アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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ネット企業の存在感、いちだんと。老舗企業は・・・

日経新聞の夕刊で見つけた記事。

インターネット企業が老舗企業と比べた収益力や市場の評価で、一段と存在感を高めているという。

たとえば、ほんの1例。

2010年度の国内旅行取扱高で楽天トラベルがJTBに次ぎ2位に浮上したこと。

衣料品ネット通販のスタートトゥデイが株式時価総額で高島屋などの老舗百貨店に急接近していること。

などなど。

すでネット企業は特別の存在ではなく、市場の中でしっかりポジションを築いているのだ。

しかもネット企業は当然のことながら歴史も短い。

そのほかにも広告代理業のサイバーエージェントと博報堂HD、
ヤフーとフジメディアHDなどの比較がされているが、いずれも老舗企業の方が歩が悪い。

日経新聞は、ネット企業の好調を支える要因として次の2つを挙げている。

消費者にとってネットがより身近になったこと。
そして、提供するサービス内容が充実してきたこと。

今さらながらという感じではあるが、これに加えて余分なコストを圧倒的に削減することができる利点もあり、
その分をサービスに回すことができるので、利用者にとってのメリットは計り知れない。

景気の厳しさも追い風となり、いよいよネット企業の存在が老舗企業の死活問題となる時代が来たといえそうだ。

はたして迎え撃つ老舗企業に秘策はあるのだろうか。
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時代の空気は「食」でつかむ

子安大輔氏の「ラー油とハイボール」を読んだ。



子安氏は、飲食業界のプロデュースやコンサルティングに携わる株式会社カゲン取締役。

本書は、以前に紹介した「お通し」はなぜ必ず出るのか、に続く新書版第2弾。
前作に引き続き軽妙なタッチで飲食業の裏側に迫りつつも、飲食業の現状を憂う心温かさが伝わってくる。

今回のテーマは、「食」に関する様々な現象を分析することにより、
人々の心理的変化を読み解こうというものだ。
そこには、食だけでなく、企画というものの導き出し方に対して大いに参考にできるアイデアがある。

たとえば「食べるラー油」に見る「ずらし」の発想。飲み放題に見る儲けの仕組み、などなど。

しかし先にも書いたように、私自身はもう少し別なところにある子安氏の本音に興味を持った。

リサイクルループと呼ばれる、コンビニエンスストアや食品スーパーで売れ残った弁当、惣菜を
家畜や農作物の肥料として与え、再びその家畜の肉や農作物を弁当の材料として活用する仕組み。

子安氏はこの仕組みに疑問を唱えている。

添加物が含まれた食べ残しが家畜や農作物の中に蓄積されていく。
そうした取り組みがあたかも企業の社会的責任として評価されるのはどこか間違っているのでは、と。
まず食べ残しを作らない「売切れ御免」の価値観がまっとうに評価される時代を創ることが
よほど重要と言っている。

確かに高度成長期以降の作っては捨てる、残したら捨てる、という価値観の中で成長してきた私たちには、
もったいないという発想が決定的に欠けているのは事実。
子安氏がいうように、いま一度「食」を見直すいいタイミングに今があるのではないか。

読み物としても面白いが、そこに「なるほど」「そうだったのか」と目から鱗の情報も満載。
アドマンが仕事のヒントを見つけるのにも、また企業の社会的責任を考えるのにも、
参考にできる1冊である。

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卵かけごはん専門店に見る、深く狭くの限界。

今日、名古屋の自由が丘にあった卵かけごはん専門店の前を通りかかったら、
看板が取り外され閉店した様子。

1年前に行った時には、380円くらいで卵かけごはんの定食が食べられそこそこ盛況だったように思ったが、
長引く不況、加えて今回の大震災の影響で、持ちこたえられなかったのか。

