アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

コグレマサト、いしたにまさき「マキコミの技術」

ネットの世界では有名人、アルファブロガーの
コグレマサト氏といしたにまさき氏が書いた新刊「マキコミの技術」を読んだ。



2人によれば、マキコミとは、ネットで皆を動かす極意だそうで、
ツイッターやユーストリームなどのソーシャルメディアを手段として、
どのように影響を与えていくか、それが技術ということなのだろう。

4年前にやはり共著で出版した「口コミの技術」の延長線上にある内容で、
当時のブログ中心の口コミマーケティングから
現在のソーシャルメディア中心のマーケティングへの転換について書いている。

本書の特徴はやはり2人が長い間、ソーシャルメディアの現場で、さまざまな体験をし、
その体験に基づいて書かれた実践的な内容であることだ。
それだけに彼らの立ち位置が非常に自然体であり、好感が持てる。

理論優先の書き手に比べると、親しみやすくとてもわかりやすい。

コグレ氏はこういう。
アドバイスを求められた時に必ず伝える言葉が二つある。
「ギブ&ギブ」「一歩前に踏み出す」
特に「一歩踏み出す」は彼自身の今日を築いた言葉だけに説得力がある。

見返りを求めず、ためらわず、まずは前に進むことだけが大切。
まず自分のことを知ってもらわなければ何も始まらないのだ。
言われてみれば、あらゆるビジネスの基本かもしれない。

考える前に進め、進め、だ。

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トップダウンか、ボトムアップか。

立入勝義氏の新刊、「ソーシャルメディア革命」を読んだ。
つい先日、前作「電子出版の未来図」を出版したばかり、間髪いれずの本作である。



タイトルに掲げたのは、本書の中の一節。

「マスメディアがトップダウンの情報発信であるのに対して、
ソーシャルメディアはボトムアップの情報展開である」と立入氏は言っている。

さらに「ソーシャルメディアでは、マスメディアに対して独特の視点を供給し、
そのスピードにおいてはマスメディアをも凌駕する。ほとんどが個人あるいは零細企業で
成り立つソーシャルメディアは、参入障壁も低く、いわゆる意思決定機関というものは
なきに等しいので、必然的に、行動も速くなるわけだ。」とつないでいる。

トップダウンで、スピードも遅く、参入障壁が高い。
まさにマスメディアは時代遅れの象徴と言わんばかり。

まぁ成熟した巨象である分、変化に弱いのは当然とも言える。
この先、ソーシャルメディアが生活者に受け入れられれば、
マスメディアはいやおうなく退場していく運命にあるだろう。

気になるのはその後だ。

立入氏は、一番影響を受けるのは、大手新聞社、電通・博報堂などの大手広告代理店だというが、
彼らにはM&Aという手段がある。
それよりも中堅から中小の広告代理店はもっと速く淘汰されていくのは間違いない。
いずれにしても、現状の広告費はどこへ流れるのか。

立入氏は、アメリカというソーシャルメディア先進国にいて、一歩も二歩も速い立ち位置からでしか見えない、
ソーシャルメディアの日本への影響を語れる貴重な人である。
それだけに本書に書かれている情報は非常に説得力がある。

ソーシャルの波が、マスメディアを呑み込む日は、意外に早いかも知れない。

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ライフワークバランスは当たり前、それでも成長を続ける未来工業。

社会の重要課題となりつつある「ワークライフバランス」。
つい先日も中日新聞で愛知県のキャンペーン広告をみたばかり。

おそらくは再放送だと思うがBSのカンブリア宮殿で、未来工業の特集を見た時、
この取り組みが出てきた。

しかし創業社長いわく、ワークライフバランスでは、まだ仕事が中心になっている。
本当に社員のことを考えるのであれば、ライフワークバランスでなければならない、と。

確かに数年前から言われつつもなかなか進まないのは、
不景気の影響でまず仕事となるから。先の創業社長は、そう考えるのはネガティブ思考。
ポジティブ思考で考えてこそ、実現できると断言されていた。

