アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

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本日の収穫、広告・マーケティング関係新刊本2冊。

11月も30日、明日からは師走。年をとればとるほど1年が経つのが速いと感じる。
いつものごとく会社帰りに書店を覗いた。

本当は昨日買おうと思っていたが、買いそびれた2冊。本日GET。

1冊は、「Web来訪者を顧客に育てる、リードナーチャリング」



副題に、水面下の顧客の動きをキャッチし育てるWebマーケティング、とある。
コンサルタントの上島氏と古賀氏の共著だ。

リードナーチャリングとは、サイトの来訪者を見込み客となるまで育成するという概念。

私自身も重点的に研究している考え方で、認知から行動までの動線をきちんと確保しようという
コミュニケーション設計との共通点も多い。非常に参考になる1冊だ。

もう1冊は、「自分ごと」だと人は動く。



副題に情報がスルーされる時代のマーケティング。
博報堂DYグループ・エンゲージメント研究室の著書だ。

「自分ごと」というキーワードをもとに現代のコミュニケーションを紐解いていく。

マーケティングコミュニケーションが大きな転換点を迎えている今、
そのエポックともなりそうな2冊。読み終えるのが楽しみだ。
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いても立ってもいられず「Pocket WiFi」を契約。が・・・

戸田覚氏のトレンディネットの連載「戸田覚のPC進化論」を読んで、いてもたってもいられず
パソコンショップへ出かけ、イーモバイルの「「Pocket WiFi」を契約した(というか、してしまった)。

戸田氏も、自ら契約せざるを得ないというように画期的な製品。
Wi-Fi接続のできるモバイルルータータイプだ。
(ルーターなので何台もの端末が同時に接続できる)

しかも、極めつけは、iPod touchが20,000円引きで購入できるキャンペーンをやっていたこと。
(32Mタイプを買ったので支払った額は約10,000円)

今日はとりあえず見るだけ、と思って、ソフマップをちら見したところ、
このデモ現場に見事出くわしてしまった。

もともとイーモバイルの契約者であったので、契約後家に帰って、
さっそく旧通信カードを解約、と思って電話したところ、
解約は月単位でしかも解約書が送付されてSIMカードとともに
返送後正式に解約が成立するそうだ。
月単位ということで日割りではなく、よってまるまる来月分の契約料が発生するらしい。
そんなこと、店頭ではまったく説明がなかった。

解約手続きはいつも後味が悪い。なんとか解約を防ごうという考えはわかるが、
今回のような発展的な解約なら、もう少し契約者のことを考えてもあとあと損はないと思う。

さて、このイーモバイルの「「Pocket WiFi」であるが、戸田氏が言うように、
今のところ、ノートとiPod touchを接続してもあまりスピードに影響がない感じ。

トリプルを超えてフォースウィンドウが当たり前になってしまいそうだ。

戸田覚「PC進化論」はこちら

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今見直される、「先義後利」の精神。

企業戦略コンサルタント、中島セイジ氏の書いた、
「儲けないがいい」を読んだ。



一見宗教関係の本かと見間違うような装丁で、なんとなく手に取るのに躊躇いがあったが、
実際には、船井総研社長の小山政彦氏が、心の方程式が詰まっていると帯に推薦文を
書いているように、お金儲けよりも人のため社会のためになることを考えることが
企業経営には大切であると説いている。

その代表的な考え方が、古くから商人の世界に根ざしている「先義後利」の精神だ。

義理を重んじ、利益は後からついてくるものとする。
利益追求の資本主義が行き詰まりを迎えている今、とても重要なキーワードであると
私自身も考える。

本書内には、
義を貫いた戦国武将、直江兼続。
奇跡のリンゴの木村秋則氏。
凡児徹底の元イエローハット社長鍵山秀三郎氏。
社員の半数以上が知的障害者という日本理化学工業会長大山泰弘氏。などなど
バラエティに飛んだ将、長の、先義後利の話が並んでいて、興味深く読むことができた。

経営者であれば経営のために利益を求めることは当り前のことであるが、
それでもかつ社会のために人のためになることを優先しようと考えることは
並大抵の気持ちではできるわけがない。

こういった経営者の眼には、いったい広告はどのように映るのだろううか。
恥ずかしいことはできない。私たちも襟を正さなければ、この本を読んでそんな風に思った。

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MAスタジオの現状。

コマーシャルの現場に欠くことのできないMAスタジオ。

ナレーターのナレーション録音、BGM、SEのミキシング、レベル調整など、
仕上げに向かって担当する業務は多い。

そのMAスタジオの現状について話を聞く機会があった。

不景気の影響もあってスタジオがなかなか埋まらないらしい。

コマーシャルを見ている人にしてみれば、たかが音、かも知れないが、
長い間その世界に関わってきてその大変さもわかるだけにさみしい想いだ。

確かに自分自身の業務でも、新規のコマーシャルの制作本数は減っているし、
ひと頃改訂で間に合わせていた素材制作も頻度がかなり減ってきた。

スタジオの話では、その中でも、ラジオコマーシャルの制作が激減しているとのこと。
ラジオ広告の価値自体にクエスチョンが生じているだけに、その傾向は
どのスタジオにも共通しているのかも知れない。

