アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

山本敏行氏「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」

著者、山本敏行氏はイーシースタジオ社長。全社員にiphoneを導入して注目を浴びた企業だ。

本書「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」は、その導入後、
いかにして社員にその浸透を進めたか、またいかに企業として成果を上げられたか、
そのプロセスを分かりやすく解説している実践書といえる。



特に今何かと話題のツイッターについては、他書がどちらかというと個人レベルの話が多いのに対して、
本書は企業のコミュニケーションツールとしての利用価値を提示している点が評価できるのではないか。

IT系のツールはすべからくそうであるが、どれだけ本を読んでも本当の価値は
使ってみないとわからないものだ。
そういう意味では、使ってみようと思わせる説得力が行間から伝わってくる。

さらに本書は、iPhoneとツイッターだけで終わることなく、クラウドのサービスにも言及しており、
中小企業が低予算で利用できるクラウドサービスを利用シーン別に教えてくれている。

山本氏いわく、こういったサービスを利用することで、中小企業も大手企業と対等に勝負できる時代がきた、と。
その最たる事例が、自身のイーシースタジオのビジネスモデルだろう。

ただ、iPhoneやツイッター、クラウドサービスを利用したからといって、
本書のタイトル通り、すぐに儲かるわけではない。
大切なのは、儲かるための、時代対応できる企業文化を醸成することだ。

そういう意味では、まずは本書を読んで、1点でもイーシースタジオをまねて実践して見るのが、
新しい企業文化を創るスタートなのかもしれない。

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ポラロイドカメラ、進化して日本市場に復活。

デジタルカメラに押されて、本国で経営破たん。
その後日本市場からも消えていたポラロイドカメラであるが、その復活戦略が着実に進んでいる。

そのひとつが、今月26日に経営を引き継いだサミット・グローバル・ジャパン株式会社から発売された新製品
Polaroid TWO。

ポラロイドカメラPolaroidTWO

まさに、ポラロイドカメラの進化形。

進化とは従来のポラロイドカメラのカメラでプリント出力という機能に、
デジタルカメラの持つ保存機能と併せ持ったいいとこどりのカメラなのである。

さらに過去のポラロイドカメラと決定的に違うことは、デジタルゆえの焼き増し機能。
その場で気にいった写真を仲間とシェアすることができる。
結婚式や同窓会などでは重宝すること間違いなし。

一度は消え去った過去の産物と思われたポラロイドカメラであるが、
根強いファンも多い。基幹技術を活かして新たな進化の道を歩み始めている。

ポラロイドの日本復活に、モノづくりのヒントが隠されているように思う。

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電通、デジタル領域に本腰。中小はひとたまりもない。

日経ネットマーケティングの3月号の記事。

日本一の広告会社、電通が、今年1月より組織を大幅に変更、デジタルの専門性と広告会社の総合力を掛け合わせた、
新しいマーケティングソリューションの提供を目指すという。

ひと昔前は、社内でなかなかデジタルを扱える人間が育たないという話を聞いたが、考え方を切り替えて、
ここ最近は、逆にデジタル系の会社を次々と傘下に置き、ネット対応のスピードを加速させてきている。

そんな中での今回の組織変更。
電通が本気になれば、国内で向かうところ敵なしは間違いない。

特にネット対応が遅れており人材も育ててきていない中小の広告会社はひとたまりもないであろう。

はたしてどう対応していけばよいのか。
そう考えている間にも、電通の進攻はますます誰にも止められないに状況になりつつある。
電通は怖い。その恐怖がひたひたと迫ってきている。

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理屈抜きで楽しめる、グリコ・ドロリッチCM

あれこれと考え抜いた結果、できあがったコマーシャルがなんだかよくわからない、という話は多々ある。
もっとシンプルに考えるべきだったと思っても後の祭り。
作り手のエゴが顔をのぞかせる瞬間だ。

そんな思惑をよそに、迷いなんて微塵も感じさせない、ふっきれたCMがこれ、
グリコのドロリッチ クラッシュカフェゼリー クリーム インの15秒CM。



なんとも言えない不可思議なムードを放つドロリッチガールズ。
カッコつけすぎず、かといって緩すぎず、独特のテイスト。
ムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」をギター曲にアレンジしたしゃれたBGMも見事。