物事を常識的に考えない。それが差別化だとも。

景気が悪いから。社員が働かないから。ダメな理由を並べ、嘆く社長も多い中、
伸びている会社は考え方から違うとあらためて思った。

仕事とプライベートは元々両立させるのが本来会社のあるべき姿ではないか。
やってみる。その強い想いが社員の信頼を勝ち得、モチベーションを上げるはずである。

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インバウンドマーケティングの時代へ。

久しぶりに使える本に出会った。

ハブスポット社の共同経営者ブライアン・ハリガンとダーメッシュ・シェアの
「インバウンドマーケティング」だ。



使えるとは、そのまま実践に活かせるという意味。

見込み客を引き寄せ、永久顧客にする次世代のマーケティング戦略と副題にあるように、
すでに過去の手法となってしまった、マスメディアを主体とするアウトバウンドマーケティングから、
ソーシャルメディア主体のインバウンドマーケティングの時代へ移行してきていることを
さまざまな事例や人物にスポットをあて紹介している。

インバウンドというのは、こちらからアプローチするのではなく、顧客接点において
的確な情報を提供することで、見込み客からのアプローチをめざすというもの。
テレビCMなど、相手の事情におかまいなく一方的に押しかけるアウトバウンドとはまさに対極をなす。

今インバウンドマーケティングを使えば、中小企業であっても、
大手企業と対等、いやそれ以上の効果を上げることがまさに実感できた。

おこがましいが、私が常々「こうあるべき」と考えているマーケティングのあり方を、
まるで口述でまとめてくれているような印象。

中小企業にとって、この1冊を読むか読まないか、理解するかしないかで、
この先の成長のスピードががらりと変わる、それくらいの影響力がある本だと思う。

ちなみに、この本の訳者であるファイナンシャル・インスチチュートの前田氏は、
キンドルでこの本を見つけ、著者に連絡をとり翻訳を手掛けさせてもらったらしい。
その手法は、そのままファイナンシャル・インスチチュートの成長にも
活かされているということで、6年間で7億円企業になっているとのこと。

個人的には巻頭のひと言が痛々しい。

そのひと言とは、「マスメディアの時代は終わった」。

ここでもかである。

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ジッポンにチューポン、メディアの共同購入サイト花盛り。でも・・・

名古屋のZIPーFMと中京テレビが相次いで、クーポンの共同購入サイトを開設したようだ。

たとえばZIPPON(ジッポン)では、今現在、某シティホテルのスイートルームが何と67%オフ!
枚数制限はないものの、ほとんどはグルーポンやポンパレの焼き直しだ。

サイトで確認するかぎり媒体出稿と連動している様子はないが、おそらくは
媒体出稿との抱き合わせではないかと推測できる。

小売りや飲食業であれば、従来のパブリシティよりは強い付加価値を提供できるのかもしれない。
テレビやラジオ局にとってみれば、ここは新たなビジネスチャンスといったところか。

花盛りのクーポン共同購入サイトだが、いい話ばかりではない。
例のグルーポンのおせち料理事件以来、だまされたと嘆く飲食店などの生の声が
あちこちで漏れ聞こえてくる。