音声だからより伝わる、もしくは音だけだから広がるイマジネーションの世界は、
コミュニケーションの手段としてはまだまだ開拓されていない可能性はあるはずだ。

こういう時代だから、コマーシャル以外の新しい可能性を探す、
いいチャンスなのかもしれない。

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ヤフーとグーグルのオンラインセミナー

11月に入って、ヤフージャパンとグーグルの広告商材のオンラインセミナーがあり、参加した。

システムはどちらも、世界的に評価の高いシスコのWebex。

時間を見計らって少し前から参加の準備をして始まったわけだが、なぜか
いずれの機会もスムーズに進行することができなかった。

ヤフーの場合は、途中で音声も映像も再生されなくなってしまったし、
グーグルの場合は定刻を過ぎても始まる気配もなく、
あせった参加者が、不具合をフライングで書き込んでしまう始末。

最終的に内容は充実していただけに、この不具合は少し残念な印象だ。

しかも、先にも書いたようにテレビ会議システムというと
まず名前が挙がるWebexのシステムだけに、
テレビ会議システムそのものの将来性にも影響を及ぼしかねない。

当然その背景には、予測できない事態もあるとは思うが、
ヤフー、グーグルでもこの状態であれば、テレビ会議システムを
一般人が当たり前のように使用するには、現時点では
まだまだハードルが高そうだ。

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「紙兎ロペ」の適度なゆるさに脱帽。

TOHOシネマズの映画館へ行くと、本編が始まる前に流れる短いアニメが、
どうにもほほえましく気になるって言う人は私だけでないのではないか。

調べてみると、「紙兎ロぺ」というキャラクターで、かのROBOTが制作しているようだ。
豆しばの大ヒットを受けてROBOTが開発したオリジナルキャラクターなのだろう。



さてこの紙兎ロぺ。適度なゆるさと今風のセリフ回しが絶妙で、
観ている時も、周りのあちこちからひそひそ笑いが聞こえてくる。

ちなみに今放映されているのがこの海篇。

紙兎だけに、肉食の鮫に食べられないんじゃないか、けど動いているものを
食べるのなら、食べられちゃうかも、っていうかけあいの間が見事だ。

今はTOHOシネマとのコラボという形であるが、
話題になって人気が出てくれば、豆しば同様ビッグビジネスに化ける可能性も。

どこまで化けるかは予想が難しいが、今後もこういったキャラクタービジネスが
あちこちから生まれてきそうな気配だ。

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キーパーソンが選ぶ、今年の5冊に「ヤンキー進化論」?!

日経ネットマーケティングの最新12月号の第二特集は、
「2009年版ネットマーケティング必読書」だ。

まずは、編集部がお薦めする今年の5冊。

1.グランズウェル
2.こころを動かすマーケティング
3.FREE
4.明日の広告
5.ツイッター140文字が世界を変える

そして、ネット業界のキーパーソンが選ぶ今年の3冊

こちらでもグランズウェルや明日の広告、マーケティングとPRの実践ネット戦略など、
超おなじみのタイトルが並ぶが、そんな中で異質なのが、
キットカットマーケティングの関橋氏とジャーナリストの佐々紀俊尚氏が選んだ
「ヤンキー進化論」。ここでヤンキー進化論とは、う~ん。



以下、著者/出版社からの紹介文

日本人の5割はヤンキー的であり(!?)、彼ら・彼女らは大ヒットを生み出す一大文化圏である。
 それにもかかわらず、ヤンキーは調査・研究対象として見過ごされてきた。 
 本書は、映画やコミック等の膨大な資史料をもとに、暴走族、ツッパリ、ギャル、オラオラ系...等々のヤンキー文化40年の変遷を一覧する。
「良い学校から良い会社へ」という理想が揺らぐ今こそ、ヤンキーたちの<反学校文化>のパワーと<バッドテイスト趣味>を再評価する時ではないだろうか。

