クリスマスの約束」にその真髄をみた気がする。
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「小さな会社こそ、ビジョンが大切」に賛同。

「小さな会社のブランド戦略」コンサルタントの村尾隆介氏の新刊がまたまた出版されたので読んだ。
タイトルは、「小さな会社のビジョンのつくり方、浸透のさせ方」。



本書に興味深い調査データがあったので冒頭に紹介する。

TKCの調査で「ビジョンがある会社」は「ビジョンがない会社」に比べ、
なんと経常利益が1.76倍も違うことがわかったそう。

データを盲信することはリスクが伴うが、それを差し引いても、やはりビジョンは大切なのだ。

村尾氏は、このビジョンをわかりやすい文章にして浸透させることを得意としており、
村尾氏の既刊でいえば「マイ・クレド」でもそのあたりが詳しく紹介されている。

企業がコミュニケーションを計るにおいて、今最も創造すべきものは“共感”である、というのが
私の持論であるが、この考え方は村尾氏が一貫して主張してきているものだ。

広告費も知名度もない小さな会社だからこそ、言葉の力でさまざまな顧客接点で地道に“共感”を創る。
そのためには、まずは他社とは違うビジョンを掲げることが大切になるのではないだろうか。
ユニークなビジョンは、口コミを生み、やがてはマスコミを動かすことになる。

お金がなく広告費を使えないというかつてのデメリットが、今はメリットに転換できる時代だ。
お金がないなら頭を使え、である。その貴重なヒントがこの本に詰まっている。

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スタバで見つけた最良の人生。「ラテに感謝!」を読んで。

クリスマスにふさわしい心が温かくなる物語、マイケル・ゲイツ・ギルの「ラテに感謝!」を読んだ。



読み物としても秀逸だが、なにより素晴らしいのは、この物語がギルの実話であること。

ギルは、裕福な家に育ち、何不自由なくイェール大学を卒業、
広告会社J.W.トンプソンでクリエイティブディレクター・副社長まで登りつめたエリート中のエリート。

しかし25年目にして、会社の若返りの代償として解雇を言い渡され、そしてそこから転落の人生がはじまる。

コンサルタントとして独立するも紆余曲折あり財産も失い、64歳の今は食べるのにも四苦八苦の毎日。

たまたま訪れたスターバックスのお店は、採用試験真っ最中の会場で、
そこで店長クリスタルの何気ないひと言から、ギルは面接を受けることになる。

嘘みたいな奇跡的な出会いからギルの新しい人生が始まると言う訳だ。

エスタブりッシュな広告会社の毎日とは180度違う、人種もさまざま年齢も育ちも関係がない世界。

20歳そこそこの若者たちに交じって働く毎日に最初は戸惑い、さまざまな苦労に出会うが、
スターバックスの厳しいけれども個性を重んじる社風、そこで働く人たちの優しさ、人間っぽさと
交わることにより、ギルは新たな人生の目標に出会い、自らを取り戻していく。
そんな物語である。

ギルが置かれた立場はまさに50代クリエイターのほとんどが体験するであろう人生の通過点。

しかしあくまで通過点であることをこの物語は教えてくれる。

肝心なのは、次のゴールに向かってどう自分らしく生きるかだ。
まだまだ人生は長い。ギルのような人生最良の目標が見つけられれば、それは何よりの幸せであろう。

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リスティング広告はこの先どこへ向かうのか?

ヤフージャパンのリスティング広告の管理画面が先月リニューアルされた。

今回のリニューアルについてはずいぶん前からアナウンスされていたにも係わらず、
新管理画面のトップに長らく問合せに応えきれていないお詫びが出ていた状況から判断すると、
リニューアル後の混乱はいまだ終息していないようだ。

私自身の実感としても、新管理画面はどうにも使いづらい。
そもそも何のためにリニューアルしたのか、その理由が腑に落ちず、
良くなったのかどうかわからないまま宙ぶらりんの状態にあるというのが素直な感想だ。

いずれにしても、検索サイト経由からソーシャルグラフへ
トラフィックの流れが大きく大きく変わっている今、
提供元のあせりもあるのではないかと考える。
まさに今リスティング広告自体の存在価値が問われているのではないだろうか。