今週号の週刊フラッシュでは、そんな実態が明らかにされている。
知らぬ間に大量のクーポンを発行されてしまったという、名古屋の飲食店の声は読んで衝撃だった。

出品数よりも質が問われるようになってきたクーポン共同購入サイト。
出品者もそろそろデメリットを理解しておかなければならない時にきたようだ。

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ダダ漏れだけが、ユーストリームじゃない。

昨年、ダダ漏れという言葉とともにブレイクしたユーストリーム。

誰でも気軽に生中継でき、一般人がメディアを手にすることができる。
それほどまでに画期的なツールであり、いち早くソフトバンクが出資したことでも有名だ。

一時の流行でそのまま下火になってフェイドアウトしていくのか、という感もあったが、
実はこれからがビジネスユースの本番が始まりそうなのだ。

そのきっかけになりそうな1冊「USTREAM(ユーストリーム)で会社をPRする本」を読んだ。



動画はもともと仕事の中心であったので特に興味があるのだが、
専門のスタッフとともに作るという意味で、自ら制作となると敷居が高い。

従ってユーストリームなら簡単にできるとわかっていても、今度はクオリティが気になって、
今まで触れなかったというのが正直なところだ。

しかし、考えてみればそもそもテレビCMなどの動画とユーストリームでの動画は、
まったく違う部類の動画で、同一線上で比較することが間違っている。

ソーシャルなコミュニケーションをめざすなら、
ユーストリームならではの新しい使い方を追求するべき時なのだ。

本書「ユーストリームで会社をPRする本」は、親切丁寧、まるで手取り足取りで
ユーストリームで配信するまでのステップを教えてくれる。

これなら今まで動画を扱ったことのない人でも、少々テストを重ねれば、
動画で自社のPRをすることができる。

ユーストリームとツイッター、フェイスブックなどとの連携によって、
中小企業であっても大企業以上のコミュニケーションを計ることができる時代。

もう動画も難しくない。試行錯誤は必要であるが、今がチャレンジのし時。
今始めれば、間違いなくイニシアティブを取ることができる。

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映画「ソーシャルネットワーク」伝説はまだ早い!?

エンドロールが流れる中、席を立つ人が通常の映画より多かった。
そんな状況が、何よりこの映画の評価を物語っているようだ。

フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグの自伝的映画「ソーシャルネットワーク」を見た。

ソーシャルネットワーク

映画そのものは、正直?が私の感想。。デビット・フィンチャーらしい演出は全体のクオリティを上げているが、
とはいえ特に大きな特徴があるというわけではない。

その理由のひとつは、やはり主人公のフェイスブック創業者、マーク・ザッカーバーグが
まだ20代の後半であり、伝説のような人物ではないことが影響しているのかもしれない。

裏を返せば、それだけ現実味があるということだが、波乱万丈のドラマチックな人生と言っても
たかだか創業から7年くらいのこと。凝縮された7年であってもだ。
それだけに描かれ方と現実のギャップを強く感じた。

興味深いのは、マーク・ザッカーバーグ自身もこの映画での描かれ方を気に入っていないということだ。
恐らくはそのためだろうが、エンドタイトルに、この映画にはフィクションが含まれている、と
クレジットされる。

女性に対する侮辱的な態度、友人への裏切り、確かにあまり好感が持てる描かれ方ではない。
しかしその分、一途にこだわり抜くプログラマとしての能力が際立って見える。
ほとばしるエネルギーを制御できないほどの若さ、起業家の典型的な姿を見た気がする。

創業わずか7年で史上最年少の億万長者となったマーク・ザッカーバーグ。
確かに彼の人となりを知るには格好の映画ではあるが、
彼の本当の凄さを知るのは映画よりはフェイスブック上の方が的確なような気がする。