少し悪っぽいナレーションも相まって、完成度は非常に高い。
ルーズなようでち密な計算がそこにあり、作り手のテクニックの高さを感じさせる。

しかし見る者にとってはそんなことは関係ない。
CMってやっぱり理屈じゃないね、自然にそう思わせることが大切だ。

同じ作り手としては嫉妬を覚える、最近のお気に入りのCMである。

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車内吊りから春が来た。

昨日くらいから気温が上がって春めいてきた。明日はもっと暖かくなるよう。

そんな春の訪れを最近最も強く感じられたのが、地下鉄の車両内の中吊りだ。

どうしてかというと、女性月刊誌の4月号の広告が同じタイミングでずらりと掲載されたからである。

4月号ということで、一歩先に季節は春真っただ中。
色づかいもその前の号までと打って変わって、一気にパステルカラーのオンパレードに。
ピンクやグリーン、ブルー、そのすべてが淡い配色に変わっている。

たったこれだけのことにもかかわらず、何誌かの広告が並ぶと、昨日までと景色が一変、
一気に春がやってきたような印象、人々の表情も何となく浮足立って見えてくるから不思議なもの。

景気は気から、などと言われるが、こういったところから
何となくいい方向に向かいだせば、先は明るい、みな万々歳である。そう願いたい。

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昨日の収穫本。

休みにいちばんしたいこと。思う存分、書店を回ること。

というわけで、昨日も恒例の書店めぐり。で収穫、3冊。

(1)ネットの炎上力。



新聞記者から転じて、J-CASTニュースを主宰する蜷川真夫氏が、ネットニュースの内幕と
自身のまったく新しいビジネスモデルを明かす。
結構知らない話が豊富で、ざっと読んだところ面白そう、ということで。

(2)世界一シンプルな戦略の本。



昨年7月に出版された、タイトル通り、戦略についてシンプルに書かれた本である。
筆者の長沢朋哉氏は、電通ヤングアンドルビカムに勤務する現役のアドマン。ということで。

(3)小さなチーム、大きな仕事。



先鋭的ソフトウェア企業、37シグナルズの創業者、ジェイソン・フリード氏と
デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏の共著。
ふたりが独特の仕事観、組織観を示す1冊。小さくも素晴らしい会社ということで。

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明日、22年2月22日は、ぞろ目の日。

明日(平成22年2月22日)は、2が5つならぶ、珍しいぞろ目の日。

この前に、数字が5つ並んだ日を考えてみると、
平成11年1月11日。いや平成11年11月11日は1が6つ並んだ。

次に5つ以上並ぶのは、平成33年3月33日、と言うのは現実ない。
平成が続く限りはありえない5つ並ぶぞろ目の日。

でも西暦で見れば、来年2011年1月11日は1が5つとなる。

いずれにしても明日はめったにないぞろ目の日なので、
当然記念のイベントがありそうだ、ということで調べてみた。

一生に一度“平成22年2月22日にご披露宴を1組限定「究極の夫婦の日ウェディングプラン」
大阪新阪急ホテルで1月1日より販売開始。

こちらは明日の披露宴を1月1日から1組限定で受け付けていた、というニュース。
なるほど、22日なので、夫婦というわけ。

そのほかに宿泊が22,222円になる1日限りのプランもあるようだ。

フフフフフ、と読めたりするので、お笑いイベントなんてのもあってもよさそう。
最近楽しい話題が少ないので、せめて1日笑って過ごしたいものである。

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氷上の知的攻防戦、カーリング。

正直、見ていてここまで興奮するスポーツとは思わなかった。いや~凄い。

何かというと、カーリングである。

カーリングバンクーバー五輪

土曜日の午後という観戦にはもってこいの時間ということもあり、
日本対イギリスの女子カーリングの一戦をじっくり見ることができた。

まさに手に汗握る攻防戦。一瞬たりとも目を離せない勝負だ。

最後は目黒選手の正確無比な1投による劇的な5点を獲得、
イギリスのギブアップで見事11対4で勝利を収めたクリスタルジャパン。

見ていて思うのは、スポーツではあるが、
ボードゲームやビリヤードにも似た知的な要素が求められるということだ。
一手間違うと勝負を失うことにもなるから、見るほうも気を抜けない。