考えてみれば一時の卵かけごはんブームも最近はなりを潜めたようだ。

深く狭くはマーケティングの基本ではあるが、やはりある程度の量が前提になる。
自由が丘という場所で、卵かけごはんで量を求めるのは限界があったのかもしれない。

その一方で名古屋で開店ラッシュが続くのが、牛丼のすきや。
地下鉄駅近辺で気がつくとすきやが増殖している。

いみじくも娘が言った。「卵かけごはんで380円は高すぎる。380円あれば牛丼が食べられるし・・・」

まだまだ続く低価格牛丼旋風。そして街のこだわりの店の閉店。果たしてこれでいいのだろうか。

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カイゼンとイノベーション。今、企業に必要なものは。

ボストン・コンサルティング・グループの井上潤吾氏が書いた「守りつつ攻める企業」を読んだ。



事業のライフサイクルは、誕生から成長、成熟を経て衰退を迎える。
誕生から成長は「攻め」の時期、成熟から衰退は「守り」の時期。
重要なのは、攻めから守りへの転換、そして守りから攻めへの転換。
しかもそれは一気に切り替わるのではなく、攻めつつ守る、守りつつ攻める、
そのバランスが企業の存亡を決定づけると井上氏。

そもそも攻めと守りでは、考え方そのものを変えないと行けないだろう。
守りは、カイゼンが中心になる。カイゼンに必要なのは規律であって、
決めたことを確実にDCAを回す手堅さが必要になる。求められる人材像も枠からはみ出さないことが
ポイントになるのだろう。

しかし難しいのは、守りから攻めに転じる時だ。
時代そのものが成熟している中にあって、カイゼン型の攻めでは困難期を乗り切ることはできない。
必要なのはイノベーションである。
前にも書いたが、イノベーションで重要なのは、過去の既成概念に捉われない柔軟な発想だ。
ある意味、経営者をはじめ組織そのものがイノベーティブでなければ、早い段階で壁にぶつかってしまう。
この辺りはクリエイターの役割が重要になるように思う。

繰り返しになるが、既存の事業が頭打ちとなって、
今はイノベーションが求められている企業が多いのではないか。

イノベーションをどのように実現するか、そこに必要な考え方、
求められる人材の資質とは?

成し遂げた企業の例も豊富に参照しながら、壁の前に立たされている経営者・幹部に
この先の道筋を教えてくれる1冊である。

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言葉ひとつで受け取り方が変わる。

ある靴店の前を通りがかったら、こんなPOPを見つけた。

モデルサイズ 24.5cm~

モデルサイズとは、24.5cm以上というからには、足の大きい人の靴をいうのだろう。

簡単にいえば大足。昔は、バカの大足などとあまり良くない言葉として使われていた。

それが、モデルサイズといわれると、とたんに褒め言葉のように聞こえてくるから、

言葉の力とは不思議なものである。

昔、L子ちゃんの店というビッグサイズの女性服だけを扱う店があったが、
あまり良い印象がなかった。

そこから見ると、モデルサイズは、かなりの言葉のヒットではないか。

まだまだ身の回りを見渡すと、言葉をちょっと変えるだけで商品価値がぐっと上がる商品がありそうだ。

単純だけど奥が深い言葉の力。これからも、さすがプロという言葉と出会いたい。

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総論と各論、あるいは建前と本音。

蒸し暑い1日となった今日。

通勤途中でひと汗かいてしまう、誰もがため息をつきたくなるような、そんな朝ではじまった。

オフィスへ着くと、みんなの総意がエアコンスイッチ・ONである。
きっと、どのオフィスでも同じような光景だったのではないか。

この夏は節電の夏、これはある程度みんなで共有できていると思うが、
今日のような1日になると、とたんに本音がでてしまう。

総論ではNO!でも各論ではYES!人間とは実に現金なものだ。

結局のところ、15%も20%も電力を節約するためには、少々の現実的な対応ではだめだということだ。

思いきって、外で仕事をするとか、1つの部屋に集まって仕事をするとか、もういっそ仕事はしない、とか・・・

この際だ。世の中のためである。思いきったアイデアをずばっと実行できる、
そんな社長と社員のいる会社がうらやましい。
そしてそんな柔軟な会社がこの先きっと伸びていくのだろう。