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セブンイレブン、駐車券を無料配布。

本日付、日経MJで見つけた記事。

セブン-イレブン・ジャパンが広島市内の駐車場を持たない店舗で、
買い物客に近隣の時間貸し駐車場の駐車券を無料配布する実験を始めたという。

三井不動産販売と連携して実施するそうで、
600円以上の買い物に対して100円分の駐車場利用券を提供する。

割引に換算すると15%以上の割引。10分から15分程度利用できるとのこと。

15分でクルマを止めて買い物をして車を出すまでとなると、かなり忙しい。

まぁ他のショッピングのついでにセブンイレブンに寄ってもらって買い回りをしてもらう、
というのが狙いだろう。

そう考えると、バッティングしない他の業態と連携して駐車場を割り引くというサービスも
ありではないか。

ブティックとコンビニ。レジャー施設とコンビニ。などなど、
お互いのメリットを生かし合うという考え方もできる。

また、業態によってはお客さんが少ない時間に駐車場をコンビニに割引で提供することも
考えられるかもしれない。

これも言ってみれば今流行の「SHARE」だ。

一社ではできないことも数社集まれば実現できる。
柔軟に考えれば、意外な連携が実現できそうだ。

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超辛口、「電子出版の未来図」

アメリカ在住、電子出版事業を行いながらソーシャルメディアプロデューサーとしての
活動も行っている立入勝義氏が書いた「電子出版の未来図」を読んだ。



今年最大のテーマと言ってもよい電子出版。市場自体は急成長中であるが、
実はそこには数々の問題が内在している。

立入氏の文章は、その問題をズバッと切り込み、何ともこぎみ良い。

たとえば、第3章。電子出版バカの壁。

いまだ「紙の方が良い。紙でなければ本ではない。」という人はそもそも間違っていて、
紙の本と電子書籍はまったく別物と考えるべきだと。

立入氏はそんな人(年配者に多い)を「電子出版バカ」と呼んでいる。

そのわかりやすい例として「手紙」と「電子メール」、「固定電話」と「携帯電話」の違いを上げ、
だれが固定電話主流の時代に携帯電話について正確に語れたか。
それほど、電子書籍を紙の書籍と比較して語ることがナンセンスであると言っている。

とはいえ最後は「クリエイターよ、大志を抱け」と電子出版によるバラ色の未来を描かせてくれる。

今まで辛酸をなめさせられていた日蔭のクリエイターが
一気に日の目を見るチャンスがやってきたという。
クリエイター諸君、この本によれば、まさに千載一遇のチャンスの時なのだ。

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Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム

このところ本屋へ行くたび新しいフェイスブック関連本に出会う。

というわけで、山脇伸介氏の書いた新刊「Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム」を読んだ。



山脇氏は、現役のTBS社員。2007年8月から1年間、ニューヨーク大学院で
「テレビとインターネットのこれから」について学ぶ。
フェイスブックに出会ったのはその当時ということで、そのキャリアを活かし、
今は他局に先駆けソーシャルメディアの導入に取り組んでいるらしい。

ソーシャルブック本というと、とかくいい話に終始する本が多い中、
フェイスブックのデメリット・問題点にもしっかり言及している点に好感が持てる。

さて、さすがテレビ局社員というキャリアから、テレビ業界とソーシャルメディアの係わり、
今後の取り組み方についてページが多く割かれている。

日本ではマスメディア、テレビの衰退が言われている中、
アメリカではテレビCMが復調の兆しにあるという。
その理由はというと、インターネットの動画配信で番組の存在を知った視聴者が
テレビで見るようになっていることのよう。

大手広告会社の調査の専門家も
「フェイスブックやツイッターで、チャットしながらテレビを見る視聴者が増え、
ネットワークやケーブルテレビの収益に好影響を与えている」と分析。

インターネットとの対立関係からソーシャルメディアの連携策へ。
きっかけひとつで日本でもテレビメディアが再浮上する空気も感じれれる。
どうやらソーシャルメディアとテレビは相性が良さそうなのだ。

そういう意味では、この本の著者、山脇氏のような存在が今後の大きなカギを握っているといえるだろう。

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大雪で外部と遮断された日曜日。隣りは何をする人ぞ。

いやはや大変な日曜日になった。まぁ日曜日で良かったとも言えるが。

平野部でも雪が、とあらかじめ天気予報で知らされてはいたけれど、午後からは断続的に雪が。
あれよあれよという間に5センチ、10センチという感じで解けるどころか積もるばかり。
まさかこれほどの雪になろうとは。

近くのコンビニへと思って外に出てみたけれど、とても歩けるような状況ではなく、
やむなく引き返した次第。

おそらくは、ほとんどの人が在宅という状態に置かれていることが予測される。
となれば、何をしているかだ。

インターネットか、テレビを見るか、読みためていた本をまとめて読むか。

そんな中で、気になるのはテレビの視聴率。

「やることがないので、テレビでも見るか」そんな感じ・・・

従って、あくまで推測であるがテレビ局にとってはうれしい誤算となりそうだ。

雪で困る人がほとんどの中で、こんな喜ぶ人もいる(かもしれない)。

ついついそんなことを考えてしまう、大雪の日曜日である。

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生活者が応援したくなる企業でなければ生き残れない時代。

生活者の協力をいかに自社の商品やサービスに取り付けることができるか。
これからのソーシャルメディア時代のカギを握っているというのは、
ループス・コミュニケーションズ代表の斉藤徹氏。