知的攻防戦ともいえるカーリング。おそらくこの土曜日の放送により大幅にファンを増やしたはずだ。

解説者も言っていたが、この1勝で日本の新たなカーリングの時代が幕を開けたのかもしれない。

まだまだ予選突破に向けて厳しい戦いが続くが、

クリスタルジャパンのさらなる快進撃に期待したい。


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アナログ終波後のテレビは。

地上波完全デジタル移行までのタイムリミットは1年とちょっと。

とかくテレビを見なくなった、テレビCMが効かなくなった、とネガティブな意見が多いが、
逆に完全デジタルへの転換期であるがゆえというのが私の考えるところ。

完全デジタル化が実現されれば、今はできないことがいろいろと形になってくるのではないだろうか。

そうなれば新たなビジネスモデルがテレビに訪れるかもしれない。

もちろんテレビ局や広告代理店の存続のためには、
現状のビジネスモデルがある程度生き続ける必要はあるのだが。

特に3Dテレビの可能性は、見たことのないまったく新しい世界を運んでくる期待も持てる。

そう考えると、デジタル化後のテレビは、ある種バラ色であったりもするのだ。
要は考え方次第。

媒体出稿に依存しすぎない新たなビジネスモデルに取り組むことが肝要だ。

そのためには柔らかい頭が要求される。広告収入ビジネスにこだわっていては何も始まらない。

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TUGBOATの集大成、「10YEARS」、8400円でも買い?!

日本初の本格的クリエイティブエージェンシー、タグボートが船出してから、10年がたつ。
それを記念して出版されたのが「TUGBOAT 10 YEARS」



さっそく購入、と言いたいところだが、尻込みさせてしまうのはそのお値段、なんと8400円だ。
この景気ゆえ即購入とは行かないのは、はたして私だけだろうか。

まぁ、そこそこ頑張っている広告代理店なら会社備品として迷わず購入となるのだろうが、
それとてアドマンの個人レベルではちょっと難しいんでは、と思ってしまう。

内容は、A~Zで頭文字順に手掛けた仕事が並んでいる。
こうやって一覧してみると、柔らかいものから硬いものまで、タグボートの懐の深さがわかる。

話を値段のところに戻すと、この8400円という高額でありながら、
本日付のアマゾンの売れ行きランキングでは587位。そこそこ売れているのである。

はたしてどんな人が買うのか聞いてみたくなる1冊であった。買える人、うらやましい。

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年に一度、「住宅産業大予測2010」。

先日、アドマン必読の「創」3月号、特集「広告業界大研究」を紹介したが、
住宅業界関係者がバイブルとしているのが、同じく年に1度の出版となる「住宅産業大予測」。
年明け1月はこの出版を待つことが恒例となった。



特に、住宅産業におけるマーケティングの特集ページが、住宅会社をクライアントに持つアドマンには参考になる。

今回2010版は、「誠実マーケティングのすすめ」。

「理念」「透明」「正直」「誠実」の4つのキーワードに基づき、
旬のツールや考えをベースとした最新手法を紹介している。

そのほか、今年度の法制度や経済状況のの変化による住宅業界への影響なども分かりやすく解説、
知らなかったでは済まされないトレンドをつかむのには最適な1冊ではないだろうか。

いまだ明りが見えない住宅業界ではあるが、ソーシャルメディアなど
新しい手法を試してみるには良いタイミングなのかも知れない。

頭で考えるだけでは何も始まらない、行動あるのみである。

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9年ぶりの県図書館、印象は。

前は何かにつけ通っていた愛知県図書館だったが、今日久しぶりに出かけた。
思い返せばなんと9年ぶり。

出かけなくなったのは、インターネットが普及したせいか。
調べ物と言ったら大抵は検索エンジン頼りで済むようになった。

以前は会社も県図書館の近くにあったので返すのもそう大変ではなかったが、
会社が遠くなった今は、返すのもおっくうである。

そんなこんなで足が遠のいていたので県図書館もさぞや様変わりしているのだろうと思ったが、
予想に反してほとんど変わっていなかった。というか変わり映えしなかった。

考えてみれば、スペースが変わらなければ収蔵書数も同じ、新しい本を増やすのも、
完成当時よりはペースダウンするだろう。

変わったことといえば、各階ごとだった貸出しが1階にまとめられたこと。
経費削減の意味合いも大きいのかもしれない。

平日だったのでクルマで出かけたが駐車場は空いていた。が出庫の際にびっくり、
清算は図書館の中で行わないとクルマが出せない。
慌てて再度クルマを戻し、館内の精算機で清算した始末。やっぱり民間とはわけが違う。