私も読み逃していたので、さっそくアマゾンで注文。

上記を除いて、あと私からのおすすめは、ここ最近では、
ザクを探せ。クラッシュマーケティング。メディアマーケティング進化論。あたりか。

それにしても3冊を選べ、といわれると中々3冊に絞るのは難しい。
無難すぎても、突飛過ぎても自分のパーソナリティが出すぎてしまうようで。

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大作映画「沈まぬ太陽」。

日本航空の経営危機とというタイムリーな話題もあって興行収入もまずますであろう、
「沈まぬ太陽」を観た。

善きにつけ悪しきにつけ、大作映画、というのが第一の感想。

上映時間は3時間20分にも及び、途中で休憩が入るという過去にない体験。

渡辺謙をはじめ日本映画のオールキャストともいえる豪華な配役。

映画化が困難といわれた山崎豊子の原作。

渡辺謙が完成試写会で涙を流した理由もわかるというものだ。


しかし、見終わった後の感想はそれ以上のものは残念ながらなかった。

捉える時代が大きすぎスケールも凄すぎて、
逆に現実感が薄い、そんな感じがしてしまった。

今なぜこの映画を作る必要があったのか?自分なりにこの映画のテーマの必要性が
見当たらない。

自分にとっては、いろいろと疑問を覚えた、複雑な気持になった映画であった。

救いは、福原美穂が歌うエンディングテーマ。うまい!の一言。

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理想の会社ってどんな会社なのだろう。

理想の会社は、みんなが相手を尊重しあって、お互いの役割を全うして
幸せになれる会社。

気持ちよく働ければ、忙しさも楽しみに変わるのではないか。

そんな風に考える今日この頃であるが、実のところそんな会社って世の中にあるのだろうか?
そんな夢物語を追っている自分は甘いからなのか?

理想に近い会社を見聞きするたび疑ってしまう、それは偏に今日までそんな体験を
したことがないからだろう。

そんなモヤモヤした気分の中で、福島正伸氏の「理想の会社」を読んだ。



それまでのモヤモヤが吹っ飛ぶ、福島氏が描く理想の会社。

それは現実の会社ではないが、長年の経験で出会ったさまざまな
理想に近い会社のエッセンスが入っているそうだ。

福島氏が描く理想の会社の中心にあるのはTS(トータルサティスファクション)という考え方。

トータルサティスファクションとは、顧客のみならず、社員およびその家族、地域、
日本、さらには地球のすべてを満足させる行動を指すそうだ。

TSの一例として書かれている工務店の例が参考としてわかりやすい。

これまでの工務店の仕事の進め方では、1軒家を建てるとその建築期間中は
近隣の住宅にさまざまな迷惑をかけることになる。

たとえば、工事車両が有料駐車場に止めることで、住民の駐車が阻害されるが、
TSの考え方では、現場にプレハブ小屋を作り荷物はすべてその中に入れておき、
移動には公共交通機関を使ったり、現場監督が送迎をしたりする。

また工事中に出る騒音に対しても、金属のトンカチを使わず、釘をタオルで巻いて
強化ゴムでたたくことで騒音はずっと小さくできる。

そのほかにもTSに基づいたさまざまなアイデアが紹介されているが、重要なのは、すべてに
自分たちの利益、満足はいちばん最後にあるということだ。

顧客、社員を大切にする会社の組織図は、
顧客がいちばん上にあって、社長がいちばん下にあるという話を聞いたことがあるが、
まさしく福島氏の描く理想の会社そのものだ。

リストラの嵐が吹き荒れる、何が起こっても不思議ではない現在にあって、
この本に描かれている、社員に社長が毎日感謝のメールを書き、
感謝の言葉をかけるような会社があったら
一生を賭けてみたい、おそらく多くの人がそう思うだろう。

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ツイッターを使いこなすことは自転車を乗りこなすようなもの。

神田敏晶氏が書いた「twitter革命」を読んだ。



twitterの先駆者であるだけに、このところ続々と出版されているwitter本の中では、
その可能性をいちばん身近に理解できる1冊ではないかと思う。

シンプルな構造ではあるが、かくあるべしという使い方を提案するのは簡単ではないと神田氏。

その説明のために、神田氏が引用しているのが
ハンガリーの哲学者マイケル・ポランニーが「暗黙知」を自転車に喩えている話。

「自転車の乗り方を言葉で伝えるのは非常に困難だ。
ただ、一度乗り方をマスターすれば一生覚えている。」

神田氏曰く、ツイッターの使い方も同様で言語で教えるのは難解だけど、
一度使い方を覚えてしまえばそれほど難しいものではない。
むしろ、言葉で解説されればされるほど、ツイッターが難解なものに見えてきてしまう。と。

つまり、頭で考えている暇があったら、まずは始めてみろ、やってみろ、ということだろう。

インターネットはすべからず、やってみて試行錯誤して身についていくことばかり。
躊躇しているうちに、はやく始めた人は遠い先まで行ってしまっている。

というわけで、神田氏の本を読んで、私もついにtwitterスタートしました。

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人生は何度でもやり直しができる。ソース王、吉田潤喜。

19歳でアメリカの渡って4度の倒産危機を乗り越え、ビッグドリームを手にした、
ヨシダソース社長吉田潤喜氏の講演を聞いた。

吉田社長いわく、
死ぬ気で一生懸命頑張っていれば、もう何ともならないとなったとき、
必ず助けようという人が現れる。人生は捨てたものじゃない、と。

やればできるというが、実際はやらずに終わってしまう人がほとんど。

それだけに吉田社長の話には説得力がある。
2時間余りたっぷり、時にジョークを交えながら、飽きさせることなく一気に話しきった。

吉田氏は、アトラクション力、という言葉をしきりに使っていたが、
先の大変な時に助けてくれる人が現れるというのもその力のひとつらしい。
苦労を重ねるうちに、魅力が備わってくるということか。

