アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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あれから1年・・・

あれとは、所属した広告会社の倒産である。2010年3月末で会社が倒産、
4月2日を持って従業員は解雇された。

つまり3月末はその宣告を受ける、いわば嵐の前の静けさの中にあった。

年明けからいろいろとバタバタしていて生きている心地がしなかったが、
この頃になると覚悟を決めていたので比較的落ち着いていたように思う。
どちらかというと、その日を待っていたようでもある。

そして失業の4月を迎える。

あれから1年経ち、それなりに落ち着いては来ているが、逆に落ち着くことが怖いというのも事実だ。
この年齢になって落ち着くということは、ビジネス人生の終わりとイコール。

まだチャレンジする気持ちはあるか、もちろんイエス。
まだまだ勉強する気持ちはあるか、イエスイエス!

だいじょうぶ。

あの時の複雑な気持ちは今でも心の片隅で時々ざわつき出す。
倒産で今までのキャリアが0になってしまったが、0は新しい始まりでもある。

つぎの1年後、自分の気持ちは明日を向いているだろうか。
そんなことを考えている3月30日。
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狭く、深く。狭く、深く。

いやはや厳しい世の中である。
普通にしていたらとても普通に生きていけない。

だからというわけではないが、生き残るためには自分なりの生き残り策が必要になる。
キーワードは、狭く、深くだ。

どんなに小さな分野でも、ここだけは絶対人に負けない、という分野を見つけること。
そして、その分野を徹底的に深く掘り、第一人者となること。

たとえば、名詞コンサルタント。名詞の活用を徹底的に分析し、誰にも負けない知識を身につける。
それにより、本まで書けてしまう時代だ。
当然、セミナーも開催できる。場合によってはマスコミで紹介される。
善循環が始まれば、あれよあれよと有名人になる可能性だってある。

狭く深く。狭く深く。ひたすら掘り続けることできっと明かりが見える。
愚直に続けることだ。

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なぜ桃太郎はキビ団子ひとつで仲間を増やせるのか?~儲かる会社は知っている!

はじめて手に取ったときと、買って読んだ後のギャップが大きい本。

そんな印象ではおそらくぴか一の
「なぜ桃太郎はキビ団子ひとつで仲間を増やせるのか?~儲かる会社は知っている!」を読んだ。



小さな会社の社長さまへ”残念なお知らせ”があります。
いい商品やいい広告をつくっても、ものが売れない時代になりました。

こんな書き出しで始まる。

要するに、商品自体がコモディティ化し違いがほとんどなくなった今では、
差別化することが難しい。ではどうするかというと、
登場するのがストーリーマーケティングだ。

著者の岩崎聖持氏は、ストーリー戦略の専門家。
商品のバックボーンにある物語を伝えることにより物が売れる土壌をつくる。

今の消費者はこういった物語に参加したがっていると岩崎氏。
いわゆる物語参加型消費というものだ。

小さな会社のブランド戦略の村尾隆介氏の考え方に近い。川上徹也氏もそう。
そんな物語をマーケティングに取り入れ成功事例を作っている人が書いた本も多い中で、
本書は入門書として非常にわかりやすい1冊で、特にマーケティング初心者にはおすすめである。

やや気になるのは過剰なほどに軽いトーン。
表紙からして桃太郎の漫画で仲にも随所に漫画が登場する。
わかりやすくするための重要な要素だそうだが、せっかくの濃い内容がぼやけてしまい、
必ずしもうまくいっているように思えないが、まぁ本人のブランドが出来上がっていない現状では
多少ゲリラ的でもいたしかたないのだろう。

そんな体裁は別として、どんな会社にも埋もれている物語がある。その存在に光を当てる人、
そんな役割の人が今この時代に求めれていることは間違いない。
読み終わった後、著者、岩崎氏の真摯で熱い想いが十分に伝わってきた。