さて館内であるが、景気の反映だろうか社会人席では多くの中高年者が勉強していた。
私自身も小一時間、本を借りつつ過ごしたがやはり図書館は独特の空気で落ち着く。懐かしい想いが蘇る。

欲を言えばもう少しゆっくり本が読めるスペースがあれば、と思うが、
これもスペースの関係、所蔵本数を維持するためにはいたしかたないのかな。

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恒例「広告界の徹底研究」、月刊「創」3月号。

月刊「創」恒例の特集、年に1回の「広告業界徹底研究」。

毎年この号を読んで広告業界の方向性を確かめることとなる。
そんな習慣が、かれこれ10年以上になるのだろうか。

今年の特集内容は、

(1)いま面白いCMとは何か・・・広告批評の天野祐吉とトップクリエイターの座談会
(2)僕とタグボートの10年・・・多田琢氏が所属するタグボートの創立から今までを語る。
(3)テレビ好きの僕とテレビ的なCM・・・ソフトバンクCMのCD、佐々木宏氏が自らのCM作法を披露。
(4)話題のクリエイターが語る「広告」という仕事
(5)「広告」とは何かを問い直す時代・・・業界の重鎮3名の座談会 etc

何かといえば「広告に元気がない」と言われる昨今であるが、
どっこい最前線にいるクリエイターたちは鼻息が荒い。要するに超ポジティブな人しか生き残れない、と
言うことなのかもしれない。

コップの水は、もう半分しか残っていないのではなく、まだまだ半分残っているのだ。
この先、アドマンがどう考えればよいのか。どの方向へ進めばよいのか。ヒント満載の1冊である。

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グーグルの未来を考えることは、私たちの未来を考えることである。

牧野武文氏が書いた「Googleの正体」を読んだ。



タイトル文は、著者牧野氏の言葉。

いつもまにかインターネットがインフラとなり、あること自体が当たり前となった今、
その中心にあるGoogleがもし邪悪な考え方を持ったら・・・・
想像することさえおぞましい世の中になってしまう。それほどまでにGoogleの存在は大きい。

そんなGoogleだが、今後どこへ向かおうとしているのか?
牧野氏はその目指す方向を冷静に分析、大胆に予測している。

牧野氏いわく、「Googleは世界の貧困問題を解決するという大きな使命を持っている」と。
そのために開発したのがアンドロイド携帯であり、クロムOSであるという。

さらには将来的に成し遂げる事業として、創業者のラリーとサーゲイは、
代替燃料と無線LANを挙げている。

代替燃料の中心は太陽電池。太陽電池があれば、どんな状況でも電力を供給できるわけで、
先のアンドロイド携帯、無線LANと合わせて、
世界中の人がインターネットにアクセスできる環境が整うというわけだ。

実に壮大な計画であるが、Googleならやりきってしまい、確かに貧困のない、差別のない、
素晴らしい世界がやってくるだろう。
しかし本当にその世界が自分自身の望む世界なのだろうか。

何かはっきりしないもやもやが残るのは、
結局「Googleの正体」を信じることができないから、そう思うのは私だけではないはずだ。

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闘わず支えあう、草食系企業の時代。

小屋知幸氏の「こころの価値を売る世界にただひとつだけの会社」を読んだ。



ひと時代前。勝ち組を目指して、社外だけでなく社内でも熾烈な競争を強いた肉食系企業。

その結果はどうだろう。一部の勝ち組を除き、ほとんどの企業は結局負け組企業となってしまった。
そして戦いに敗れた企業の内部では現在壮絶なリストラが繰り広げられている。
辞めるも地獄、残るも地獄だ。