さて、そんなタイミングだったので、本書「リスティング広告~プロの思考回路」を
書店で見つけた時には思わず手に取ってしまった。
リスティング広告を扱う者に向けては絶妙なタイミングである。



本書は久しぶりに出版されたリスティング広告関連の書物で、
ヤフージャパンリスティング広告のリニューアル後はじめての書籍でもある。

さぞや最新事情について書かれているのかと期待して読んだわけであるが、
内容的には今後のリスティング広告の可能性についての記述の方に興味を惹かれた。

それは簡単にいえば、リスティング広告単体で考えるのではなく、
キャンペーン全体を俯瞰して見て、他の手段と柔軟に組み合わせることで、
もっとも効果的な設計を考えていくフェイズに入ってきているということだ。

裏をかえせば、リスティング広告そのものだけではこれまで以上の効果を出すことが
難しい状況になってきたということかもしれない。

いずれにしても最近出版されていないリスティング広告関連の書籍だけに、
携わる者にとっては貴重な1冊であることは間違いない。

しかしながらソーシャルメディアがコミュニケーション手段の主役に躍り出た今、
リスティング広告がこのままフェイドアウトしていくのか、
新しい形に姿を変えて再び脚光を浴びるのか、気になるところではある。

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ビジネスに、モジュールという発想。

モジュールとは、ハードウェアやソフトウェアを構成する最小単位の部品のことで、
モジュールを組み合わせることで、機能の効率化が計られている。

最近のビジネスのヒット要因を見てみると、このモジュールの発想が上手に活かされているような気がする。

たとえば、ヘアカットのQBハウス。
従来の床屋の機能を分解して、必要最小限の機能のみを抽出したサービス。
具体的にいうと髪を切るという機能だけを残し、それ以外の髭剃りや洗髪というサービスを
取り除いた。

おそらくは男性心理を綿密にリサーチされた結果だろう。
洗髪は家に帰ってできるし、髭剃りだって朝剃れば別に理髪中に剃ってもらうことも必要がないといえる。
その分、値段を安くしてほしいという潜在的な声を見事に顕在化させたマーケティングの勝利ではないか。

いささか飛躍が過ぎるかもしれないが、AKB48だって、48のモジュールの組み合わせと言えなくもない。
48人の組み合わせで常に新鮮さを維持できるし、さまざまな試みに挑戦することができる。

既存ビジネスもモジュールに分解して見直してみると、次のビジネスの意外なヒントが見つかるかも知れない。

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本は5冊同時に読め。

元マイクロソフト会長の成毛眞氏が書いた本「本は10冊同時に読め」に大いに感化され、
一時チャレンジしたことがあった。

しかしながら、さすが10冊同時はきつい。
そもそも成毛氏とは頭の構造もモチベーションも雲泥の差なわけだから。

とはいえ、そのエッセンスだけは頂き、今は5冊同時を心がけている。

もともと飽き性ゆえ、1冊の本をひたすら読むよりは、何冊かを並行的に読む方が性に合っている。
適度に変化があって長続きするというわけだ。

同時に読む5冊は、できるだけ違うジャンルの本であればなお良い。

私が好んで読むジャンルは次の5つ。

(1)広告・PR、インターネットなどメディアについての本
(2)社会の新しい価値観についての本
(3)環境・生物多様性についての本
(4)ソーシャルビジネスについての本
(5)経営(者)についての本

※本来は純文学を愛好していたのだが、今は時間が割けないので封印中。

一見違うジャンルに見えるのだが、この5つのジャンルの本を同時に読見進めることで、
微妙につながって見えてくるものがある。
あらゆることがひとつの方向に向かってゆるやかに、また時に加速して、
進んでいっているのが、俯瞰して見える気がするのだ。

時代の大きな流れを知ることで今の自分の立ち位置を確かめることができる。
それが私にとっての読書そのもののひとつの価値であり、5冊を同時に読む最大のメリットだろう。
しかし本音をいえば、5冊同時自体、最近は少々きつい……