大変だと嘆くことは簡単だが、あきらめてしまうのではなく、
さらに前に進もうという気持ちが重要。
コンサルタントのような机上の話ではなく、
自らが実践したトゥルーストーリーを間近で聞けたことに意義があった。

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年末、テレビスポットの空き枠が少ないという謎。

テレビ局の経営が逼迫していると言われている。
クライアントのテレビ離れが進んでいるためだ。

ところが、ここ最近の話では12月~年末のスポット枠の空きが少なくなっているという。

ほんまかいな?と耳を疑いたくなる話だが、それはこういう理由だ。

不景気の影響もあり、なかなか枠が埋まらなく、テレビ局が1本単価を安く提供するため、
同じ予算でも本数が多く出ることにより、枠が足りなくなるという悪循環。

1日のCM総量は決まっているため、結果的に売上は低下してしまう。
テレビ局と広告代理店は一蓮托生であり、広告代理店の売上もダウンとならざるを得ない。

枠が足りないというのは、一昔前だと景気回復傾向とみられたわけであるが、
そうした常識は通用しなくなりつつある。
それだけにテレビ局と広告代理店の未来はなお暗い迷路をさまよっているという感が強い。

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儲かる会社ランチェスター戦略。

ランチェスター戦略について書いた本は多々あるが、このところ関連書の出版が
加速しているようだ。

おそらく不景気と相性の良い戦略だから、という理由ではないかと思う。

さて本書、「儲かる会社ランチェスター戦略」は、福題に
ホームページなら小が大に勝てる!とあるように、
ランチェスター戦略をホームページに特化して適用させている点では、
はじめての書籍ではないか。



ホームページを武器に、弱者が、1点集中でいかにして強者に勝つか、
その実践方法を教えてくれている。

あくまで戦略的にホームページをビジネスに活かすべきとする著者、
水上氏は通販のコンサルタントで数々の成功実績を持っているようで、
特にネット通販にページが割かれている。

そういう意味ではこの先ネット通販を重点戦略とする企業には、
参考になる点が多いように思う。

開設はしたものの閑古鳥が鳴いているネット通販の運営者には
一読をおすすめしたい。

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「なんでもないプリンの売上が50倍」のなぜ?

とある地方スーパーでの話だそうだが、売上が50倍になった理由は、
4個の発注が誤って100個届いてしまったという失敗から始まる。

何とか売らねばと、手はじめに「おいしいプリンが入荷しましたよ」と来店客に声をかけたところ、
二日で完売してしまったそうな。

食べた人たちが「あれは美味しかった」という声を聞き、さらに入荷個数を増やし、
入荷日のチラシに「○○(個人名)さん、あのプリンだよ~。試食した全員がうまいと言いました」
と書いて店頭のPOPとも連動させたところ、今度は二日で240個を完売。

こうしたことを繰り返し、ついには月間1000個まで到達してしまった。

ちなみにプリンはどこでも置いてある「黄金比率プリン」。

この事例が載っているのは、小阪祐司氏の新作、
「買いたい!」のスイッチを押す方法。



オラクルひと・しくみ研究所代表の小阪氏は、購買心理、購買行動分析の日本の第一人者。

マーケティング理論をベースに脳科学まで取り入れた分析は、
思わず「なるほど!」と、うなづかざるを得ない説得力を持っている。

不況不況と言われているが、この不況の中でも売れている商品はある。
しかも売り方によって売れない商品が売れるようにもなるから不思議。

つまり不況は売れ行きとは関係なく、
どうやら「買いたい!」と思う心理の背景には共通の理由が隠れているようだ。

この本を読めば何だか自分でも売ることができそうに思えてくる。
小売業にとって貴重なヒント満載の1冊。ピンチ脱出のバイブルとなるかもしれない。

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重要会議ではヅラをかぶろう。

なんのことかというと、本のタイトル。
経営コンサルタントの青井博幸氏が書いた新書で、
副題に、超・実践クリエイティブ経営とある。



本書は、5年前に中堅化粧品メーカーにコンサルタントを依頼された青井氏が、
その後COOとして経営に参画、ダメダメの会社を青井流の改革に次ぐ改革で、
見事クリエイティブな会社に変身させた実話。
(といっても、どこの会社かは、いまのところわからない)

自由闊達な社風づくりの象徴が、タイトルにもある、
重要会議ではヅラをかぶろう、だ。

思い思いのヅラを被ることでその場の雰囲気が和み、
クリエイティビティが高まるという。

広告会社の場合は特にそうだが、クリエイティブを生業とするなら、
生き方そのもの、行動そのものがクリエイティブでなければならないはずであるが、
特に中小の営業が強い広告会社の場合は、
なぜかクリエイティブ的な発言や行動そのものが否定されたりすることもあるから、
普通の会社ではなおさら難しいことは予測に難くない。