そんな荒廃した肉食系企業を横目に、闘わない支えあう経営で、着実に歩を進めているのが草食系企業だ。

小屋氏は、草食系企業の代表として、

事業拡大よりも地域文化への貢献を重視する会社、六花亭製菓。
子連れ出勤で働くママを応援する会社、モーハウス。
残業もノルマもなく無理にがんばらない会社、未来工業。
障害者雇用で社会に貢献する会社、日本理化学工業。
良心を売る会社、パタゴニア。

以上の会社を挙げている。

いずれの会社もライバルを意識するのではなく、自らの理念に基づいて経営を考えている。
しかも一見不都合に思える条件を見事に自社の強みに変えているのだ。

利益を追求した会社が厳しい局面を迎え、利益より社員の幸せ、社会への貢献を求めた会社が、
不景気の中でも存在価値を高めているから、経営とはつくづく難しいものだと思う。

草食系企業で働く社員は幸せである。そして、できるなら自身の所属する会社も草食系企業を目指してほしい。
小屋氏の本書を読んで、そんな想いを強くした。

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ツイッター割引、続々。

今日付けの日経MJで気になる記事を見つけた。

今東京の飲食店では、ツイッターをプロモーションツールとして利用して集客を計っているところが
増えつつあるらしい。

その1例が、先の2月4日金曜日にツイッター割引を実施した、品川にある「すし処さいしょ」。

来店客が自身のフォロワー数を申告すると、1人あたり1円を割り引く。
来店客数を増やすとともに、店の知名度を上げることが狙い。

当日は平日にも関わらず行列ができ、またツイッターには1000以上の関連情報が投稿され、効果は上々とか。

フォロワー数で割引金額を決めるところがミソであろう。
割引を求めてフォロワー数の多い人が来店するほど、口コミ効果が高まる仕掛け。

ツイッターを使ったプロモーションはまだまだ試験段階だろうが、
それだけに中小企業や小さなお店にとっては今がチャンスかもしれない。

大切なのは、既成概念にとらわれない柔軟で自由な発想である。

余談だが、勝間和代氏や広瀬香美氏のようなツイッター世界の有名人は、
この場合、数万~数十万円も割引されるということで満腹食べてもお釣りが来てしまう。
とはいえ、行くことはまずないと思うが、どうなのだろう?

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あふれる涙が止まらない。映画「インビクタス~負けない者たち」。

まず驚いたこと、それはこの映画が実話だということだ。

南アフリカ共和国のネルソンマンデラ大統領が、27年の投獄生活を経て、黒人初の大統領に就任、
国民すべての心をスポーツ(ラグビーのワールドカップ)を通してひとつにつないでいった真実のプロセスを
クリントイーストウッド監督が心をこめてフィルムに刻んでいる。

インビクタス

その映画作りは、過去の「硫黄島の手紙」「グラントリノ」などと同様誠実という言葉が似合う。
映画をこよなく愛する気持ち、映画で世界が変えられると信じている想いがひしひしと伝わってくる。

さてこの物語だが、ここまで感動的な実話でありながら、私自身今まで全く知らなかった、
たった16年前の話であるのにもかかわらずだ。
この物語を世に伝えたクリントイーストウッドの功績をまず称えたい。

印象的だったのはネルソンマンデラ大統領の27年にもわたる独房生活を支えた、
タイトルにもなっているインビクタスとという詩。
インビクタスとは征服されない、という意味で、
「私が我が運命の支配者、我が魂の指揮官」という1節が心を打つ。

この言葉に支えられ27年という孤独な時間を過ごし、苦難のすえ黒人初大統領となった後も、
決して投獄した白人政府を恨まない、まさに人の上に立つ指導者とはかくあるべき、という手本である。
不退転という言葉が軽く使われるような時代にあって、マンデラの想いの強さは、常識をはるかに超える。

ネルソンマンデラという人間の存在。それを再現する名優モーガンフリーマンの演技、
そしてクリントイーストウッドの演出、負けない者たちの血と汗の結晶による、まさに魂の映画。
ひ弱な自分の涙がとまらないのは当然かも知れない。