梅雨時の夜、そんなことがふと頭に浮かんだ。

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パラダイムチェンジとイノベーション。

一橋大学教授、米倉誠一郎氏の書いた「創発的破壊~未来をつくるイノベーション」を読んだ。



パラダイムチェンジとイノベーションは、米倉氏いわく、現状を創造的に破壊し、
新たな付加価値を創造する基本だそうだ。人類はイノベーションなくして新天地に到達することはない、と。

本書は明治から戦後にいたる歴史的な視点を多く紹介しているのであるが、
それは未来を創るには、過去との対話が必要だからだそうだ。

そもそも本書は大震災を受けて書かれたわけではなく、たまたま執筆終わりに大震災と遭遇、
そういう意味で、最終的に日本復興に向けての提言書としての色合いも強くなっている。

米倉氏は、今後のわが国のあるべき姿として4つの具体的提言をしている。

(1)脱原発・脱炭素社会を支える、クリーンテクノロジーの世界的リーダーとなるために、
当面あらゆる分野で30%の省エネルギーを実現する

(2)最新技術や最新社会概念に基づいた5つのスマートシティを東北地域に建設する

(3)それを実現するための権限委譲された5つの特区を新設し、将来の都市国家建設の第一歩とする

(4)特区の復興調達に関しては、アファーマティブ・アクションとして外国籍企業、
中小企業そして設立三年以内の新興企業の調達枠を設ける

4つの提言の実現にこそ、パラダイムチェンジとイノベーションが必要だ。

本書の中でも、イノベーターの例として登場する、かの大隈重信はこういったそうだ。

むかしから各国の歴史を見ると、変革の時には常に天変地異の力が合わさっているのである。
(中略)自然の経済はすべてのことをなるべく有益に他に対して用いるものである。
だから天変地異は社会変革のときに起こさすのがもっとも有益で、効果が多いとしなければならない。

まさに大震災が拍車をかけた歴史的大転換の幕開けだ。

本書はこの歴史的大転換に、どのように考え行動すべきか、的確にアドバイスしてくれる、
いわば羅針盤的1冊である。

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「売らない企業」が生き残る。

博報堂ブランドデザインの代表者、宮澤正憲氏が書いた「応援したくなる企業」の時代、を読んだ。



タイトルに掲げた「売らない企業」が生き残る、はまさにこの本のエッセンスそのもの。

売ることに一所懸命になればなるほど、お客様のことを忘れてしまう。
ひどい経営者になるとそのことにすら気づかないかもしれない。
なぜなら、そのやり方でこれまで数々の成功を築いてきたからだ。

本書は7つの前提を“疑う”ことで、これからの時代の企業のあり方を模索するというのがテーマだ。

7つの前提とは、
・「ターゲットにモノを売る」というまちがい
・「差別化のポイントはどこ?」という不見識
・「ニーズはなんだ?」と問うあやまち
・「勘でものをいうな」がもたらす損失
・「どんなアウトプットが得られるんだ?」と問う不利益
・「下から意見が出ない」という勘ちがい
・「仕事にプライベートを持ち込むな」という非常識

いかがだろう?いずれも前提も、今までの企業では当たり前とされていたことだ。
というか、今でもこの前提が堂々と会社の中枢を占めている企業もたくさんあるように思う。
思うに年配の過去の成功体験の強い経営者ほど、この前提を外すことはできないのではないだろうか。

しかしその縛りが多ければ多いほど、時代から取り残されていくことになる。

ターゲット発想からコミュニティ発想、
シェアアプローチから市場創造アプローチへ
ベネフィット訴求型からスピリッツ共感型へ などなど
次の時代へ進むために避けて通りないキーワードを通して新しい会社像を思い描くことができる。

今の常識がやがて非常識になる、疑ってかかることができる柔軟な思考が、
これからの経営者に求められているのは間違いない。

ヒントはこの1冊の中に詰まっている。

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時代の潮目を読む。

いろいろな意味で世の中の流れが大きく変わってきているのを感じる。

きっかけは、大震災やその後の福島原発事故であったりするのだが、
どうもそれ以前から時代は大きな変わり目を迎えていたように思う。

たとえば少し前からよく登場するようになったキーワードに、共創、創発がある。
どちらも創、英語でいえばクリエイティブという意味になる。

つまり創造、クリエイティビティが時代の中でクローズアップされてきている証なのだ。

今日はクリエイターを中心にした交流会に参加したが、そこでいろいろな人と話をして気づくことがあった。
できるクリエイターほど時代の潮目を読むことに長けていて、
本業に限定することなく柔軟に新たな取り組みを始めているのだ。