やはりクリエイティブな社風づくりには経営者の考え方の影響が大きいと思う。

さて重要会議でのヅラ着用のほか、ほML(ほめーるメーリングリスト)など、
次々とクリエイティブなアイデアを社内に浸透させていった青井氏。
見事、落ち込んでいた会社を前向きなクリエイティブ経営な会社に変えてしまった。

経営コンサルタントだから当然といえば当然であるが、
いざ実践するとなるとなかなか思い通りにいかないのではと考えるが、
そこは青井氏の手腕なのだろう。

実践できるかどうかは別として、こんな会社だったら、とちょっとうらやましく思った。

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内田和成氏「異業種競争戦略」

カメラ業界、雑誌業界、金融業界・・・
さまざまな業種でこれまでになかった戦いが起きている。

そんな異業種格闘技(内田氏命名)の現状をつぶさに分析・紹介しているのが本書、
「異業種戦略~ビジネスモデルの破壊と創造」だ。



異種格闘技の一例として、内田氏はセブン銀行の例を挙げている。

セブン銀行はれっきとした銀行ではあるが、預金残高は他銀行と比べると
圧倒的に少なく、収入のほとんどはセブンイレブンやイトーヨーカ堂でのATM手数料という
いままでにない収益構造。
こういったかつてなら想像できなかった新たな敵が突然異業種から参入してくると
いうのが今の時代なのだ。

広告業界もまともに荒波を受けている。グーグルがまさにその天敵だ。

収入のほとんどがリスティング広告経由というグーグル、
検索エンジンをはじめとするインターネットサービスの提供企業という印象が強いが、
れっきとした広告代理店であり、現時点で世界最大の広告代理店ともいえる。

グーグルの出現により、マスメディア中心の広告代理店が大きな打撃を受けていることは
あらためて言うまでもない。

内田氏の異業種格闘技のルールはこうだ。

1.異なる事業構造を持つ企業が
2.異なるルールで
3.同じ顧客や市場を 奪い合い競争である。

異業種格闘技を可能にしたのはインターネット、デジタルの進化だ。
そう考えると今後ますます想像を絶する異業種格闘技が世の中のあちこちで
起きてくることは間違いない。

自ら異業種格闘技を仕掛けるか、仕掛けられるのか、どうせなら仕掛ける方に回ってみたい。

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ジェイ・エイブラハム氏、クラッシュ・マーケティング。

不況のときこそ、ライバル企業に打ち勝つチャンスである、とし、
そんな時代のマーケティングの考え方を教えてくれるのが、
ジェイ・エイブラハム氏の新刊
「クラッシュ・マーケティング~スティッキング・ポイントを破砕する9つの方策」だ。



マーケティングの天才とまで称されるエイブラハム氏は前作「ハイパワーマーケティング」での
主張をさらに進化させ、スティッキングポイント(行き詰まり要因)を解決し、
現状を変えていくノウハウを教えてくれている。

エイブラハム氏が挙げているスティッキングポイント(行き詰まり要因)は以下の9つ。

1.強力なライバルの存在
2.絶対的な売上不足
3.業績の不安定
4.戦略ゼロ
5.経費が利益を食い尽くす
6.新しいことにトライできない
7.差別化・独自化できていない
8.マーケティング力不足
9.周囲の力を活用できない

まずは自社のスティッキングポイントを認識することが大切で、
次にその適切な破砕策をとることが重要だ。

9つの破砕策のうち、2番目の絶対的な売上不足に対しての破砕策に挙げられており、
広告クリエイターにとって興味深いのが、
「販売戦略と広告手法を変革して売上をアップさせる方法」。

販売戦略の変革のポイントはコンサルティング営業への脱皮。
そしてそのベースはギブアンドテイクであるとしている。

また、広告手法の変革に対しては、読み手にフォーカスした広告にすること、
メッセージの中に「それで?」という言葉がほんのわずかでも顧客の頭をよぎる
余地を残さないことが重要だと言っている。

英語版の翻訳であるが、日本の中小企業でも十分に活用できる対策がめじろおし。
洋書が苦手な私にも非常に読みやすかった。

今この時代に必要なマーケティングをおさらい人にとっては最適な1冊と考える。

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THIS IS IT

マイケルジャクソンの遺作となった、THIS IS ITを観た。

率直な感想。まさに最高のエンターテイナーによる最高のエンターテイメント!

未だ彼が亡くなったことが現実とは思えないほど、生のエネルギーにあふれている。
あの痛ましい事故の数日前、数ヶ月前の映像とはとても信じられない。
とにかくパフォーマンスが素晴らしく、上映時間があったいう間であった。
このまま終わらなければいいのに、そんな風にも思った久々の映画。

後年はとかくスキャンダラスな報道が前面に出てしまったが、この映画を見ると、
あらためてマイケルジャクソンのエンターテイナーとしての偉大さがわかる。
もっともっとステージでのパフォーマンスが話題になってほしかったと残念に思うのは
この映画を観た人の共通の感想ではないか。