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正義の経営。

経営者に大切なことは、1に信義、2に信義。私はそう考える。

正しいと思う信念に基づいて行動すること、それに共感して行動をともにする社員を裏切らないこと。

そして嘘隠し立てなく企業経営を行うこと。

そんな変わらない想いの継続から企業の成長がもたらされるのでないか。

正義を見失った会社は滅びる。社員の信頼を失った会社は糸の切れた凧のようだ。

厳しい状況だからこそ、経営者の志が試されている。

自分自身は経営者ではないので勝手なことが言えるわけであるが、会社経営はつくづく難しいとあらためて思った。

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3D テレビは、消費の起爆剤となりうるのか。

しばらく前から話題が盛り上がりつつあった3Dテレビ。その期待がいよいよ現実のものとなる。

今日2月9日、3Dテレビの先陣を切ってこの4月にパナソニックから
国内初の製品が販売されることが発表された。

その後は、ソニー、東芝など国内主要メーカーの3Dテレビ販売が続く。

3Dテレビ元年ともいえるこの盛り上がり、
はたしてこのところ停滞が続いている景気の起爆剤となるのだろうか。

懸念することがいくつか。

わざわざ眼鏡をかけてまで見ようと思うのか。この点は、映画「アバター」の先行事例がある。

テレビのインタビューなどでは、2時間以上眼鏡をかけっぱなしは疲れるという声が
特に高年齢者から上がっていた。
眼鏡をかける習慣のない人にとっては老若男女にかかわらず、うっとうしさはなかなか拭えないであろう。
さらには、眼への負担はどうなのかも気になる。

また販売当初はおそらく相当高額な買い物になりそうで、
この景気では3Dテレビの売れ行きがどこまで加速するかも心配になるところだ。

とはいえ、否定的な意見ばかりではデフレ脱出は難しいので、
この際可能な限り、良いところを見ていきたいと思う。

広告業界から見ても、この3Dテレビの普及具合によってはめったにないビジネスチャンスが生まれる期待大である。

勢いをつけ景気浮揚のためには、政府の購入支援策もぜひ検討してほしい。
いずれにしても数少ないニュースなのですがりたい思いであるのは私だけではないであろう。

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レインボーチューリップを、ご存じですか。

昨日日曜日の東海テレビ「スタイルプラス」で紹介されていた「レインボーチューリップ」。
レインボーチューリップ

知らずにテレビで見た瞬間の衝撃は半端じゃなかった。「まじで」という感じである。
1本1本異なるさまざまな7色のグラデーションになっていて、とても自然に作られたものとは思えない。

肝心のこのレインボー・チューリップの作られ方であるが、調べてみると
染料を茎から吸わせて花と葉部分に赤色~紫色の虹色が表現されるそうで、
色の出方は1本1本異なるという。
2本と同じ色はないということで、それぞれのグラデーションの違いが、
束ねた時の微妙な変化をもたらしている。

現在、矢場公園近くの生花店「花ギャラリーめぐみこ」で販売中、
毎週末に50本~100本入荷するらしいが、即日完売の可能性が高いそうだ。

人工的といえば人工的で、自然さを尊ぶ人から見れば、いささか異端な感じもするが、
アートとかファッションという視点で見れば、十分有りだ。

こういった意外性の周辺に大きなビジネスヒントが潜んでいそうに思う。

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会社勤めアドマンにも、セルフマーケティングが必要な時代。

景気の先行きが不透明な時代、今だトンネルの出口は見えない、深刻な状況である。
当然のごとく、中小企業ではリストラが行われ、職を失う人は後を経たない。

自ら身を守らなければ誰も守ってくれない、そこでセルフマーケティングの出番ということになる。

中江哲夫氏が書いたその名も「セルフマーケティング」を読んだ。



パーソナルブランディングとも言われるが、中江氏は、自分自身を1企業1商品に見立て、
どんな考え方を持っているのか、どこが強みか、を明確にすることで、自分のポジションを確立していこうと
いうことを目指している。
簡単に言えば、自分主体でビジネス社会を生き抜く戦略、である。

本の中には独立やリストラを想定した記述は少ないが、企業の中にあってもなくても、
この厳しい時代の中では、セルフマーケティングは必要不可欠なものであることは間違いない。

言葉は悪いが、リストラとは誰を切って誰を残すのか、取捨選択のプロセスだ。
となれば、彼にしかできないことは何か、が明確になっている人ほど、残る人間に選ばれやすいのでは、と思う。
まぁ、アプローチ手法は別として、セルフマーケティングを行っておいて損はない。

本書はそんなセルフマーケティングをワークシートに沿って答えていくだけで、
完成させることができる、実践の書。
自分では気がつかなかった、自分の強みが見つかるかも知れない。

ちなみに著者・中江氏は、広告業界に25年身を置き、今はコーチングの会社の経営者。
そういう意味では、今大変厳しい状況にある広告業界の現役アドマンにも参考になりそうだ。

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マーケティングは戦争?