彼の書いた新刊「新ソーシャルメディア完全読本」を読んだ。



タイトルに記したのはその中の一文。

生活者をターゲットととらえるのではなく、パートナーと位置づける。
パートナーだから無理に売り込まない。創造すべきは「共感」である。

この共感を創るのに重要な役割を果たすのが、ソーシャルメディアなのだ。

さて、そう考えてみて、はたしてあなたの会社はどうだろう。

どうやって買わせようか、などと考えたり話したりしているようでは要注意。
先は長くないといっても過言ではない。

ともあれ、おなじみのツイッター、フェイスブックをはじめ、グルーポン、フォースクエアなど
世界を席巻するソーシャルメディアをこの1冊でさくっと理解できる1冊。

つまりこの1冊を読み込むことで、あなたの会社も生活者から愛される会社になれるかもしれないのだ。
そう考えれば、762円、わずかコーヒー2杯分は安いといえる。

ソーシャルメディアの本格活用で、インターネットの世界も新たな時代の幕が上がろうとしている。
そこにあるのは、はかりしれない可能性を秘めたチャンスだ。

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週刊ダイヤモンド「新聞・テレビ、勝者なき消耗戦」

時々過激なタイトルで、メディア特集を出す週刊ダイヤモンド。

最新号は、その典型。
タイトルもズバリ、「新聞・テレビ、勝者なき消耗戦」だ。



つまり戦えども戦えども、最終的には誰も生き残れないというわけだ。

それだけマスメディアの将来は、暗雲が立ち込めているということだろう。
しかも書いているのは一足早く白旗を上げた感のある雑誌というから始末に終えない。

共倒れを自ら助長しているという悪循環だ。

一通り読んでは見たが、業界関係者にとっては読むに耐えない内容かもしれない。
明るい話は皆無で、それだけ深刻度は重大と考えるべきか。

しかしながら、気になるのは先ほどもあげた自ら首を絞める特集の組み方。

民主党たたきもそうだが、まるで売上げが上がればそれでよしと考える身勝手さが垣間見える。
個人的には、意識的に景気回復につながるような記事を書くべきではないかと思うがどうだろう。

座して死を待つか、行動して抗うか、どちらにしても行く先は長い闇なら、
行動して奇跡を引き寄せる道を選びたいものだ。

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大丈夫、タイガーマスクがいる。

世知辛い世の中で、久しぶりの心温まるニュース。まだまだ世の中は捨てたものじゃないのだ。

そのニュースとは、タイガーマスクこと伊達直人が児童施設へランドセルを寄付した話。

最初はひとりだったが、あれよあれよと伊達直人は増え、全国に参上している。

ある人の好意が別の人の心を打ち、その人の好意がまた別な人の好意を生むのだろう。
いわば好意の善循環といえる。

政府がこんな状態ならもう国には頼らない、それより自分でできることをしよう。
そう考える人が増えているのは間違いない。

少しでも余裕がある人が、その余裕分を世の中に使う。
ひとりひとりの好意は本当に小さな善意かもしれないが、ちりも積もればである。
多くの人が集まれば、もう少し良い世の中にできるのではないか。

今回のニュースをきっかけに、いわばタイガーマウス基金というような
民間から善意の運動が拡がっていきそうな予感がする。

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ありがとうから始まること。

先日の社会貢献イベントについて、あらためて考えてみると、
講演した3人に共通していたのは「ありがとう」感謝の気持ちだったように思う。

自分ひとりでできることではなく、スタッフや家族に支えられて今の自分がある、
一言一言がそんな感謝の気持ちにあふれていた。

「ありがとう」の一言。何気ない言葉だが大切な言葉だ。
3人それぞれの形で、ありがとうの大切さを伝えてくれた。

自分自身に置き換えてみると、余裕がないと「ありがとう」の一言が出てこない。

それだけ「ありがとう」という言葉は、心の有り様に直結しているのかも知れない。

今さらながらではあるが、「ありがとう」と言える素直な気持ち、明日から忘れないようにしよう。

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フェイスブック、フェイスブック、フェイスブック・・・

このところ出版が止まらないフェイスブックのガイド本。

きわめつけの1冊とも言える松宮義仁氏が書いた「日本人のためのフェイスブック入門」を読んだ。



フェイスブックでアカウントを開設してまずぶち当たる壁が友達の作り方ではないか。

自分が使っているメールサービスで友達を探すのだが、私の例で言うと、
gmailで探してみても、該当者ゼロ。他のメールサービスでも同様だった。

そんな壁にあたっている人には、この本を読んでみることをおすすめする。
ズバリ、友達の作り方、増やし方、ビジネスへの活用、など、
友達に関する実践法がわかりやすく紹介されている。