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近い将来、必然となるであろう環境経営とは。

武田浩美氏の書いた、「環境経営宣言~グリーンビジネス時代の幕開け」を読んだ。



この本が出版されたのは、今から2年以上前の2009年1月。
その時点での海外の環境経営最前線の様子が紹介されている。

武田氏いわく、この1年で大きく環境経営のあり方が変わってきていると書いているが、
この出版から今日までの2年で、さらに加速度的に環境経営が進化していることは間違いない。

さて、環境経営とはグリーンをテコに企業価値を高めようとする経営の考え方。
やや余談だが、環境に優しいことを、アメリカではエコといわずグリーンということが当然となっている。

最前線として登場する企業は、ウォルマート、イケア、ホールフーズマーケット、
ヴァージン・アトランティックなどすでにブランド的にもおなじみの会社。
これら企業の共通項は、こうした取り組みを始めてからもビジネスとしても着実に成長していることだ。
というか、こうした取り組みを始めたことにより、さらに成長が加速されている。
これこそが、環境経営の真髄であると理解することが大切である。

ひと頃あった「話はわかるがコストがかかりすぎる。うちの会社では無理」というような考え方は
すでに過去のもの。
逆に環境を意識した経営をしなければ生き残れない時代がやってきていることを
経営者は肌で感じなければならないと思う。

本書でも明らかになっているが、環境経営には、トップの知見と強力なリーダーシップが必要だ。
先に紹介した企業には、いずれも素晴らしいトップの存在が推進の背景にある。

今回の大地震でおそらくは見直されることになるであろう、日本の原子力発電政策。
風力発電や太陽光発電など、クリーンエネルギーに大きくシフトしていくであろうことは想像に難くなく、
大きな転換のきっかけとなり日本でも本格的な環境経営の時代がやってきそうだ。

すべての企業が環境を意識しなければならない、そんな時代が目前に迫っている。

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希望を創る、メディアの力。

メディアの役割って、何だろう。あらためて考えこんでしまう今日この頃。

決定打は、大震災を特集した週刊アエラ、例の「放射能がやってくる」だった。

確かに放射能は怖い、近隣地区で避難命令が出たとなると、さらに恐怖は募る。

しかしだ。このタイトルで大震災の写真となれば、誰もが不安を助長されることは間違いない。

事実を伝える役割は確かにメディアに与えられた使命であるが、
今その現場で危機にさらされて何ともできない人の気持ちを慮れば
これはやってはいけないことではないか。

そんなもやもやした気持ちの中、来週号の週刊ダイヤモンドの予告を見た。

週刊ダイヤモンド

今はこれ、これである!

被災地の皆さんにも元気が出るような、そんな前向き記事をあえて書いてみるのも良いではないか。
元気の種を探そうではないか。そして、元気が出るタイトルを創ろうではないか。
あえて「進め、ニッポン」である。

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穴埋めでは活かされない、ACのCM。もっと有効な使い方は・・・

通常の放送形態に徐々に戻りつつあるテレビ放送。

テレビCMも同様に企業のCMが流れ始めているが、とはいえまだまだ行方不明の方々が
見つかっていない状況ではCM自粛の企業も多いように見受ける。

そこで自粛枠で流されているのがAC、公共広告機構のコマーシャルだ。
しかしながら素材数が限られていて、数パターンの繰り返し。
1日に何十回、何百回と流されている。

啓蒙活動のCMがほとんどだから、見てて害になるものではないが、
何となく電波を無駄遣いしているような気がぬぐえない。

もう少しこの枠を有効に使う方法はないものか。余計なおせっかいかもしれないが、
そう思うのは私だけではないだろう。

たとえば、CM枠を応援メッセージ枠に開放して、文化人、音楽家から義捐金を募る。など。
まだまだ考えればアイデアはあるのではないか。

どうせなら災害地で苦労をしている皆さんを勇気付けられるような何か。

また新聞社にしても、お見舞い広告を募るのは良いが、本当のお見舞いになっているのか
いささか疑問が残る。広告枠を埋めるため無理やりお見舞い広告を集めているように思えてならない。

