アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

宝くじは時間を売るビジネス。

帰り道、気がつくと今日7月31日がサマージャンボ宝くじ販売の最終日だった。

これも何か運命かと買った、バラで10枚。都合3,000円の出費である。

競馬、競輪はもちろんパチンコもやらない私にとっては、宝くじも一種のギャンブルということで
めったに買わないわけであるが、それでも時々は今日のような理由で買うことになる。

まぁ、ほとんどは当選発表日までの楽しみで終わるのであるが、ある意味、
当たらなくても、当選発表日までそれなりに楽しむことができるのが、宝くじの魅力だろう。

そう考えれば、最終日に買うということは、発表日までの11日間の楽しみ。
1日当たり約270円強の出費というわけだ。

つまり販売開始日に買えば、1日あたりの出費は抑えられ長い期間楽しむことができると
いうことになる。

ちょっと考え方がせこいが、買うなら早めにということだろう。

ギャンブルはちょっと景気が悪いぐらいがいちばん売上げが上がるが、
あまりに景気が悪すぎるとギャンブルに回せるお金まで切り詰めることになるので
売り上げは下がるという話を聞いたことがある。

そう考えると宝くじの売上も伸び悩んでいるのかも知れない。
逆になけなしのお金で最後の夢を託すということで売り上げ増に繋がっているのか・・・

あれこれ考え、しばしいい夢を見たいものだ。

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中川淳一郎氏「ウェブはバカと暇人のもの」

一言で言うと痛快!

ネットの凄さ、ネットの進化の速さを謳った書籍が多い中、
ここまで冷静にネットを分析した本は他には見当たらない。

そんな中川淳一郎氏が書いた「ウェブはバカと暇人のもの」を読んだ。



中川氏は元博報堂社員。現在はフリーの編集者・PRプランナーである。
数々の現場体験からネットはみんなが思うほど万能ではなく、
今でも影響が大きいのは相変わらずテレビであると断言。
中川氏によれば、ネットで流行っているものも結局はテレビ発がほとんどだとも。

広告業界的には、第4章「企業はネットに期待しすぎるな」が興味深い。

この章で中川氏は企業がネットでうまくやる五箇条として次の5つを挙げている。

1.ネットとユーザーに対する性善説・幻想・過度な期待は捨てるべき
2.ネガティブな書き込みをスルーする耐性が必要
3.ネットではクリックされてナンボである。かたちだけ立派でも意味がない。
  そのために企業にはB級なネタを発信する開き直りというか割り切りが必要。
4.ネットでブランド戦略はやりづらいことを理解する。
5.ネットでブレイクできる商品はあくまでモノが良いものである。
  小手先のネットプロモーションで何とかしようとするのではなく、本来の企業活動を頑張るべき。

そうそう、そのとおり。

企業人(特に大手企業)が陥りがちなネット万能論に警鐘を鳴らしている。
その一方でまだまだテレビの力が侮れないことを気づかせてくれる。

結局、流行りに流されない企業の価値観こそどんな時代にあっても重要だということだろう。

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「KY」を旗印に、スーパーチェーン西友の快進撃。

一時の栄光はどこへやら、ウォルマートの支援を受けても相変わらず低迷の底にあった
総合スーパーチェーン西友が、このところ勢いを回復、来店客数も前年比で大きく増加しているようだ。

そのきっかけとなったのが「ストップKY」のフレーズ。

ちょっと前なら、KYというと、空気読めないの略であったが、
こちら西友のKYはカカクヤスク。このところの攻勢で一気に浸透してきたようだ。

親会社ウォルマートのEDLP(エブリデイ・ロー・プライス)のまさに日本版ともいえる、KY。



食品から自転車、衣料品まで、とにかく超低価格で販売。
さらに競合店のチラシ掲載商品が西友の商品より安かった場合は、
価格を同じにする「最低価格保証」も実施している。
最低価格保証といえば、家電品の専売特許かと思いきや、
スーパー、しかも食品で行うとは驚きだ。

ウォルマートグループの底力、ここに見たりという感がするが、
それにしても感心するのはこの「KY」のフレーズ。
この勢いを見ていると、フレーズ1発の強さを再認識する。
このコピーを書いたコピーライターはさぞや溜飲を下げていることだろう。
コピーの力はまだまだ捨てたものじゃない。