オガワカズヒロの「ソーシャルメディアマーケティング」を読んだ。



オガワカズヒロとは、小川浩氏と小川和也氏のふたりのオガワで結成されたクリエイティブユニット。
このクリエイティブユニットでは、ソーシャルメディアとモバイルを中心とした
マーケティングとブランディングを行っている。

マーケティングは戦場というが、その戦場は顧客の心の中にあり、お互いにシェアを奪い合っている。
ふたりはこの戦いには4つの種類があるといい、その4つとは以下のもの。

市場リーダーのための「防衛戦」
二番手、三番手企業のための「直接対決戦」
地域中小企業や商店街などのための「ゲリラ戦」
ベンチャーや事業部門担当者のための「革命戦」

それぞれの戦いによって使う武器は違ってくるが、いずれもポイントは
TwitterやSNSなどのソーシャルメディアの使い方、
そして効果は落ちてきていると言え、マス広告との組み合わせ方だ。

さらに費用はミニマムである戦い方であっても、テレビのおけるPR的使い方は外せないという。
まだまだ認知レベルにおいてはマスメディアは唯一無二の存在の証といってもいいのだろう。

個人的には、マーケティング=戦争という物騒な考え方はいかがなものかという意見だ。
争わなくて自らが独自の存在になれればそれがベストであるし、
すべての企業はそれを目指すべきではないかと思う。

しかしながら不景気の中ではまず自分の身を守ることで精一杯、
いかに競合企業を出し抜くかに比重がいってもやむを得ないのかもしれない。

話が横道にそれたが、オガワカズヒロの今回の著作「ソーシャルメディアマーケティング」は
考え方が実に明快に整理され、ソーシャルメディアの意義、活用方法がすーっと自然に入ってくる。
数多くのソーシャルメディアについて書いた本の中では出色の存在だ。

先の4つのうち革命戦の項でプレゼンテーションについて興味深い記述があった。

セミナーやカンファレンスで革命家がするべきことはただひとつ。聴衆を味方にすることだけだ。
そのためには聴衆を説得しようとしたり、すべてを理解してもらおうとしてはいけない。
多くの情報を詰め込みすぎ、すべてを説明しようとしてはいけない。
大事なことは、聴衆にあなたのいいたいことを分からせることではない、
分かったような気にさせることだ。

分かったような気にさせるとは確かにその通り、しかし難しいかつ深い。

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DIME対TRENDY、インターネット特集対決。

期しくも、インターネット関連の特集対決となった最新号のDIMEとTRENDY。

DIMEの最新号の特集は、「今みんながiPhoneに買い替える理由」と題して、
いかにiPhoneの使い勝手がよいか、さまざまなユーザーの声、さまざまなアプリケーションなどを通して、
その魅力を徹底分析。読むほどに買い替えざるを得ない記事の仕上げになっている。

対するTRENDYの最新号の特集は「次世代ネットの衝撃。クラウド&Twitter」。
ドロップボックス、エバーノート、グーグルなど、キーパーソンが語るクラウドの未来、
そして、今話題沸騰中のTwitterの使いこなし方を親切丁寧に教えてくれている。

旬の話題を知らせてくれる由緒正しい情報誌ビッグ2だけに、どちらの特集も甲乙つけがたい。

まぁ、2冊まとめて買っても千円札1枚でお釣りがくる安さである。
今と今から先のインターネットの動きを手っ取り早く知りたいあなたには
間違いなくマストバイの2冊だ。

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イオン新作CMに、石川亜沙美。

流通のおしゃれなCMといえば、昔は百貨店のCMと相場が決まっていた。
ウッディアレンが出演した1980年代の西武百貨店の「おいしい生活」などは、その代表格だろう。

ところが最近は、百貨店のCMに元気がなく、スーパーのCMがそれに取って替わっている。

イトーヨーカドーの黒木瞳。はたまた、西友の「KY」CMシリーズ。

どれも過去のスーパーCMでは想像もできなかったおしゃれなトーンだ。

そして直近では、モデル石川亜沙美が出演する「CELEBRATE SUIT 2010」のCM。



とんがりすぎず適度におしゃれというのが石川亜沙美の起用のポイントというところだろうか。
彼女が身にまとったスーパーのフォーマルスーツは、、
ちょっと前のスーパー衣料のイメージとは隔世の感がある。
しかもお値段、9800円!