テレビ局も新聞社も、今こそそれぞれのメディアでしかできないことを実現してほしい。
切に願う。

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常識は疑ってかかれ。生き残る会社の先読み戦略。

税理士・経営コンサルタントの長谷部光重氏が書いた「生き残る会社の先読み戦略」を読んだ。



長谷部氏は秋田県在住とのこと。こういった書籍を出版する人で地方在住の方は、あまり記憶にない。
そのせいか、秋田から見る視点は少し違って新鮮に映った。

本書を読んでまず最初に実感したのは、常識は疑ってかかることが重要だということ。

さて、本書を開いてまず目に飛び込んでくるのが「多死化時代」というキーワード。

団塊世代が60歳を超えて、あと10年もすると続々と死を迎える時代がやってくる。
そうなった時、どんなライフスタイルが主流になるのか。

単純に考えると葬儀需要が増える、と考えるのが常識ではないかと思うが、
長谷部氏は、葬儀ビジネスに未来はないと断言する。

なぜかというと、すでに葬儀場は全国各地に続々と作られており、
いつ発生するかわからない葬儀に対応してスタッフをかかえて経営するのは大変であるから、
多死化が本格化する前に葬儀場の淘汰が始まる、と長谷部氏。
また、高齢者のシングル化が進行して、孤独死の問題がクルーズアップされるとも。
つまり葬儀そのものへの考え方がその頃には大きく変わっているというのが長谷部氏の読みだ。

あたっているかいないかは別として、徹底的に疑ってかかることが、
新たなビジネスチャンスを見つけるヒントになることは間違いない。
未来を読む能力を身につけるには、まず常識人の衣を脱ぐことだろう。
そういう意味では長谷部氏の先読みの考え方は大いに参考にできる。

考えてみれば、新しいビジネスを生み出す人たちに常識人は少ない。
ビジネスチャンスは、人が歩いた道の後ろには、意外と残っていないものだ。
みんなが右なら自分は左、少しひねくれ者くらいがちょうどいいのかも知れない。

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誰もが、美咲になれるチャンス。

トライバルメディアハウス代表、池田紀行氏が書いた、
ソーシャルメディアマーケター美咲」を読んだ。



食品会社からインターネット広告の専業社へ転職した美咲が、
いきなり新設のソーシャルメディアプロジェクトへ配属されるところから物語は始まる。

プレゼンあり、勉強会での出会いあり、求められるさまざまな提案の局面に、
自らのアイデアといろいろな人のサポートを得て、難局を切り拓いていく物語。

ソーシャルメディアマーケティングの考え方をあえて物語の中に置くことで、
ほどよい臨場感が生まれ、実体験として自然と身体に沁み入ってくる。
それだけでも興味喚起と言うレベルにおいては成功ではないか。
しかも、単に楽しむ物語ではなく、ソーシャルメディアマーケティングが
間違ってはいけないポイントはしっかり押さえられている。

特に印象に残ったのは、繰り返し登場する手段の目的化の話。
流行りものとして見てしまうと、とかくソーシャルメディアをマーケティングに活用すること自体が
目的になりがちだが、それこそいちばんやってはいけないことと戒めてくれる。
あくまで目的があって、それを達成する手段のソーシャルメディア。肝に銘じよう。

いずれにしても読み物としておもしろく、読み進めていくうちに自然と知識が身につく。
本格的なマーケティング書が苦手、と言う人にも手に取りやすい1冊だ。

どうしてもタイトルから見ると、もしドラの二番煎じ、三番煎じという軽さは否定できないが、
まだまだ歴史の浅いソーシャルメディアマーケティングについて書かれた本の中で、
特に入門書というレベルにおいては右に出る本は今のところ私の知る限り見当たらない。