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デジタルは「媒体」ではなく「思想」

今日発売の宣伝会議で、AKQAのクリエイティブディレクター、レイ・イナモト氏が
興味深いことを書いている。

広告会社が次世代型に移行する3つの方法のひとつとして掲げるのが、
デジタルは「媒体」ではなく「思想」である、ということ。

つまり「デジタル」を「テレビ」や「印刷」のような制作の1部署としてみているうちは、
永遠に過去から脱皮できない。
抜け出すために重要なのは「考え方」そのものを変えるということだ。

それについてインターネットの黎明期にコピーライターの糸井重里氏がかつて、
“インターネット的”という言葉を使ったことを思い出す。

しっかりとは覚えていないが、糸井氏のいうインターネット的とは、
インターネットをビジネスに活かすためには、
まず自分自身がインターネットにどっぷりと身を置かない限りは難しい、
という意味だったように思う。

イナモト氏の、デジタルは「思想」である、もそれに近いのではないだろうか。

特にソーシャルメディアが急速に浸透してきた今は、
単なる机上論では企画はもちろん、クライアントの説得などとても無理だろう。

そういう意味では「デジタル」ではなく「デジタル的」であることが、
次世代型広告会社への最低条件であることは間違いない。

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プラットフォーム戦略で、めざせ「ひとり社長」

ベストセラーとなった「プラットフォーム戦略」の著者、平野敦士カール氏が書いた、
「パーソナルプラットフォーム戦略~自分をプラットフォーム化する仕事術」を読んだ。



この本実は新刊ではなく、プラットフォーム戦略で有名になる前に書かれた本の再出版。
プラットフォームで括ってみると新たなビジネスチャンスが見えたというところか。

さて。アマゾンしかり、グーグルしかり。人が集まる「場」=プラットフォームを創り上げた企業は強い。
その場を利用してさまざまなビジネスを展開できるからだ。

それをそのまま個人に当てはめても通用すると平野氏。
平野氏自身、自らがその戦略を実践し、今では講演に、出版にひっぱりだこだそう。

幸い自分をプラットフォームするために最適なツール「SNS」がある今、ポイントはGIVE。
TAKEよりGIVEを優先して考えられるか、勝間流でいえば、GIVEの5乗。
今だけで判断せず、その先にさまざまな恩恵が生まれてくると考えられるかどうか、
そこが重要になってくるわけだ。(もっとも計算ずくでは反感を呼ぶ恐れもあるが…)

一歩先さえ読めない時代、いつ何時危機が訪れてもひとりで生きていけるように、
プラットフォーム戦略で、めざせ「ひとり社長」である。

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100年後の子孫のために。縮小に向けた経済、精神改革が必要な時。

月尾嘉男さんが書いた「100年先を読む~永続への転換戦略」を読んだ。



高度成長期から今日まで、ひたすら進化を続けてきた社会。確かに私たちの生活は豊かになった。
が、どうだろう。人々は疲弊し、心を病み、うつむいて生きているように見える。
成長と引きかえに失ったものはあまりに大きく、すでに取り返しがつかなくなっているのかもしれない。
最近、そう思う機会が増えているのは、私だけだろうか。

本書で月尾さんは、私たちが取るべき行動を、
現在から未来を予測するのではなく、
バックキャスティングという手法で、100年後のあるべき未来の姿から現在を想定している。

月尾さんが提言するキーワードは次の4つ。

(1)開発から回復へ。
(2)拡大から縮小へ。
(3)画一から多様へ。
(4)物質満足から精神満足へ。

開発、拡大によって破壊された地球本来の姿、人間本来の姿をこれから取り戻すために、
私たちは長い長い旅にでなければならない。
残された時間は少なく、まさに今がその時なのである。

月尾さんには、大学教授を経て今に至るまで、数々の著書を通して影響を受け続けてきた。
知識の幅の広さ、知見の深さ、この本は間違いなく彼の集大成とも言える1冊だ。

時代の転換点にあり、今こそ正しい行動が求められている。

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SQが高い人は、幸福な人である。さて私は…

社会学者、鈴木謙介氏が書いた「SQ “かかわりの知能指数”」を読んだ。



大震災を経て大きく変わった、私たちの価値観。

ついさっきまで隣にいた人が、次の瞬間遠い存在の人になってしまう。
そんな大変な体験を見聞きするにつけ、あらためて身近にいる人との絆の大切さに気づいた人も多いようだ。

