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アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

コトラーのマーケティング3.0で日本企業は復活する

中畑信哉氏の「コトラーのマーケティング3.0で日本企業は復活する」を読んだ。



本書の内容の前に、他のマーケティング本とは明らかに違う本書の特徴がある。

1.コトラーのマーケティング3.0という本の権威性をちゃっかり自分のものにしていること。
2.中国在住で中国事情を熟知した人が書いたマーケティング本であること。

以上2点において、本書が新鮮に映る部分もあったが、逆に言うと、
コトラーの名前につたれて買ってしまった私のような人間にとっては期待はずれの部分も大きかった。

しかしながら、中国事情に精通しているということで、外から見た日本の問題点もよくわかった。
たとえば、過去にあった食品偽装事件。
事件当時、日本国内の報道では中国の杜撰さばかりが目についたが、
この本の著者の中畑氏の意見では、必ずしも中国側の杜撰さだけでなく、コスト削減を追求する
日本メーカーの問題点がその背景にあることを知った。

やはり情報は一方的なものであってはいけないことが、あらためて重要だと感じる。

さて本書、コトラーのマーケティング3.0の考え方に触発されて、書かれている。
しかしあくまで、ソーシャルメディアがカギを握るというエッセンスの部分に置いてで、
真のコトラーの提唱するマーケティング3.0を理解するためには
やはりコトラーのマーケティング3.0を読む必要があるだろう。

コトラーマーケティング3.0を読んだ私の感想はこちら

まぁ、その部分を除けば、意外とこれからのマーケティングの在り方に正面から取り組んだ濃い中身であった。

コトラーが提唱する人間中心のマーケティング3.0。今の日本の経済状況では、わかっていても
実践できないジレンマがある。そして何より、実践するためには勇気と強い想いがが必要だ。

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