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鶴岡秀子氏「人生を変える!夢の設計図の描き方」

ポジティブで超前向き。
この本を読んでの、著者・鶴岡秀子氏への第一印象である。

10歳にして企業家を目指したという経歴も驚きであるが、
ショップ店員をスタートにコンサルタント経由でIT企業の役員へと駆け上がった、
と思ったら、今度は「伝説のホテル」をオープンさせるホテル会社設立、株式公開と、
着実に夢を夢で終わらせることなく形に変えていく。

そんな鶴岡氏の過去・現在・未来がわかる1冊が
新刊「人生を変える!夢の設計図の描き方」だ。



鶴岡氏の前向きさが伝わってきて、ページをめくる度に、
自分自身の中に、やる気が積み上げられていく気がする。

鶴岡氏曰く「夢の設計図」を描くときに大切なことは「夢を持つこと」だという。

何を当り前な、と本人も人に話すと言われるそうだが、
意外と「夢はいつまでも実現しないもの」と思っている人が多く、
夢をバカにして「夢を持とうとしていない」人が実に多いと鶴岡氏。

つまり強く夢を描き思い続けた人だけが描いた夢を手に入れることができるということらしい。

夢を描く大切さ。それを手に入れるための考え方の重要性、
それをただ話すだけではなく、「伝説のホテル」の実現という
自らの挑戦を題材に実践して見せてくれている。

いよいよ来年2010年には千葉にオープンだそうで、
完成の暁にはぜひ泊まってみたい、そう思う次第である。

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デザインノート最新刊「勝てる広告の作り方」

毎回個性的な特集が楽しみなデザインノート。

最新号の特集は、「勝てる広告の作り方」。



副題に、トップディレクター20人のメイキングで分かる、とあるように
今をときめくトップディレクターが自らの広告作りのノウハウを
実作品をベースに教えてくれている。

写真やグラフィックが豊富なのはデザインノートならではで、1680円という値段が
高く感じられないほど、貴重な1冊だ。

登場するディレクターは以下の通り。

ユニクロの沢田耕一
ANAの宮崎晋
東京都交響楽団VIの佐藤可士和
Iidaの野尻大作
東京ミッドタウンの水野学 などなど

とかく広告が効かなくなったとの言葉が聞かれる昨今であるが、
こうやってまとめてディレクターの作品を見てみると、
まだまだ広告は世の中になくてはならないものだということが実感できる。

彼らのようなメジャークライアントを担当するわけではないが、
ローカルにも真摯に広告作りを続けている人がたくさんいると思う。

大切なのは広告の効果を信じて、届く広告を真剣に追求し続けることだろう。
もちろんひとりよがりではなくその先にある生活者のことを考えてと注釈はつくが。

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新聞・テレビのビジネスモデルは崩壊した!?

アメリカのメディアビジネスにも詳しい佐々木俊尚氏。
彼の新刊「2011年 新聞・テレビ消滅」を読んだ。



佐々木氏によると、アメリカのメディア業界で起こったことは
ほぼ3年の差で日本でも同様のことが起こるらしい。

具体的に言うと、アメリカでは2004年頃、テレビの広告費が大幅に減少、
同様の状況が日本でも2008年に起こった。
そして昨年2008年に、アメリカでは多くの新聞社が倒産し、新聞消滅元年となった。
その3年後にあたる2011年。日本でも同様に大規模崩壊が起こるであろうと佐々木氏は
主張している。

それが本書「2011年 新聞・テレビ消滅」のタイトルの所以だ。

仮に佐々木氏の予言が現実のものとなった場合、新聞社やテレビ局だけでなく、
一蓮托生で広告代理店も今以上の大きな打撃を受けることは間違いない。

その時、広告代理店はどのように改革されればよいのか?

佐々木氏は本書の中で広告代理店に大きなヒントを提供している。

「広告代理店は代理店モデルを捨て、クライアントへのエージェンシーとして
徹底的に広告をコンサルティングするビジネスへと転換する必要があるだろう。
どれだけメディアの世界がテクノロジー化され、テクノロジーを基盤としたプラットフォーム化が
進んだとしても、それでも消費者と企業の間の信頼関係のようなものは求められる。
プラットフォーム化したからといって、信頼関係が消滅してしまうわけではないのだ。
プラットフォームを成立させたうえで、さらにその上に新たなかたちの信頼関係を
再構築することが必要となるのである。新しい酒は新しい革袋に、ということだ。」