しかしながら、そのスーパーも売上高を見るとピークは越え、百貨店、コンビニと並んでいずれも苦戦中。
そろそろ新たな小売業態が生まれてきそうな気配だ。
ひょっとしたらネットからということもあり得る。

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水谷孝次氏「デザインが奇跡を起こす」

少し前の情熱大陸でも取り上げられていたが、アートディレクター水谷孝次氏の新刊、
「デザインが奇跡を起こす 『思い』を『カタチ』にする仕事術」を読んだ。



水谷氏は私と同じ名古屋は大須の出身。ワコールのアートディレクターとして一躍注目を浴びた時は、
私の周りのアートディレクターやデザイナーの憧れの存在であった。

本書は、水谷氏の、出生から有名アートディレクターを経て、笑顔をモチーフとしたメリープロジェクトで
社会貢献を追い求める現在までを綴った、いわば自伝。

読むほどに気づかされるのは、一見順風満帆に思われる人生が、実は紆余曲折、苦難の連続の人生であったことだ。
できあがった作品を見るだけでは、とてもその苦難は伝わってこない。

想いを実現するために、あらゆるものを犠牲にして取り組む姿勢には正直脱帽であった。

ある分野で頂点まで上り詰めるとそのあとは下るだけという人生が多い中、
水谷氏はあえて別の山の頂きをゼロから目指す。

そんな水谷氏の生き方に、コピーライター糸井重里氏の生き方がオーバーラップする。

今まさにこの瞬間、人生は思い通りにいかない、こんなはずではなかった、と願いている人には
とても元気と勇気をもらえる1冊。人生は成せばなる、である。

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石井淳蔵氏「マーケティングを学ぶ」、新書にしての勝利。

広告業界に長いこといるが、体系だててマーケティングを学んだことがない。
ましてや独学しようにも適当な教材がなかったりする。
わかりやすさを求めれば簡単すぎて深みがなく、学問的になればなるほど実践的でない。

そんな中、最近出版された「マーケティングを学ぶ」は、
マーケティングを学びたいすべてのアドマン待望の1冊では、と思える。



著者の石井淳蔵氏は、現在、流通科学大学学長。
過去に「マーケティングの神話」をはじめ多数の書作を残している、マーケティングの学問の世界では著名な人。

本書の特長は、何といっても生活者視点で先進的な取り組みを実行する企業の最新の実例が豊富であることだ。
積水ハウス、P&G、カルビーなど業種業態も多種多様。

また手法によりすぎず、大局的で戦略的な思考も学べる。

328ページというボリュームながら、900円。
わずかランチ1食分で「今のマーケティングを総合的に学べる」うれしい1冊である。

ちなみにこの手のマーケティング本としては、売れている1冊で、
このあたりマーケティングの勝利というところか。

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昨日の収穫本。

1日遅れではあるが、休日恒例の書店めぐりで見つけた新刊本、2冊の紹介。

(1)ソーシャルメディアマーケティング



オガワカズヒロ著。オガワカズヒロとは、小川浩・小川和也、ふたりのクリエイティブユニットの名前だ。
小川浩氏はクリエイティブディレクター。モディファイの代表取締役。
小川和也氏は、マーケティングディレクター。グランドデザイン&カンパニーの代表取締役。
ソーシャルメディアを企業がどうマーケティングツールとして活用すべきか、わかりやすく解説。

(2)企業適齢期~56歳だから実現できた「ブランド」




56歳にして初めて独立起業したアラヤ代表取締役の中嶌重富氏が書いた新刊。
56歳だからこその起業の醍醐味、苦労をドキュメンタリー調で紹介している。

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