この記事を読むだけでも元が取れると言ってもいい。

その他にも、いいね!ボタンの使い方など、具体的かつ実践的に
フェイスブックの入り口の迷いを取り払ってくれる1冊だ。

前にも紹介した熊坂仁美氏の「Facebookをビジネスに使う本」とセットで読めば、
とり急ぎフェイスブックの入り口は制覇できる。

今週末には、いよいよフェイスブックの創始者マーク・ザッカーバーグの自伝映画
「ソーシャルネットワーキング」も公開される。

まさにフェイスブックの日本国内でのブレイクは秒読みという状態に入ったといえるだろう。

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竹井善昭氏「社会貢献でメシを食う。」

社会貢献を志す若者たちに向けて、ソーシャルプランニング代表、竹井善昭氏が書いた
「社会貢献でメシを食う。」を読んだ。



竹井氏は、4年くらい前まではマーケティングコンサルタントとメディアプロデューサーとして、
テレビ番組やWebサイトの制作を手掛け、社会貢献とはまったく無縁の生活を送っていたそうだ。

それがたまたま読んだ社会起業家の本により、ソーシャルビジネスの影響力の大きさを知り、
社会貢献でメシを食っていこうと決断したとのこと。

わずか4年であるが、その当時と今ではソーシャルビジネスに対する世間の認知は
雲泥の差だ。ということはこの先の進化はもっとスピードが速いとも言えるだろう。

以前のボランティアと今の社会貢献の違いは、ビジネスと両立できるかどうか、
そこが大きいように思う。社会貢献に力を注いでいる企業ほど成長しているという最近の報告もある。

この先、さまざまな分野で社会貢献のプロが生まれてくる気配を感じる。

この本の中では、プロボノという概念も紹介されている。
プロボノとは他に仕事を持ちながら社会貢献をする方法のことで、
それぞれの専門的なスキルでNPOなどをサポートする。

たとえば広告代理店のプランナーが広報戦略を立てる、
アートディレクターがフライヤーやポスターをデザインする、
ウェブデザイナーがウェブサイトを制作するなど、知らないうちに
広告業界の人材もプロボノとしてすでにたくさん活躍するようになってきているようだ。

この本を読んであらためて「社会貢献」「社会起業家」の概念が大きく変わってきていることを知った。
時代はますます社会人と社会起業家の差を小さくしてきている。
つまりすべての人が社会起業家になる土壌ができあがりつつあるのだ。
社会を変える、そんな志が、意外と景気回復の推進役になるのかもしれない。

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栗城史多「奇跡は起きるものではなく、起こすものである。」

誘われて出かけたトークイベント。ウィルあいちの大ホールを800人、満員の観客が埋めた。
しかも主催者は、21歳の女性だった。

あらためてインターネットで調べてみると概要が見つかった。

●あけましてありがとう祭●

◆2011年1月8日

◆場所:ウィルあいち(愛知県女性総合センター)

◆時間: 13:00~18:10(開場11:00)

◆出演者◆
★栗城史多(今話題のイケメン登山家!)
★てんつくマン(夢を叶えるスター)
★杉浦誠司(文字職人)

andスペシャルブースゲスト!

◆料金◆
前売り 3100円
当日 3600円

*内ひとりあたり100円をNPO法人テラ・ルネッサンスに寄付し地雷除去作業などの費用にあてさせていただきます。

◆お申し込みフォーム◆
http://don.jp/ezform106/12471/form.cgi


◆主催者ありしゃ◆
主催者のありしゃです。
勇気と夢と希望をプレゼントしたくて主催することを決めました。
1月8日はあなたの人生が変わる一日になることは間違いないです!
人間は、人との出逢いで劇的に人生が変わります。それを体感してください!