さて、本書の中心となっているのは、何に幸せを感じるかについての1万人調査の結果。

SQ(Social Quotient)とは、社会的な関わりの力を表わす指数で、鈴木氏たちは、
「SQが高い人ほど、幸福を感じる度合いが高い」という答えを導き出した。

つまりは、自己中心な人は幸せ度が低く他者への気持ちが強い人は幸せ度が高いということだ。
なぜ、そのようにいえるのか、豊富な実例をベースに冷静に分析されている。

利己から利他へ。誰かのために何かをすることに喜びを感じる。
人の心の有り様に限っていえば、一時の成果主義全盛の時代から比べると、
世の中が良い方向に向かっているのではないだろうか。

SQの高い人が世の中に増えてくれば、ビジネスのあり方も働き方も
大きく変わってくることが予想できる。

考え方によってはそこに新たなビジネスチャンスがあるし、
次の成熟した時代へのヒントもあるに違いない。

時代は今、大きな転換期にある。

願わくば、世の中の人々の気持ちの変化を政府が理解して、
その変化をよりよい社会づくりへ活かすべく適切な政策をとってもらいたいものだ。

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定食屋の納豆とホスピタリティ。

定食屋で隣席の同年代の男性が、ご飯山盛りで、しかもおかわり3杯!

見てるだけでも胸やけがしそうだが、本人は元気そのもの。

その姿を見て、あらためて、「身体が資本」と思った次第。
元気があれば、何でもできる、である。

それはそれとして、毎度、定食屋で「納豆」を注文して思うこと。

チェーン店の定食屋さん。
あのチェーンもそのチェーンも、納豆はパックに入った状態で出される。

いちいち器に移しかえるというのは手のかかることだとは思うが、
そのひと手間が、お客にとっては、「あの面倒」が省かれるわけで、
お店のファンづくりには、ひと手間以上の効果があるのではないだろうか。

納豆でわかる、お店のホスピタリティ。たかが納豆とあなどるなかれ。

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企業の哲学が問われる時代。

斉藤徹氏の書いた「ソーシャルシフト」を読んだ。



アメリカにザッポスというオンライン靴店があることはもうご存じだろう。
しばらく前にアマゾンに買収されその傘下に入ったが、伝説とも言える数々のエピソードを残している。
創業社長のトニーシェイの哲学はどこまでも顧客志向だ。

中でも秀でているのがコールセンターの考え方。
通常であれば1顧客当たりの通話時間を短縮して効率を上げるのが当たり前だと思うが、
ザッポスでは顧客が望むだけとことん対話することを奨励している。
それも自社商品に関することだけでなくあらゆる相談にも応じているそうだ。

そんなザッポスの経営哲学は以前にも紹介した「ザッポスの奇跡」に詳しいが、
本書「ソーシャルシフト」でもこのザッポスのミッション、コアバリューがいかに優れているかに
触れている。

ミッションは「Delivering Happiness」
コアバリューは「サービスを通じて、WOW(驚嘆)!を届けよう」など10項目。

ザッポス社員は自らを「ザッポニアン」と称し、他と違うことを何よりの誇りとしている。
自由で奔放だけど、共通の理念、共通の目標のもとに固い絆を築いているのだ。

本書著者のループスコミュニケーション社長・斉藤徹氏は、
これからの企業のあり方を「ドゥ・ザ・ライト・シング」という言葉で表している。
売上や利益より大切な、企業として、そして人間としてまっとうなこと」という意味だ。

先のザッポスの場合、「ザッポス社員は何を大切にすべきか」という共通の価値観を
コアバリュー10原則にまとめ企業の意思決定の基軸とし、経営者から1社員まで、
短期的な業績よりも上位に置いているという。