というわけで、さすがにこの1冊を読んでとはいかないが、この本をきっかけに
ソーシャルメディアマーケティングの第一人者となることも今ならまだ間に合う。

スピードを上げてまずニッチでの№1を目指す、マーケティングの鉄則である。

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普通に経済活動を行うという役割。

震災被害の全容はいまだに見えてこない。

幸い被害を受けなかった私たちは、
被災された方々の苦労を考え、どんな小さなことでも何か貢献できることがないか、
探しているというのが今の状況だろう。

または、なるべく静かに被災された方々の平穏が戻るよう祈るだけと言う人もいるかもしれない。

しかし、それだけでは日本経済全体が委縮してしまい、回復が遅れることにもなりかねない。

少し俯瞰してみれば、被災していない私たちは以前同様、普段の経済活動を営むことで
社会に寄与できることもあるように思う。
経済が少しでも活気づくことで、その効果が良い循環を生みだすのではないだろうか。

寄付をすること。節電をすること。買占めをしない。大切なこと。
けれど普段同様、必要なものは買う。それも意味のあること。

縮小を補う前向きな気持ちは、今は少し余裕のある私たちだから抱ける感情。
運よく災害を免れた私たちに与えれた役割だとあらためて感じている。

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静かな大人の友情が胸に響く。映画「英国王のスピーチ」

いろいろあって、しばらく映画館へ行ってなかったが、
3連休ということもあり久しぶりに映画館で映画を観た。「英国王のスピーチ」だ。

英国王のスピーチ

アカデミー賞で数々の栄冠に輝いたこともあり、観たい観たいと思っていたが、行けずじまい。
やっとのこと実現したのが今日。

感想。噂にたがわぬ秀作だった。

アカデミー主演男優賞に輝いた英国王ジョージ6世役のコリン・ファースの演技も見事だったが、
彼の吃音を直す担当となった名優ジェフリー・ラッシュの演技が際立っている。
その感情を押さえた表現がこの映画の評価を確かなものにしていることは間違いない。
妃殿下役のヘレナ・ボナム・カーターの、王を支える愛情表現も控えめながら存在感を示していた。

国王を描くとなると、とかく権威的になりがちであるが、この映画では、
国王をあくまで悩みを抱えるひとりの人間として描いている。

幼いころの精神的ショックから来る吃音のコンプレックス。
その悩みを克服していく過程で築かれていく、かけがえのない友情がテーマだ。

表立って親密さを見せるわけではないのだが、観ている人にはふたりの心の距離が少しづつ
近づいていくことがわかる。役者の力ももちろんであるが、さりげなく距離が縮まっていく様子を描く
緻密な演出の手腕も評判通り。
監督のトム・フーパーは、なんと映画3作目でのアカデミー監督賞受賞となった。

最後は王として民をまとめる威厳を身に付けた英国王、ジョージ6世。
静かな感動で心が満たされた。

過激なバイオレンスも甘い恋愛もない。しかし映画の素晴らしさがいっぱい詰まった映画らしい映画。
こういう映画に出会うことで、また新たな元気を貰った気がしている。まさに映画の力だ。

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CSR+ブランディングのクロスカップリング反応。

企業広報ブックの5、「企業ブランディングを実現するCSR」を読んだ。



まず特筆すべきは、この企業広報ブックが全六巻のシリーズで構成されていることだ。

1.社会との良好な関係を築く広報の基本
2.組織と人を活性化するインナーコミュニケーションと社内報
3.企業メッセージを社会に届けるメディア・リレーションズ
4.投資家の理解と共感を獲得するIR
5.企業ブランディングを実現するCSR
6.会社を守るクライシス・コミュニケーション

以上、全六巻。

出版したのは産業編集センター出版部、地味な会社であるが意義は大きい。
これだけの広報担当者に向けてのシリーズはかつてなかった。
それだけ企業コミュニケーションの向かう方向が広報を求めているとも言えるのではないだろうか。

さて、そんな中の5巻目が、紹介するCSR編である。

CSRとは日本語で、企業の社会的責任、コーポレート・ソーシャル・レスポンシビリティ。
ひと頃はCSRというと、ともすると後ろ向きの対策といったイメージであったように思うが、
今は積極的に企業価値を上げたいと考える企業の重要課題となっている。
CSRは間違いなく進化しているのだ。