イチローにも共通して想うことであるが、
天才はたゆまぬ努力をすることによって、
はじめて誰にも近づけない高みに達するのだ。

夢や希望すら描けないこの時代であるが、
マイケルのメッセージを聞いて、志半ばで生を失った無念さを考えると
生きていること自体をもっと喜ぶべきであると思った。

生きていればなんとかなる。生きていることは素晴らしいこと。

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20代の広告業界専門コンサルタント、曰く。

船井総研の若きコンサルタント、岩邊久幸氏、なんと20代だ。

専門ジャンルは広告業界と印刷業界。
いずれも過去の成功体験がじゃまをする業界だけに、若さが発想の新鮮さとして
活かされるのだろう。

その岩邊氏のブログ、広告業界革命ブログを愛読させてもらっている。

彼の最近のエントリーが興味深かったので紹介したい。

タイトルは「質・価格・スピード」。(以下、岩邊氏のブログから引用)

いろいろな繁盛している企業を拝見していると、結局は、

・Q(クオリティ)
・C(コスト)
・D(デリバリー)

の3点に集約されていることが分かります。
クオリティとは、「質」。商品の質や、接客の質。

コストとは、「価格」。適正な製品を適正な価格で。

デリバリーとは、「スピード」。

広告業界・印刷業界も同様です。

例えば、「質」。
クリエイティブ力やプランニング力を高めるといった動きは、もう20年も前から行われています。

「価格」。これは、印刷通販という業態が現れました。WEB広告の世界もそうです。

では、「スピード」は?

アスクルのように、「今日頼んだら、明日来る」みたいなサービスをしている
広告会社・印刷会社はあるだろうか?

「そんなことしてたら、広告会社じゃない!印刷会社じゃない!」なんて、
言っていると、チャンスを失います。


確かに、スピードはクリエイティブと裏腹のところがあり、
自分が若いころは、これだというアイデアを見つけても一晩寝かせて
次の朝見ても色あせていなければ本物のアイデアなどと言われたりした。

現代は、時間をかけていては商売にならないのである。
そんな価値観を持つには相当柔軟でなければやっていけないというのが本音だが、
そうとも言ってられない。

とはいえ、肝心なのは、スピードはもちろん、アイデアそのものが良いかどうかだとは思うが。

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広く浅くより、狭く深く。

今日久々に、昔付き合いのあったECコンサルタントに会った。

もともと成功報酬で代行していたECサイトも順調のようで景気の影響も今のところ
あまり受けていないよう。

うらやましい話である。

彼と話していて思うことは、相変わらず主義をまげないこと。
売れないと思う商品はどれだけ頼まれても引き受けない主義である。
裏を返せば、売れる(惚れ込んだ)商品であれば、成功報酬でもとことんやりきるということだ。

その話を聞いて浮かんだキーワードが、狭く深く。
ECに特化してしかも得意な商品のみの売り方をとことん追求する。
そのやり方によってノウハウがどんどん蓄積され善循環を招くのであろう。

とかく広く浅くになりがちな自分たちの仕事。
長いことやっていてもあまり残るものがない。
特にこれからの時代は、得意なことをとことん追求してその道のプロフェッショナルで
あることが望まれる。

狭く深く。彼と久しぶりに会って、今一度心に刻みたい言葉となった次第。

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犬飼ターボ氏「CHANCE~成功者がくれた運命の鍵」

いまさら、という感がないわけではないが、この度、
文庫版が発売されたので読んでみた。

犬飼ターボ氏の「CHANCE~成功者がくれた運命の鍵」がそれだ。



主人公の泉卓也は、中古車販売をはじめて5年、こんなはずじゃなかったと嘆く毎日。
そんなときに、メンターというべき弓池氏と出会うことで、
自らの考え方を180度あらため、それにより一気に
人生の成功の階段を上っていくという物語である。

ポジティブ思考がいかに大切か。
読んでいくうちにエネルギーが満ちてくるようで、
「そう、こう考えればいいんだ」と不思議と自信がわいてくる。

物語の中で弓池が放った印象的な言葉。

「今の会社の給料が安いんだから俺は適当に働いている」と思っている限り、
給料は安いままだ。

自分が原因であり、現実が結果だ。自分の心が環境に反映されるんだ。
だから心のあり方に注意して、心の中に怠惰、嫉妬、卑屈、責任転嫁、恐れ、貪欲さなどを
見つけたら改善していくことだ。
結果として環境は良いものに変わっていく。
逆に、自分を環境の産物だと思い込んでいる限りは、その環境によって打ちのめされる。

世の中に数ある成功本に共通するのは、
「人は思った以上の人にはなれない」ということである。

逆にいえば、心のありようひとつで、人生を変えることもできるのだ。

こういう不景気の時代だからこそ、大切にしたい、
常に前を向き続けることで人生は切り開かれていくと信じたい。

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初エントリーから、あっという間の2年。

2年前の11月10日。記念すべき初エントリーを書いた日だ。
その日から、まるっと2年。
当時はまだサブプライムショックなんて予想もしていなかった、
考えてみればまだまだ余裕があった時だった。
しかし、今は想像以上の緊迫した時代。