最近、数字の分析や市場調査では上手くいかないことが企業のジレンマを生んでいるようだが、
そこをファジーな感性、クリエイティブの力で突破できそうな状況が増えてきている。

これからの時代こそ、クリエイターが重宝される時代になることを今日あらためて強く感じた次第。
クリエイター復権である。

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佐藤綾子氏「55歳は分かれ道」。

佐藤綾子氏が書いた「55歳は人生の分かれ道」を読んだ。



書店の店頭でこの本を見つけた時、まさに自分のために書かれた本と感じた。

手に取ってみると、佐藤氏が55歳前に、さまざまな苦労に出会ったが、
結局その時点を前向きに生き抜いた結果、素晴らしい第二の人生が待っていたという、
いわば彼女なりの人生論を書いている。

最近では男性の更年期も当たり前の時代になってきたが、55歳といえば、
ちょうど更年期を終えるくらいの年齢。
妙な不安だったり、動悸であったり、何かと身体に不調を覚えるのもこの頃であるが、
ここで人生を終わりと考えるのではなく、次の人生への準備期間と考えると少し気が楽になるのではないだろうか。

本書は佐藤氏が自ら体験した55歳からは「こう生きる!」を人生の後輩たちにアドバイスしてくれる。

時代の潮目が変わってきている。新たな自分をいま一度見直す時だ。

恐れずひるまず前に進もう。中高年にエールを贈る1冊である。

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渡辺憲司氏「時に海を見よ~これからの日本を生きる君に贈る」

ツイッターやブログで話題になり、先日も紹介した立教新座高校校長の渡辺憲司氏が本を書いた。

「時に海を見よ」だ。



ベースとなっているのは、大震災の影響で中止になり卒業式に出席できなかった生徒にあててのメッセージ。

ひと言でいえば、素晴らしい本!

本書を読めばわかることであるが、涙なしにページを繰ることができないほど、
本そのものが珠玉の言葉の玉手箱である。

これほどまでの深い知見はどうやったら身につけることができるのか、関心を超えて嫉妬を覚えるほど。

世の中には凄い人がいるものだ。そして、こんな先生のもとで学べる学生は、
うらやましいかぎりである。

タイトルはこれからの日本を生きる君に贈るであるが、若者だけでなく、私のような50を過ぎた
男にも十分に勇気と希望を貰える1冊。

毎日、生きることに汲々としているのなら、騙されたと思って手にとって数ページ読んでみてほしい。
きっと、眼がしらに熱いものが込み上げて来ている自分に気づくはずだ。
そして、やる気がみなぎってくるのを感じるに違いない。

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柳井正の希望を持とう

ユニクロ社長、柳井正氏の書いた「柳井正の希望を持とう」を読んだ。



タイトルからして、3.11の大震災後に書かれた本かと思うが、さにあらず
実はその1年も前から朝日新聞の連載がベース。
いかに柳井氏が以前からこの国の現状、未来に対して憂いていたか、想像に難くない。
そして今回の大震災における政府の対応のまずさ。
本書を読んで、もう黙っていられない、そんな怒りにも似た柳井氏の心の叫びを聞いたような気がする。

本書を読んで柳井氏らしいと思うのは、
人が希望を持つには、人生は自分が主人公だと信念を持ち、自分に期待することだ、という考え方。

誰かに依存するのではなく、まずは自分自身、一心に自分の得意を探し、磨き続ける、
そうすれば必ず道は拓けると。

また、大震災の節電を受けて、みんなが自粛自粛なるのは大間違いと一刀両断。
その証拠にユニクロは目に見えるところでは一切電気を落とすということはしなかったらしい。
捕捉すれば、バックヤードだとか従業員の居室などは大いに電気を消して臨んだらしいが。

全体に非常に辛口ではあるが、そこには温かいまなざしがある。
時に突き放すような厳しい語り口はビジネスマンはもちろん、
日本国民に対する柳井氏なりのエールと受け取った。