本書で中心的に紹介されているのは、CSRとブランディングを組み合わせた、
戦略的CSR。

戦略的とつくと思いだされるのが戦略PR、
私の解釈では、戦略的とは企業の根幹に左右するという意味合いに変わること。
つまりCSRが企業価値そのものを上げる取り組みになるということだ。
上手に取り組めば大きく飛躍できるチャンスともなり得る。

社会への貢献を通して企業ブランディングを構築する。
簡単なようで非常に難しいことと思うが、それができないとこれからの企業の成長は
ありえないと言っても過言ではないほど、CSRはステークホルダーはじめ
企業とかかわるあらゆる人から注目を集めている。

そんなCSRブランディングの最新の考え方、取り組み方を教えてくれるのが本書。
時間があれば全6巻を読破して広報のプロを目指すのも悪くない。
もちろんアドマンにとってもこの先必須となりそうな知識を付ける良い機会かもしれない。

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ビジネスの成功は非営利組織に学ぶ。「ゼロのちから」

社会起業家、ドレス・フォー・サクセスの創業者のナンシー・ルブリンが書いた
「ゼロのちから」を読んだ。



営利組織の論理がなかなか通用しなくなったのに対し、
非営利組織が大きく存在価値を広げている。

非営利組織がなぜ成長できるのか、その考え方を学び、
ビジネスに活かそうというのが本書の趣旨だ。

ナンシー・ロブリンは、さまざまな非営利組織を立ち上げ成功に導いている、世界的に有名な社会起業家。

本書では、彼女自身が体験したこと、そしてティーチ・フォー・アメリカ、モジラ、カブームなどの
成功している非営利組織で見聞きしたことを11の法則にまとめている。

11の法則とは、

1.社員のやる気を最大化する
2.お金をかけずにブランドをつくる
3.外部の人材を活用する
4.賢くお願いする
5.お客さまを味方につける
6.役員にもっと働いてもらう
7.能力を引き出す人事を行う
8.ストーリーを知ってもらう
9.財務を上手に管理する
10.物々交換を活用する
11.イノベーションを生み出す

見出しを読むだけでも、なんとなく営利企業との違いが伝わってくるのではないか。

特に物々交換などは絶対に営利企業ではできない発想だ。

お金がない時は知恵を使え。それこそ非営利企業が日夜考えていることだろう。
へたにお金があるから頭を使えなくなる、著者ルブリンはそう言わんばかり。

気がついたら、いつのまにか営利企業のやり方が過去のものになりつつある。
やはりいちばんの原因は、利益を求めすぎたことだろう。

この先のビジネスを成功に導くためには、まずは既成概念にとらわれず、柔軟な発想で臨むこと。
それができなければ明日は非常に厳しいものになる。

「ゼロのちから」は頭を柔らかくする、いわば柔軟剤のような存在だ。

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国境なき医師団。活動を広めるいい機会。

不謹慎を承知で書くのであるが、スポンサーのCM自粛もあって、
テレビから流れてくるCMの大半はACかNPOのもの。

同じCMが繰り返し流される。CM枠があるので仕方がないと思うが、
枠があるから流すというのもどうかと思う。

そんな中で、私が気になるのが、「国境なき医師団」のコマーシャルだ。
国の境目が生死の境目であってはならない。キャッチコピーも秀逸、
NPOのメッセージはシンプルであるべきという、見本のようなキャッチコピーである。



私が「国境なき医師団」を知ったのは5年ほど前、自宅に届いたDMからだった。

どうして住所を調べたのか不信に感じたことで、剣に中を読まなかったこともあり、
そのまま月日が経ってしまった。
活動については、少しづつ知っていたわけであるが、やはり今ひとつ心が動かなかった。

しかし、そんな中での今回のCM大量露出だ。

大地震の中での認知度獲得で複雑な心境であるが、こういった活動が一人でも
多くの人に知られ、世界で貢献できるようになることは悪いことではないだろう。

厳しい状況であるが、広告の力の、せめてもの貢献要素として心に留めておきたい。

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ポイント、方向転換で初のテレビCM。タレントは仲里依紗。