その間に書いたエントリーは、569。5日に4エントリー弱。
1日1エントリーを目指したのだが、どうしてもという日もあってこの結果となった。

振り返ってみると、書評がほとんどとなってしまった。
趣味が読書だけに、いかに行動が偏っていたかわかる。

明日から3年目に突入。
もっともっと好奇心の翼を広げていきたい。
1年後、振り返ってみて、楽しいエントリーが増えているといいな、そう思います。

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不況の影響、学習塾にも。

デフレスパイラルが止まらない。

学習塾の料金値下げが地方を中心に広まっているというニュースをヤフーで見た。

可処分所得が大幅に減っている中で、生活を営むのに必要なお金は大きく削るという
わけにもいかず、切り詰めるとなると、やはり無くても済ませられるところ、ということになるのだろう。

そんなわけで、学習塾離れが進んでいるようだ。

ニュースによると、静岡発でここ名古屋でも広く展開している佐鳴予備校では、この春いちはやく
3割~5割の値下げに踏み切ったということであるが、その後他の学習塾でも
5割引近くの値下げが相次いでいるとのこと。

民主党が政権を取って、その公約としての目玉が子育て手当であるが、
いまだ実施時期も金額も最終決定に至っていない。

ちょうどこの子育て手当の金額がクルマのローンを支払える金額ということもあって、
自動車メーカーも実施を待ち望んでいるとの噂もある。

6割経済という言葉も浸透してきた。少子化も止まらない。
縮小する一方の経済状況の中、はたして学習塾の未来はどうなるのだろうか。

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忘れていた、1万円札。

いいことが少ない最近にあって、珍しくラッキーなこと。

たまたま古い財布に入っているであろうカードを探していたところ、
なにやら領収書の間に挟まって隠れていた1万円札を見つけた。

約1年ぶりのうれしい遭遇。

すっかり忘れていた1万円札だけに、さて何に使おうかとうれしい算段。

といっても結局は、本を買って映画を見て、ってところかな。

これをきっかけに、いい運が回ってくるといいんだけど。

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安藤忠雄流仕事術。

ブルータスの最新号、特集は「真似のできない仕事術」。



仕事術を披露するのは、いずれもその道の一流の人。

「暮らしの手帳」編集長、松浦弥太郎氏
コミュニケーションディレクター、森本千絵氏
脳科学者、茂木健一郎氏
ブックディレクター、幅充孝氏
CMプランナー、多田琢氏 などそうそうたるメンバーに並んで、
極めつけは、最後に登場する世界を代表する建築家、安藤忠雄氏。

日本再生もこの人にまかせたいと思うほど、明快な国家感を持ち、
私が最も尊敬するひとりだ。

その安藤氏の仕事術は徹底している。

特筆すべきは、メール禁止、FAX禁止。極力対面でのコミュニケーションを重視していること。

さらに各デスクには電話がなく、
安藤氏のデスク近くに並べられた5台の電話を共用で使うという徹底ぶり。

そんな中で、ちょっとおもしろい、と思ったのは週に三日間、
仕事中の2時間が読書の時間に割り当てられていることだ。う~ん、うらやましい。
その他、感性を高めるために、夜9時以降の残業を禁止したりと、
創造性に対する理解も並大抵ではない。

とにかく世間の常識などまったくおかまいなしと言わんばかり。さすが世界の安藤である。

ここまで創造性について極めたいと考える安藤氏の部下は、
逆にプレッシャーがかかり、いやがおうでも成長せざるを得ないだろう。
あらためて能力は伸ばされるべくして伸びるものだ、そう思った次第。

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求められるのは「広告のアイデア」ではなく「ビジネスのアイデア」

最新号の月刊ブレーンの特集は、打ち破れ!従来型の広告発想。

民主党政権に変わったように、広告界にも閉塞感を打破する「変化への期待」が満ち溢れていて、、
その答えのひとつに「アイデア・ファースト」発想を挙げている。

「アイデア・ファースト」発想とは、従来型の広告発想だけにとらわれず、課題解決の
コア・アイデアから出発する考え方。

ドリルの原野氏、
電通の岸勇希氏、
シンガタの佐々木氏、
博報堂の宮崎氏など、
新旧とりまぜて、それぞれのアイデアファースト発想法を披露している。

そんな中でアメリカの先進的な事例を生み出し世界的にも注目されている
AKQAのイナモト・レイ氏が、自身の広告づくりについて考え方を述べている記述が興味深い。

イナモト氏いわく、
今僕たちが考えるべきアイデアは「広告のアイデア」ではなく「ビジネスのアイデア」です。
誤解を恐れず言えば、本来、広告というものは消費者にとって必要のないものだと僕は思います。
広告が完全に無くなることはありませんが、その形は変わってきています」と。

今、徐々に広告主は「優れた広告」だけでなく、どんなアイデアや手法がビジネスを動かすのか
という事に興味を示し始めているというのがその大きな理由だそうだ。

ビジネスのアイデアを追求するということは今以上に、経営に近いところに
身を置かなければならない。そしてもっともっと深いところで企業を知らなければ
成り立たない話だろう。
そういう意味で、広告会社に求められるのは、コンサルタントとしての役割だ。