希望を持てれば必ず立ち上がれる。大切なのは自分を信じることだ。

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非現実的な夢想家として

カタルーニャ国際賞を受賞した作家、村上春樹氏が行った受賞スピーチ。

その中で、村上氏は大震災後はじめて自身の考えを表明した。

非現実的な夢想家としてはそのスピーチの中心的なキーワードだ。

福島の原発事故は、広島・長崎の原爆投下に続く、二度目の核の大きな被害とし、
今回は「自らの手で過ちを犯した」との厳しい見方を示している。

人間は学習する生き物であるが、あれほどの核の被害を受けたにもかかわらず、
効率優先を旗印に今や世界第三の原発大国になったこと。
原発に疑問を持つ人々を「非現実的な夢想家」として退けられたと村上氏。

続けて村上氏は、「われわれは持てる叡智を結集して原発に代わるエネルギー開発を追求すべきだったとし、
それが広島・長崎の犠牲者に対する集合的責任の取り方となったはずだ」と述べている。

同感だ。ただ問題は、こういう状態になって初めて気づくこと。
もっと以前からなぜ問題意識を持てなかったのか。
戦争を知らない自分は、やはりよくいわれる「平和ボケ」という状態なのだろう。

村上氏は、こう結ぶ。
夢を見ることを恐れてはいけない。効率や便宜という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはならない。
われわれは力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならない。

「非現実的な、夢想家」は次の時代を作る若い世代への村上氏からの
静かではあるが熱いメッセージである。

そう、今こそ、われわれは「非現実的な夢想家」をめざす時だ。

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会社帰りに公園で読書、松月でてんぷら。

疲れからか体調がすぐれず早めに会社を出た昨日。

どうせならと思い、日の長い1日を満喫すべく公園で読書にいそしんだ。
こんなことは1年前は想像もできなかった。しかし、体調が悪いから早帰りで、
いつもならパソコンと格闘している現実がある。

考えてみれば世の中、節電節電の嵐である。早く仕事を切り上げられれば、電力消費にいささかでも
貢献できるのではないだろうか。そう考えれば早く仕事を切る上げることは世のため被災地のためでもある。

さて話は戻るが、帰宅後の公園での読書。
日が長いということは、こんな楽しみ方ももできるということを再認識できた。
日が落ちるまでの数十分、本好きの自分にとっては至福の時間だった。

そしてせっかくなのでということで、お気に入りの「栄長ビル「松月」へ行ってみた。

松月はカウンターだけの天ぷら屋。目の前で天ぷらを揚げてくれる。
結構値段も高いのではと思うが、天ぷら定食がなんと昼も夜も800円!
重ねていうが生ビールをつけても1,250円。

夜が早いのでこんな時でないと行けないが、正直今時貴重な店だ。

そんなこんなで体調不良のおかげで仕事帰りの時間をたっぷり楽しみリフレッシュできた。

考えてみれば仕事帰りの時間を有効に使える人が増えれば、景気のいい効果をもたらすのは間違いない。

国が積極的にそんな施策を考えるべきではないか。
お役所の人にはそんな楽しみは当たり前なのかも知れないが、われわれ私企業で働く身の上では
早く帰ること自体が難しいという現実があることを知ってほしい。

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元名古屋電通の庫元さんが書いた本。

庫元さんは元電通名古屋支社のコピーライター、CMプランナー。
今は電通を退社して地元の金城学院大学の教授として、広告・コミュニケーションを講義しているそうだ。

ある意味、うらやましい転身。私の知り合いも何人か大学や専門学校で教えているが、
名門女子大となると、少し敷居が高い感じ、目指せば誰でもなれるというものではないだろう。

さてその庫元正博さんが書いた「アイデアの見方」を読んだ。



まずうれしいのは800円という値段。しかも税込である。
が、135ページ、1時間もかけず読んでしまった。1時間で800円。
まぁ娯楽としては、安いほうかな、とも思う。