マスメディアがなくなってもメディアがなくなるわけではない。
テレビを見なくなったといっても、メディアと接触しないわけではないのだ。

要は、広告代理店は、大きく変わる価値観に対して、自らの価値観も変えて、
きちんと対応することができるか、新しい革袋を用意できるか、そこが肝心なのである。

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小さな会社がブランドカンパニーになるには「かけ算」発想

ブランド塾主宰、中野博氏と都田建設社長、蓬台浩明氏の共著による
サービスは「かけ算」!を読んだ。



中小企業が輝くためには、足し算ではなく「かけ算」の発想が必要不可欠と中野氏。

なにをかけるのかというと、タイトルにもあるようにサービスとサービス。
つまりサービスにひとつでもマイナスが入ると、
どんどん会社自体が悪くなってしまうということを訴えているのだ。

そしてそのことを誰よりもわかり実践しているのが都田建設だという。

都田建設は、浜松の工務店で、中小でありながら圧倒的な地域一番店として
知る人ぞ知る存在だそうだ。
社長の蓬台氏は、もと大手住宅メーカーの社員でありながら、
理想の住まいづくりを求めて退職、社長以下数人という弱小工務店に飛び込む。
その後は成長の一途。彼の強い信念により今の都田建設のポジションが築かれたようだ。

本書を読んで思うことは、確かにここまでやればという納得と同時に、
ここまでできる人が果たして世の中に何人いるのだろうという驚き。

セミナーですべてのノウハウをオープンにして語るコンサルタントに、そこまでオープンにすると
自社のビジネスに影響が出るのではと問われたとき、そのコンサルタントは
こう答えたという。
「大丈夫、ノウハウを知ったところで、帰ってそれを実践する人はほとんどいないから」

理解することと実践することの間には、とんでもなく高い壁があるのだ。

コンサルティングを提供する立場と提供される立場との共著は珍しい。
それだけに本書には他のコンサルタント本にはない説得力がある。
読むに値する1冊だ。

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野呂エイシロウ氏「テレビで売り上げ100倍にする私の方法」。

地元愛知県出身、放送作家でありながら、
最近では広告代理店やIT企業でのコンサルティングも行う
野呂エイシロウ氏が書いた「テレビで売り上げ100倍にする私の方法」を読んだ。



まず目に飛び込んでくるのはタイトル。
100倍はおおげさ!と思いつつも、私の、と謙虚なところが好感が持てる。

タイトルの付け方ひとつで話題に乗れるかどうかが決まってくるとすれば、
ひとまず成功と言えるのではないか?
このあたりもPRに熟練した著者ならではの計算づくのものだと思う次第。

肝心の内容であるが、PRを上手に使ってテレビで取り上げられれば、
決してお金をかけなくても売り上げを伸ばすことができる、という
広告屋にとっては耳の痛い話のオンパレードだ。

第2章では、野呂氏は、放送作家がこっそり教えるテレビに出る18の技として、
どうやったらお店や企業をテレビ媒体に載せることができるか?
いかにしてお気に入りの番組に社長を登場させられるか?
そういった実践技をつぶさに紹介してくれている。

ひとつひとつ読み込んでいくことで、一歩一歩成功に近づいていくような感触が得られた。

さらに最終章では、実際の洋食屋を題材に、親の店を継いでどん底にあった店が、
テレビに取り上げられることによって繁盛の道を歩んでいく過程を
ドキュメンタリー形式で紹介している。
こちらも、知らず知らずのうちにPRのコツが理解でき、読み物としてもおもしろく読めた。

情報番組の表も裏も知り尽くした氏だからこそ書けた、
広告を打ちたくてもお金がつぎ込めないお店や企業にとっては
まさに福音ともいえる本書「テレビで売り上げ100倍にする私の方法」である。

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夏セール低調、松坂屋上野店の究極の一手。

予想通りというか予想以上というか。

百貨店の夏バーゲンの第一弾がほぼ終了を迎えた今、やはり売上低調の声が
あちこちから聞こえてくる。

その話を耳にするかぎり、まだまだ景気回復は先の話と言わざるを得ないであろう。

とはいえ、早急にその穴埋めをしなければ経営そのものが覚束なくなる。

売上の穴を埋めるべく百貨店が次なる手を模索している最中であるが、
そんな中、少し信じがたいバーゲンのニュースを知った。
松坂屋上野店の集客策がそれだ。いろいろと考えさせられるので紹介しておく。

松坂屋上野店では15日より、なんと昨シーズンの秋冬物約3000点を
5~7割引で売り出す「秋冬物バーゲン」を開催しているそうだ。(ひょっとしたらもう終了しているかも)