しかしながらコンサルタントの役割を果たせる人間がどれくらい広告会社にいるのか、
はなはだ疑問と言わざるを得ない。

いずれにしてもそのギャップを埋めるものはたゆまぬ勉強と実践の両立しか無いだろう。
過去の成功体験はじゃまとしか言いようがないのだ。

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0円ビジネスを支える、返報性の原理。

世間の話題をさらったマクドナルドの0円コーヒー。
先頃その収支の結果が出て、めでたく売上アップにつながったようだ。

その理由は、タダでコーヒーだけもらって帰るのは悪い、という気持ちが働き、
ついでにハンバーガーを買ったり、ポテトを買ったりと結局お金を使うことになる、
いわゆる返報性の原理というものが働くからのようだ。
もちろんコーヒー自体がおいしくなければ成り立たないことは言うまでもないが。

不景気という時代性なのか、ほかにも0円ビジネスはたくさんある。
中でも究極なのが、おかきの播磨屋が展開する無料カフェではないか。

無料でコーヒーなどのドリンクが飲めるうえ、おかきなどのお菓子も食べ放題。
認知が上がるにつれ訪れる人が後を絶たないらしい。
もちろん商品の売り上げ増を見越してのこととは思うが、社長の話を聞くと
社会貢献の意味合いも強いようである。

こういった0円ビジネスに取り組む企業が増えている背景には、
効果が見えにくい広告をやめて、その費用をそれ以外の手法での話題づくりに
振り向けようと考える流れがあるように思う。

効果が見えにくい多額のマス広告費を考えれば、お客へのサービスの相当のお金を使うことも
決して損ではない。
思い切った投資で話題になれば、知名度も上がるしお客も喜ぶという
二重の効果が想定できるからだ。

広告に代わるプロモーション手段を考えることもこれからの広告会社の重要な課題だろう。
そのためにはまず消費者が喜ぶ、クライアントにもメリットになることを
フラットに発想することが何より重要ではないか。
このあたりに広告会社再生のカギがあるように思える。

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キラリ☆開眼物語~明日から企画のホープと呼ばれる本

筆者岡星氏が電通の仕事を請け負うイベント会社での経験をもとに書いた、
弱小広告代理店の企画開発部社員がプレゼンに勝ちぬき成長していく物語、
「キラリ☆開眼物語~明日から企画のホープと呼ばれる本」を読んだ。




主人公のアドマンは、入社2年目の山戸たける。
右も左もわからない新米アドマンが、メンターとしての伝説のプランナー、米田(ベイダー)氏と
出会い、教えを請うことで数々のプレゼンを勝ち得ていく。

広告というよりはイベントの仕事がほとんどであり、またあくまでフィクションなので、
リアルさにはやや欠けるきらいがあるが、それでも参考にできる点は多々ある。

いくつかの例を挙げてみよう。

・コンペは、競争相手と競うのではない、昨日の自分の案と闘うことだ。

そう、そのとおり!

・プレゼンはプレゼント。クライアントが助かる、喜ぶ、役に立つ、そんな解決法を
提案してあげるんだという気分。

なかなか難しいけど・・・

・ものごとには必ず両面ある=“無い”は“有る”
自信があるということは、謙虚さがないということ。大胆であることは繊細さがないということ。

うまいこと言う。

目の前の売り上げや勝ち負けではなく、クライアントと同じ方向を向いて、
クライアントのためになることを一生懸命考える。

もちろん、広告業界の若い営業マン向きの1冊ではあるが、
私のような年のいったアドマンにも基本に立ち返る重要さを教えてくれる貴重な1冊だ。


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日本映画で蘇った、名作「サイドウェイズ」。

オリジナルはアカデミー賞の脚色賞に輝いたアメリカ映画。

そのリメイクとして創られた日本版の「サイドウェイズ」を見た。



出演は小日向文世と生瀬勝久の男優ふたりと鈴木京香、菊池凛子の女優ふたり。

おおざっぱにいえば、
中年男ふたりが現実の悩みを悩みを抱えつつも明日への希望を掴む物語。

40代後半といえば、そろそろ人生の残り時間が見えてくる頃。
それだけに、あせりもあるし諦めもある。
そんな微妙な世代の揺れる心を小日向と生瀬という男優ふたりが誠実に演じており、
なにより、そこに好感を感じた。

過去に名作と評された映画のリメイクだけにストーリーに目新しさはない。
その分、役者の力量が試されるわけで、
鈴木京香、菊池凛子の女優ふたりを含め、キャスティングの妙ともいえるだろう。

ワインの聖地ともいえるナパ・バレーの景色も心にしみる。
観終わった後に、無性にワインが飲みたくなった。

サプライズも大仕掛けもなく地味な映画ではあるが、
映画に対する作り手の優しい想いが伝わってくる良作だ。

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