おそらくクロスカンパニーの影響だろう、
衣料SPAのポイントが主力女性ブランドの「ローリーズファーム」のテレビCMを開始した。



金曜日の日経MJで知ったのだが、たまたま今日ランチ時にテレビで流れているのを見た次第。
大地震の番組の中でのオンエア、CM自粛中の企業も多い中で少し複雑な気分だった。

ポイントといえば店頭販促を中心に展開していただけに、今回のテレビCMは意外に映る。
先行するクロスカンパニー「ミュージック&エコロジー」が宮崎あおいの起用で急成長中だけに
動かざるを得なかったということが理由ではないか。

向こうが宮崎あおいなら、こちらは仲里依紗。少しテイストは違うが、
若者人気という点では妥当だろう。

こうしてみると、やはり企業の成長のサイクルの中で、テレビCMで一気に認知、イメージを
上げるタイミングというのがあるのだとあらためて思う。

まだまだテレビCMも捨てたものじゃない、要は使い方なのだ。
それを心得ているか否か、ここが肝になる。

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モノとコトの融合。橋本氏が提唱する「捨てない」生き方とは。

京都にハッピーという会社がある。その社長である橋本英夫氏が書いた
「捨てない」生き方、を読んだ。



ハッピーは一見クリーニング会社のように見えるが、コンセプトが違う。
そのコンセプトとは衣類の総合メンテナンス業だ。

コンセプトの明示で、仕事のあり方も人の考え方もがらっと変わる。
クリーニング業であれば、とりあえず服をきれいにすることであるが、
衣類のメンテナンス業であれば、服をきれいにするということは単に一要素で、
事業の領域は大幅に拡大するのである。

たとえば、ハッピーの主力サービスである、ケアメンテ。
ケアメンテとは、橋本氏いわく、捨てないライフスタイルの提案であり、
京都をはじめ古来日本で受け継がれてきた、ものを大切に使い続けるという文化を
再発信する役割を担っているという。

具体的には独自の技術を組み合わせ、大切な衣類を長く着用してもらうための
メンテナンスサービスといった感じだろうか。
もちろん洗うという作業もそこには含まれるが、
重要なのは、最適化を求めるコンサルティングという考え方が中心にあることだ
その付加価値こそ、最大の強みであり差別化のポイントなのである。。

橋本氏は、こういったサービスが成り立つ時代背景として、
消費者意識の「モノからコトへの大転換」を挙げている。

過去にも書いたが大消費時代は終わり、新たな価値感の時代に移り変わる、
そんな転換点に今があることは間違いない。

その流れを的確に捉えた先見の明がこのビジネスを成長させている最大の理由だとは思うが、
そのバックボーンには京都でビジネスを展開していることも重要な要素になっている。

伝統を大切にし、継続、愛着を重んじる。
まさしく、本のタイトルにもなっている、「捨てない」生き方。
橋本氏がクリーニング業界に革命をもたらしているのと同様、
他業界でも今重要なキーワードだとあらためて思った次第。

その他百貨店や高級ブランド店との提携、クローゼットのアウトソーシング事業、子供服の再生事業など、
クリーニング店の常識を破った新たなサービスを続々と展開する橋本氏。
ヒント満載の本書は、今価値観の転換を求められている経営者にもおすすめの1冊である。

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大地震とテレビメディア。

凄い地震。誰も過去に体験したことのない地震。
自然の驚異の前には、人間は本当にちっぽけな存在。あらためて知らされました。

今なお、災害の現場で呆然とされている方、本当に心が痛む思いです。
何かできることがあれば、ちっぽけなことでもお手伝いできればとも。

今テレビからは各地の被害の様子が、刻一刻と明らかにされつつあります。
やはり目で見て現場の様子を共有するという意味では、最高のメディアではないか、
あらためてそう感じました。