肝心の内容であるが、元勤務先の電通報で連載していた記事が中心で、
それだけにほぼ見開き1話完結という作り。

タイトルからすると、広告のアイデアをどのように生み出すか、という話かと思うが、
実は季節季節に思うことをざっくばらんに書いたもの。
クリエイターがアイデア開発の参考書的なものを期待すると、かなり裏切られる感じだろう。

しかしながら、彼の人となりが文章から伝わってきて、心地よく読むことができた。
クリエイターが普段どんなことを考え、どんな生活をしているか、
これからクリエイター、アドマンを目指す人にとっては、大いに参考にできるはずである。

庫元氏が、私と同じ、村上春樹を愛読していることもわかった。

50代を迎え、私の周りのクリエイターたちも次の道を模索している。
庫元氏の転身はある意味理想的ではあるが、参考にできる点も多いはずだ。
ある意味、同世代のクリエイターの希望の星である。

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次なるキーワードは、遠足型消費。

次というよりは現在進行形のキーワードかな。

中沢明子氏と古市憲寿氏の共著、「遠足型消費の時代~なぜ妻はコストコに行きたがるのか?」を読んだ。



遠足型消費とは、わざわざ出かけて行って買物を楽しむ消費スタイル。
買物そのものが小旅行ということで、遠足型消費と中沢氏は名付けている。

コストコといえば私の地元にはないので馴染みがないが、関東では当たり前の存在。
冷凍食品を箱買いしてしまう人が多いらしく、そのための冷凍庫が大量に売れたというエピソードも。
しかもその銘柄は、中国のハイアール製。

その他、イケアとニトリの違い、またひそかに部数を大幅に伸ばしている「マート」と「リー」の
売れている理由や同じ主婦でも読者層がガラリと違う背景とは?など、
他のマーケティング本ではつっこまない、リアルでニッチな世界を楽しく解説してくれる。

まさに表ではなく、ちょっと裏の、奥様達のリアルな消費事情を知りたい人にはうってつけの1冊だ。

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AKB48人気、ビジネスの世界にも。鍵は「モジュラー型消費」。

第三回総選挙まで残り三日となったAKB48、人気は一向に衰えることを知らない。

しかもその人気はビジネスの世界をも席巻している。
というのは、AKB48を広告・CMに起用した企業の売り上げが軒並み伸びているというのだ。
特にそれまで若者に人気のなかったブランドがAKB48によって、一気に人気ブランドとなった例も多数ある。

このAKB48の人気の秘密を分析した記事を、日経ビジネスの最新号で読んだ。

記事の中で、東京大学、妹尾堅一郎特認教授は、AKB48は典型的な「モジュラー型モデル」という。

AKB48の手法は、どこにでもいる普通の女の子を集めつつも、組み合わせを変えたり、
総選挙で部品単体の価値を高めたりする。CD販売だけでなく、イベントやグッズ、
地域ごとに類似グループを作るなど、企業が参考にすべきノウハウが散りばめられていると。

モーニング娘。もそういう傾向があったが、AKB48はさらに進化させた感じだ。

部品ひとつでは機能しないが、あらゆるものと組み合わされ、それぞれに光を放つ。
これぞモジュラー型ビジネスモデル。

ゆえに、絶えず動いている、予想を裏切り続ける、秋元康の真骨頂である。

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こちらも中野博氏、「Facebook成功法」。

先の「グリーンオーシャン戦略」と同時に発刊された「Facebook成功法」を読んだ。



つまり察するに、CSRコンサルタントの中野氏がセルフブランディングを実現する方法を
教えているのが「Facebook成功法」という位置づけだろう。

それぞれ1冊を読むだけでは、中野氏の今のポジションを理解することは難しく、
2冊を合わせて読むことではじめて、ニッチな分野で第一人者になるポイントを
自分のものにできるというわけだ。

本書の特長は、「グリーンオーシャン戦略」同様、数多くの人に協力を求め、
そのアンケート結果を手堅く自身の著作の一部として紹介していること。
フェイスブックの先人ともいえる人たちの声が最終的にこの本に他書とは違う客観性を与えている。

中野氏自身の今が形成された幼い頃の経験、そしてデンソー入社後、パーティー王と言われた所以、
などなど、今フェイスブックをセルフブランディングの武器として、いわゆる勝ち組に属する
バックボーンを知ることができるのも興味深い。