夏物セールの長期化で消費者に飽きが生じないよう講じられた策だとか。

百貨店の存在意義をも否定しかねない「秋冬物バーゲン」

百貨店といえば、ファッションのトレンドを提示することが役割であったはずだが、
背に腹は代えられないとあっさり放棄した。

さらに昨シーズンの売れ残りがこんなにありますよ、とファッションビジネスの裏側を
あっさり公にし、自ら先頭に立って墓穴を掘っている。

こういうことを繰り返していると、生活者の百貨店離れはますます加速する。

百貨店でも強力な集客策が必要な時であることはわかるが、
長年築き上げてきたブランドが一気に無になるような安易さは一考すべきではないか。

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アドマンを幸せにする「ノマドワークスタイル」。

佐々木俊尚氏の「仕事をするのにオフィスはいらない~ノマドワーキングのすすめ」を読んだ。



ノマド。日本語に略せば、遊牧民。
北アフリカの砂漠とかでヒツジや牛を追って生活しているのが、ノマドだ。

一時、車の名前にもなったようによく耳にした頃もあったように思うが、
最近はほとんど耳にしなかった。

ところがインターネットの進展により、オフィスがなくても仕事をすることが可能になり、
それを実践するワーキングスタイルを
佐々木俊尚氏が「ノマドワークスタイル」と名付けた。
その流れは少しづつ大きくなってきているらしい。

きっかけは、このところの雇用不安からという切実な理由もないわけではないが、
確かにインターネットさえあれば、業種によっては別に会社にいなくても仕事ができる、
というのは事実だ。

たとえば私のような広告会社のアドマンであれば、
基本、パソコンがあればオフィスや決まったデスクがなくても仕事ができてしまう。
あとはカフェとかで打ち合せをしたり、編集室で編集に立ち会ったりすれば、
それでよしだ。
じゃまをしているのは長い間に培われた旧来の価値観であったり、
新しいことを実践するときの不安であったり、冷静に見ればメリットの方が多いように思う。

広告会社の中には、制作部門を契約制にして、雇用形態を変えようと模索している
会社も多いと聞く。

自分にある程度の自信があれば、いつまでも会社にしがみ付くのではなく、
佐々木氏の提唱する「ノマドワーキングスタイル」を選択肢のひとつとして
考えてみるときなのかも知れない。

ちなみにノマドワークスタイルは、3つのインフラで支えられるという。

●ブロードバンド・・・高速の通信回線。イーモバイルなどの通信カード、iPhone
●サードプレイス・・・オフィスでも自宅でもない第三の場所。たとえばスタバ
●クラウド・・・ネット上で利用できるさまざまなソフトやサービス、たとえばGmailとか

以上の3つだ。

クリエイティブであるためには、クリエイティブな生き方が必要だと若いころに
よく言われたものだが、まさにこの「ノマドワークスタイル」は、それが実践できる
最良の手段なのかもしれない。
本書を読んであらためて考えさせられた、そして新たな力をもらった気がする。

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皆既日食とスカイライン・クロスオーバーCM

いよいよ7月22日は、皆既日食。
トカラ列島には、今世紀初の太陽と月が織りなす天体ショーを見ようと、
人が集まり始めているとか。

そんなタイミングに合わせてTVCMを放ったのが、日産の新車、
スカイライン・クロスオーバーだ。



外観だけ見ると、個人的には久しぶりに乗ってみたい衝動に駆り立てられた1台。

さて、このクロスオーバーのTVCMの主役は、世界のイチローと皆既日食だ。

モノトーンに近い画面に象徴的に皆既日食が表現されている。
もともとクロスオーバーの車名自体が、日食を意味して付けられているよう。

広告はタイミングとよく言われるが、このタイミングで皆既日食のCMとは、
周到な準備に基づいて戦略が立てられていると感心する。

皆既日食まであと3日。スカイライン・クロスオーバーの話題もウナギ登りとなるか、
はたまた皆既日食後はスカイライン・クロスオーバーのTVCMはどうなるのか、
興味はつきない。そういう意味ではひとまずこのCMは想定通りかも知れない。

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佐々木俊尚氏、待望の新書2冊。

本屋へ行って、新書のコーナーを見ていると、偶然見つかったのが、
佐々木俊尚氏の新刊の新書2冊。

1冊目は、メディア社会に鋭く切れ込む氏得意のメディア論。
今回のタイトルはズバリ「2011年 新聞・テレビ消滅」。



以前にあった崩壊どころではない、消滅である、消えてなくなるということである。
いつもながらの冷静かつ論理的な分析で、思わず引き込まれた。
広告会社にとってはピンチであることは間違いないが、やり方次第ではチャンスにもなりうる。
変わるならスピードが肝心だ。この「2011年 新聞・テレビ消滅」を読んでそう思った次第。