近頃の若者はとひとくくりにされることが多い中で、20代の若者たちは、
いい大人たちより、よほど社会のためになるということを真剣に考えているというのが私の感想だ。
今回のイベントの成功は彼女の言葉にもあったが、願えば夢が叶うといういいお手本である。

出演者は三人三様で、それぞれの方法で世の中に貢献している人達。
中でもヒマラヤ無酸素登頂を目指す登山家、栗城氏の生きざまは
若干28歳であるが、様々な挫折を経験しつつもめげずに前進、
聞く人の心を熱く打つ。
私もそうであるが、学生たちの感動の涙が印象的であった。

タイトルに掲げた「奇跡は起きるものではなく、起こすもの」という言葉は、
その栗城氏が自身のメッセージビデオのエンディングに提示したもの。
自ら行動することでしか道は拓けない。まさにそうなのだ。

5時間以上の長丁場であったが、素晴らしい時間をくれた主催者にあらためて感謝したい。
生きてく上でこういう出会いは大切だ。ありがとう、ありがとう!である。

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野尻哲也氏「成熟期のウェブ戦略」

経営コンサルタント、野尻哲也氏が書いた「成熟期のウェブ戦略」を読んだ。



このところソーシャルメディア全盛だけに、ウェブ戦略というタイトルが新鮮、
それにつられて読んだというのが正直なところ。

しかしながら、冒頭の農園シュミレーションゲームの「FarmVille」にはじまり、
GROUPONなど、登場する事例の多くはフェイスブックやツイッターなどをからませたもの。

成熟期のウェブ戦略にはソーシャルメディアとの連携が欠かせないということをあらためて認識した次第。

そのあたりも含め、現在進行形のウェブ戦略を俯瞰して見るには
格好の1冊かつ貴重な1冊であることは間違いない。

自社のウェブサイトが機能していない。サイトが作ったまま放置されている。
そんなサイトを持つ経営者、担当者が次に打つ手のヒントはこの本の中に満載だ。

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検索は楽しむものである。googleのTVCM

昨年に引き続き、年末年始に大量のテレビCMスポットを出稿しているgoogle。

検索結果のファッション写真を壁に映し、着替えを楽しむ。
検索エンジンの大量なタブを動かしパラパラ漫画風に展開する。



どうやら今年のgoogleのテレビCMは、情報収集のための検索エンジンという役割から、
検索エンジンそのもので遊んでしまう、アミューズメントとしての役割へ。
存在意義そのものを転換して訴求している。

全体のトーン&マナーを見ると、若年層へgoogleの身近さをアピールしているように思う。

どちらかというと技術者、ヘビーユーザー向けという印象が強かったgoogleだけに、
戦略の方向性としては間違っていないようだ。

googleにとっては、リンクトラフィックからソーシャルグラフへ流れが大きく変わりつつある今が
まさに勝負時なのだろう。

それにしても、短期間に新たな価値観を提供、浸透させるには、未だテレビCMの影響力が必要とされるのだ。
いやそれ以上に、IT企業が成長のハードルを越えるためには、今まで以上にテレビCMの力が必要になる。

時代はスパイラルに進化する。googleのテレビCMをみて、
再びテレビCMの力がクローズアップされる時が来ていると感じた次第。

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GROUPONのおせち料理問題。

世界20カ国以上をあっという間に席巻して急成長中のクーポン共同購入サイト「GROUPON」

昨年12月の日本サービス開始以降も順調にサービスを展開していた。

がここにきての問題発覚。

GROUPONで販売した横浜のバードカフェのおせち料理が、
中身が写真と全く違う、注文した人に届かない、クール便ではなく普通便で送られ腐っていたなど苦情が殺到、
事実を認めた社長が辞任するという事態に陥っている。

大手メディアも2日以降このニュースを取り上げ、ネットだけでなくリアル社会にも話題が広まりつつある。

そもそもGROUPON側がどこまで提供商品の内容を確認できていたか疑問が残るが、
サービス開始直後の問題発覚だけに、チェックが甘いと言われても致し方ないのではないか。

GROUPONで提供されている商品を見ていると、その他にも
クレームが発生しそうなサービスが見受けられる。
ブランドができ上がっている商品やサービスであればよいが、
そもそも認知を上げたいからこのサービスを利用するのだろうから、いたちごっこのところもあるが、
ここまで社会への影響力を持ったいま、運営者のより厳格な姿勢が問われている気がする。