先日も話したが、大きなパラダイムシフトが起こっている今、重要なのは企業の考え方だ。

内向きな企業が社内で規律を重んじ統制を強くしても、
社員はソーシャルメディアで世の中と対話を始めている。
ましてや顧客はどんどん世の中と繋がり始めているのだ。
この流れはもう大企業であってもコントロールできない。

このパラダイムシフトに対応するための唯一の方法が「ソーシャルシフト」なのである。

ソーシャルメディアを活用しさまざまな顧客接点で「ドゥ・ザ・ライト・シング」を実行していく。
愚直なまでに。ひたむきに。その先に答えが待っているに違いない。

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「オープン」を使って、“接続された企業”になる。

「フリー」「シェア」など時代のトレンドを牽引する書籍の監修者であり、
Webマーケティングの先駆者でもある小林弘人氏が書いた
「メディア化する企業はなぜ強いのか?」を読んだ。



企業が自らをメディア化することにより自社の伝えたいことをコンテンツとして発信、
かつての放送局や新聞社の役割を自ら担う時代がやってきたと小林氏。

何より重要なことは、自らのメディア化によりユーザーと直接つながることだ。
その結果として広告では難しかった双方向のコミュニケーションが、ユーザー・消費者との間で可能となる。
商品開発も、サービスの改善も、すべてお客さまと一緒になって進めることが、
おそらくはこれからのマーケティングのキーになるに違いない。

従来型のメディア産業にとっては、これが可能になれば、著しく出番がなくなる。
しかしながら残念なこと(従来メディアにとってはうれしいこと)は、
その重要性に気づいている企業がまだまだ一握りであることだ。

本書によれば、
メディア化のポイントは、オープンであること。良いことだけでなくデメリットと思われることも
積極的に開示してユーザー・消費者との間に共感、絆を創ることが重要。
そして多くの人たちと直接つながることにより“社会と常に接続された存在”になることだとも。
いうまでもなく、メディア化を可能にしたのはFacebookをはじめとするソーシャルメディアのおかげである。

マスメディア全盛の時代は、閉ざされた世界から自社に優位な情報だけを選別して伝え、
消費者を意図的に自社の望む方向へ誘導できた。
しかしインターネットの進化により、その考え方はすでに過去のものとなっているはずだ。
にもかかわらず、ネットを理解できない経営者・幹部はいまだ情報は操作できるものと考えているきらいがある。
もっともそこに柔軟に対応できる会社のチャンスがあるのだが。

小林氏はメディア化戦略の重要性をこうまとめている。
「メディア化戦略はマーケティングだけの話にとどまらず、広報・宣伝、営業、IR、CSR、
カスタマーサポート、経営企画など幅広い領域への見直しに及ぶでしょう。若くてソーシャルメディアを
活用している新人を採用しても、そのような人材を活かせるかどうかも企業のソーシャル力だと思います。
近い将来、そのような人材育成や組織改編に力を注いでいる会社とそうでない企業の差は、
たとえば10年後には大きく開いてくるはずです。」

キーワードは「オープン」そして「接続された企業」。
どうやら成功体験を持つ経営者ほど難しそうだ。

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ミッション、ミッション、ミッション!

ミッションの時代である。

ミッション=使命。なんのためにビジネスを行うのか。
ミッションは企業にとって、車にたとえればエンジンのようなものだ。
そもそもエンジンがなければ車は走れない。優れたエンジンであれば、車は自在に操れる。

それほど重要なミッションであるが、意外とミッションの弱い会社が多いのも事実だ。
もっといえば、ミッションを単なる手段と履き違えている会社も見受けられる。

右肩上がりの時代は、掛け声や勢いでモノが売れた時代なので、ミッションが明確でなくても何とかなった。
しかし今、商品自体がコモディティ化して、企業ブランドが購買を左右する時代だからこそ、
強いミッションが必要なのだ。

ミッション、ビジョン、そしてコアバリュー。企業にとっての基本3点セット。

社員がまとまらない。お客から選ばれない。
意外と3点セットを再点検することで、好転することもあったりする。

強いミッションを作る。強いミッションを社員間で共有させる。
経営者にとって、最も重要な仕事かもしれない。

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