会社の傘の下で守られ生きられた時代から、個人として独立した存在価値が求められる時代へ。
転換点にある今、生きていくためにはセルフブランディングが必須だ。

得意苦手ではなく、いい悪いでもなく、とにかくそういう時代になったということを受け入れられるか。
中野氏の生き方にそのエッセンスを学ぼう。

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今取り組むべきは「グリーンオーシャン戦略」。

競合がいない理想的な市場、ブルーオーシャン。
競合ひしめく過酷な市場、レッドオーシャン。

中野博氏が提唱するのはそのいずれでもない、グリーンオーシャン戦略だ。

そんな彼の考え方の集大成とのいえる1冊、
“グリーンオーシャン戦略~「恩」を次の時代につなぐ経営実学”を読んだ。



グリーンオーシャン戦略とは中野氏の造語であるが、
社会貢献、環境保全、貧困問題の解決などのCSR活動を前提とする新しい経営戦略。

従来の戦略は競うことが前提だったが、グリーンオーシャン戦略は基本的に他社とは争わない。
争う存在があるとすれば、それは自身の中にある我欲であったり甘えであったり奢りであったり、
自分自身である。

それだけにゴールの設定が難しく確固たる意志が必要となるが、
ゴールはは継続していく間に少しづつ大きく見えてくるものと思う。

中野博氏は、早くからCSRの必要性と取り組んできた、認知度でいえばこの道の第一人者である。
セルフブランディングという意味でも間違いなく成功している一人と言えるかも知れない。

本書の特徴は、CSRの最新事例を豊富に紹介している。
そしてなんといっても中野氏の持ち味はその情報収集力にあるのだろう。
別の著書でもそうであるが、自身のネットワークでアンケートを実施、それを取りまとめ、
各社の取り組みのエッセンスを上手に引き出している。

エコからCSRへ。ソーシャルビジネスのベースとなる考え方が大きな転換点を迎えているようだ。

私自身も、この先の企業経営はCSR抜きでは成り立たなくなると確信している、
それほど大きな大きなテーマになることは間違いない。

本書を読むことで今自社がどのあたりまでCSRの流れを取りこんでいるか、
自社の立ち位置を確かめることができる、そんな1冊である。

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AGFが取り組む社員参加型経営。

インスタントコーヒー大手の味の素ゼネラルフーズ。
今回、全社員から経営会議への提案を募集する制度を導入したという。

新規事業アイデアをはじめ、商品開発や人事に対する提案が対象で、
集まったアイデアを役員が出席する経営会議で判断する。

いわゆる全員参加型経営の典型的なアイデア、一見すると拓かれた会社をめざす
これからの企業像ということだろうか。

しかしながら、少し危惧する点は、判断するのが経営者・役員だということだ。
間違いない経営判断をしてきた結果が今日のAGFを築いているとことだろうが、
冒険的でも画期的なアイデアが封印されてしまう可能性もある。
また、決まったアイデアがあまりに保守的なものであったりすると、
社員のモチベーションが下がるという逆効果も想像される。

AGFの社風はどのようなものか、私にはわからないが、
最終的には結果で判断されるということだろう。

キラーアイデアが続々と提案される、そんな社風を育てるという目的があれば、
少なくとも取り組みが無駄に終わることはない。

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なんとか1年。あらためて感謝します。

昨年の6月1日に再就職。昨日5月31日を持って1年が経過。

つまり今日は2年目の初日。2年目の初日は雨で始まった。

ひと言で1年というけれども、自分自身にとっては悩みに悩み考えに考えた1年、
長いようで短い1年だった。

しかしながら、ここまで何とかこれたのも周りであれこれ気遣いしてもらった皆さんのおかげである。
あらためて感謝したい。

さて2年目であるが、夢に向かってのチャレンジをよりスピードをあげて取り組みたい。
そのためには立ち止まることは許されない。

夢に日付を、とはかの渡辺美樹氏の専売特許であるが、まさに計画は実行するためにある。

頑張ろう。いや頑張らなければならない。

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