と同時にキャスターの背景で無音で流される惨状を見る自分が、何か傍観者のような
実感のない気持ちに襲われています。

テレビCMの入らないテレビの状況に慣れていないとまどいもあるのでしょうか。
あらためてテレビCMに慣らされてしまっている自分が「やばいな」とも思います。

極論ですが、このままテレビCMがなくなれば、私たちの生活はもう少し落ち着いたものに
なるのかも知れない。そんな気がしないでもないです。

まだまだ余震の影響もありそうです。もし自分がその場に置かれたら・・・
現地の人には、今はエールを送るくらいしかできませんが、何とか心を強くして頑張ってください。

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アドマンよ、一芸を持とう。

といっても、宴会芸とかの話ではない。

私自身の体験、または周りの様子を見ていると、
制作をやっていた、営業をやっていたと言うだけでは、今はもう強みとして通用しないことがよくわかる。

やはり、この分野のこれだけは誰にも負けないという芸(=強み)を持っていないと、
この厳しい環境の中で、サバイバルできないのだとあらためて思う次第。

とはいえ、今はインターネットがあるので、なにも万人受けする必要はない。
100人のうち1人にしか通用しない芸であっても全然成り立つのだ。

会社が無くなってからでは遅い。
今まだ会社があるうちに会社が無くなっても身を助くような一芸を身につけておこう。

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夕刊で見つけた、心が明るくなる話。

今日夕刊の中に、少し心が軽くなる、そんな記事を二つ見つけた。

一つ目は、あしなが基金の話。
交通遺児や自殺者の遺児たちを応援する活動だ。
定期的に募金をしている人を通称あしながおじさんと呼んでいるが、
このせちがらい世の中だ。さぞかし募金額も減っているのだろうと思いきや、
定期的に募金している人たちの20%が募金額を増やそうと考えているのだそうだ。

頭が下がる思い。世の中の状況がどうであれ、力になろうという気持ちは懐事情には変えられない、
そんな人たちがいること自体まだまだ世の中捨てたものじゃない。

もう一つは、自殺者の減少の記事。
昨年の12月から3ヶ月連続で自殺者が前年を下回ったそうだ。

多少景気が上向き加減にあるのか、明るいニュースに心が和んだ。
このまま自殺者が減少していくよう国のさらなる支援、撲滅活動を求めたい。

こうしてみると、世の中、ちょっとづつ良くなってきているのではないか。
もちろん自身の希望的観測もあるが、新聞でこうした記事を見つけるたびにそう思う。
気は心からという言葉もあるし、ポジティブで行くに限る。

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ワイキューブ版「小さな勝ち組企業が選んだブランド戦略」

先日も紹介したワイキューブ。

先回紹介したのは社長の安田佳生氏が書いた本だったが、
こちらでは安田氏は監修の立場、著者はワイキューブ。つまりワイキューブの社員によるものだ。

そんなワイキューブの新刊
「小さな勝ち組企業が選んだブランド戦略~人が人を呼ぶブランディング。実践企業8の実例」を読んだ。




毎度のことであるが、ワイキューブの本はわかりやすい。簡潔に要点を伝えるということは
簡単なようでなかなか一筋縄ではいかない。

その技術に長けていることは、それだけ顧客の伝えることを代行する上でも
必然的にレベルが高いと言えるだろう。

さて本書ではワイキューブが手掛けた8社のブランディングが紹介されている。

その8社とは、

1.北海紙管
2.東西
3.のうひ葬祭
4.マイム
5.ながの結婚支援センター
6.アサヒ商会
7.オンリーワン
8.日本栄養給食協会

いずれも知名度ではまだまだ、今は成長過程の中小企業だ。
しかし、ワイキューブのブランディングの考え方を見ていると、
こういった中小企業が成長していく過程に合った身の丈のブランド戦略を提供している。

マス広告の依存することなく、顧客接点を最大限に活かしたブランディング
これこそ広告会社ではできないワイキューブならではの強みだとあらためて実感した。

採用のコンサルティングから企業のコンサルティングへ。
ますます事業の領域を広げるワイキューブ。

あいかわらずマス重視、効率重視、利益重視の
広告会社の欠陥を上手に埋めてくれる存在は、残念だが広告会社よりはかなり広告主よりだ。
広告主に評価されるのも致し方ない。