あまりの急拡大に運営側がついていけない状況の陥る、よくある話しではあるが、
肝心なのはこの後の対応、改善策の提示であろう。

ちなみに今回の購入者には、全額返金と5,000円相当のお詫びの品が提供されるそうだ。

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京井良彦氏「ロングエンゲージメント」

本年最初の1冊、電通の現役社員、アカウントスーパーバイザー京井良彦氏が書いた
「ロングエンゲージメント」を読んだ。



京井氏は、さとなおこと佐藤尚之氏のサトナオオープンラボにも属し、次世代のソーシャルメディアを
活用したコミュニケーションを研究中。

副題に「なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか」とあるように、
企業が生活者とどのように関係づくりを計っていくべきかを広告会社の立場から書いた1冊である。

タイトルの「ロングエンゲージメント」とは、まさにその答え。

企業が生活者と長期の良い関係=絆を積み上げることにより、
共感に基づいた売上獲得ができるとという考え方である。

今広告の現場では、かつて広告が熾烈に繰り広げらていた「アテンション獲得競争」の時代が終わり、
生活者との間に共感を作るといういわば「共感獲得競争」の時代に入っていると京井氏は語る。

そして共感を作るための手段として、活用されているのがツイッターやフェイスブックなどの
ソーシャルメディアなのだ。

商品やサービス自体がコモディティ化している今、短期に売上を獲得するためには、
値引いて売るというのがわかりやすい話であるが、それでは一時は潤うかもしれないが長続きはしない。

長続きさせるためには、生活者との間に良い関係を作っていかなければならないのだ。

単純な話のようにみえるが、長い間に積み上げられてきた価値観はちょっとやそっとでは変えられない。
変えたとしても、ちょっと結果が出なかったりすると、すぐ昔に戻ってしまう。
つまり生活者と良い関係(=絆)を創るためには我慢と継続が重要なのである。

京井氏は、最近の「良い広告は目に見えなくなってきている」と
これからの広告のキーワードを投げてくれている。

しばらく前に最近広告のパワーが落ちたとか効かなくなったという話が良く出たが、
実はアテンション型の広告が目立たなくなっただけで、どっこい広告は姿を変え生き残っているのである。

アドマンのみならずすべての企業人が、
これからの広告の姿、企業と生活者のコミュニケーションの在り方を模索するのは最適の1冊のような気がする。

特に1年のはじめに読む1冊としては、今後の自分自身の立ち位置を確かめるのにふさわしい1冊であった。

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2011年を占うキーワード、ソーシャル。

あけましておめでとうございます。

自分なりに今年のキーワードを探しているところ、見つけたのが
宣伝会議の最新号の特別企画「言葉で感じる2011年」。

そのパート1では、業界の人々が自身の掲げるキーワードを基に、
今年の注目のマーケティング手法」「メディアのトレンド」などを紹介している。

その中のマーケティングコミュニケーション手法の注目は?に対して、
トライバルメディアハウスの池田紀行氏は「ソーシャルグラフ」、
電通ビジネス統括局の石谷聡史氏は「想い」と「共感」、
アサツー・ディ・ケイ、クリエイティブディレクターの川越智勇氏は「シェア」を挙げている。

こうしてキーワードを並べてみると、
つくづマーケティングの主流がソーシャル=社会性に軸足を移しつつあることがよくわかる。

一方的に発信するのではなく、双方向なコミュニケーション。
コミュニケーションが独りよがりで成り立つものではなく、相手があって成り立っているものだと
いうことが前提だ。

長いスパンで見れば、この2011年はマーケティングの大きな転換点となっているかもしれない。
その一端をこの宣伝会議の特集で垣間見た気がしている。

さて自分自身のキーワードはというと、やはり今年も「ためになる」でしょうか。

誰かのためになるには、自分自身に余裕がなければできません。
正直昨年はそんな余裕がありませんでした。今年は自分のできることでいかに人のためになれるか、
いま一度真剣に考え取り組みたいと思っています

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