方法論ではなくそもそもの目指すものが違うのだ。どこが違うかは本書で感じとってほしい。

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三浦展氏、これからの日本のために「シェア」の話をしよう。

三浦展氏が書いた、これからの日本のために「シェア」の話をしよう、を読んだ。



三浦氏といえば、私とほぼ同世代。80年代に雑誌アクロスで、当時のトレンドを牽引していたひとり。
特にアクロスの定点観測は、毎号テーマを決めて、流行の具合を街角の若者たちの使用率などで
わかりやすく伝えてくれていた。

当時の私の愛読誌であったが、バブルがはじけフェイドアウトしていった。
が三浦氏はその後も時代の変遷の節目節目に、話題となるキーワードを投げかけてきた。

そして三浦氏が今回取り組んだテーマが「シェア」である。

まだまだ閉塞感が残る日本経済であるが、三浦氏は「シェア」をテーマに、日本経済再生を説く。

シェア社会が進展することで、今あるあらゆる問題が解消されることをわかりやすく伝えてくれる。

私自身、この本で目から鱗の情報をたくさん得ることができた。
その証拠として、最近読んだ本の中では破格の付箋20枚強。

たとえば紹介されているのがこんな事例。

都心のマンションと田舎の農地で喜びをシェアすることを売りにした分譲マンションの事例。
東京の中央区のマンション「アスコットパーク日本橋小伝馬町」では、
入居者が、千葉県君津市の提携農園の畑「アスコットオーナーズファーム」を借りて
野菜の収穫や苗付けができる。
畑は農家が管理しているので、日々のメンテナンスは一切不要。
収穫等のイベントの他にも自由に参加できるという。

シェアもいよいよ日本でも本格化の予感だ。
この先想像を超えたシェアビジネスが続々誕生してくるだろう。
本書でまずはその息吹を感じとってみることをおすすめする。

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スピードって、なんだろう。

世の中、すべてにおいてスピードが問われる時代だ。

多少詰めが甘くてもスピードを上げて、後は進みながら改善していけばよい。
よく言う「走りながら考える」である。

しかしながら、そこには当然弊害もある。
しっかり考えてないあまり、人を振り回す結果になり、過度の負担を強いる。
ついていけない人は脱落者となり、時には精神をこわすこともつながりかねない。

また当然そこには無駄なコストも生じるわけだ。
結果を急ぐあまり本来大切にしなければならないプロセスもすっ飛ばしてしまう。

とことん議論を尽くすことから生まれる意識の共有も会社にとっては大切なコミュニケーションだ。

スピードスピードとスピードが問われるようになってから
世の中がおかしくなり始めたような気がしてならない。

そう考えると、ここらで少し価値観の軌道修正が必要な時なのではないか。

スローライフが新たな価値として評価されつつもある。
進みすぎた時計の針を少し戻してやる。
それくらいの余裕が結局ちょうど良いと思える時代に戻ることが人間本来の姿なのではないか。

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期待のベンチャー「ゼロスポーツ」、まさかの倒産。

朝、朝刊を開いたら、びっくりするニュースが目に飛び込んできた。

ゼロスポーツ倒産!?あのゼロスポーツである。

ゼロスポーツと言えば、岐阜県各務原市に本社のある電気自動車製造会社。

ある意味、これからのベンチャービジネスの代表格ともいえる会社だ。

昨年には、日本郵政グループの郵便事業会社から集配用電気自動車(EV)約千台を受注し、
一躍名をはせた。

ところが、倒産の理由がこの受注だったから皮肉なもの。
納期遅れで1月中旬以降契約解除の請求を受けた結果、一気に資金繰りが悪化し、
この倒産に至ってしまったらしい。

倒産前に支援する銀行や会社が現れなかったのも少し不思議な気がするが、
計らずもベンチャーの脆弱性を露呈した結果となった。

少し前にもEVの将来性とゼロスポーツの可能性を書いた本が出版されたばかり。
ここから先一気に加速しそうなEVビジネスだけに残念な想いは拭いきれない。
ベンチャーの挑戦が途切れないことを願う。

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