もう1冊は、がらりと変わって、「仕事するのにオフィスはいらない ノマドワーキングのすすめ」



オフィスに頼らず会社に頼らず、クラウドとスマートフォンとブロードバンドとサードプレイスを
武器に、これからの新しいワークスタイルを提唱する1冊。
広告を生業とするクリエイターの間でもこのようなワークスタイルが増えていきそうな予感がする。

「2011年 新聞・テレビ消滅」と「仕事するのにオフィスはいらない ノマドワーキングのすすめ」
佐々木俊尚氏の新刊新書2冊、これからのコミュニケーション環境を
知るためにもぜひセットで読みたい。

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地方広告会社の窮状~20代女性向けTVCMを企画する40代以上社員

地方の中小広告会社に共通する傾向として、社員の高年齢化が挙げられる。

特に、2000年代に入ってからのマスメディアの凋落を受けた
20代社員の不足は深刻な問題だ。

当然、日常的にある仕事にも影響が出てくる。

たとえばテレビCMの企画。
20代の女性を対象にしたテレビCMのアイデアを40代以上の男性社員が
寄ってたかってああでもないこうでもないと語り合っている図式。

入口から価値観が違っているものを議論すること自体がおかしい。
これは努力だとかで補えるものでないだけに、根が深いと思う。

今後広告会社の経営にとって必要なのは、やはり20代などの
若手社員のクリエイティブパワーだろう。
厳しい時代だけに、今一度原点に帰るためには、生き残りをかけての組織構造の見直しが急務だ。

特にインターネットが広告会社のサービスの重要なポジションを占めることになった今、
古い価値観は淘汰されないと生き残れないだろう、自分のことはさておいてだが、そう思う。

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NASA、 月面着陸映像「消しちゃった」

今からおよそ40年前。人類史上はじめての月面着陸が成功した。

当時中学生だった自分は、TVに釘付けになった記憶がある。

今日読んだ新聞記事は、なんと記録にも記憶にも残るその月面着陸を収録した
オリジナルテープをNASAがなんと消去してしまっていたとのこと。

なんでも当時テープが非常に高価で、再利用のために消去されていたとか。

歴史的価値より、テープの価値が重要視されたとは、今では信じがたいが、
それほどテープが貴重なものであったことが窺える。

さて、そのオリジナル映像は、今回40周年を記念して、アメリカCBSテレビの
ニュースなどを使い、映像会社によってデジタル処理が施され蘇ったという。

映像の価値の変遷をあらためて考えさせられるニュースであった。

NASAは修復で画像がシャープになった以外は「何も変わっていない」と
主張しているということだが、デジタル処理により何とでもできるだけに、
あえてオリジナルの重要性を問いたい、そう思うのは私だけだろうか。

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三宅一生氏のバックボーンは、被爆体験。

世界的な、という冠がふさわしいファッションデザイナー、三宅一生氏。

その三宅氏が、広島での被爆体験をニューヨークタイムズではじめて明らかにした。

三宅一生氏ニューヨークタイムズ

そんな経験があったことすら知らなかったわけであるが、それを知った上で、
彼のファッションデザイナーとしての作品をあらためて思い浮かべてみると、
そのバックボーンとのつながりがなんとなくではあるが理解できる。

彼の創る服は、デザインもそうだが、色遣いに独特のセンスを醸し出している。
そこにはいのちの美しさや喜びを実感させる躍動感が常に感じられた。

その彼を今回の告白に駆り立てたのは、オバマ大統領の平和メッセージだったという。

自身の体験を通しての平和を希求する三宅一生氏の一心なる想い、
少し前の村上春樹氏のスピーチにも通ずるパワーを感じた次第。

一時代を築いた人のメッセージの説得力は、何物にも負けない強さがある。
おそらくオバマ大統領の広島訪問が実現するのではないか、そんな予感がした。

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三浦展氏「シンプル族の反乱~モノを買わない消費者の登場」

三浦展氏といえば、1980年代、一世を風靡した雑誌「アクロス」の元編集長。

雑誌の目玉であったファッションの定点観測で当時の先端のファッションスタイルを
勉強したものだった。

その後も「下流社会」「日本溶解論」などベストセラーを書き続ける三浦氏の
最新刊「シンプル族の反乱~モノを買わない消費者の登場」を読んだ。



20代になぜ自動車が売れないのか?ユニクロ、無印良品がなぜ人気なのか?
シンプル族というくくりで今の20代の消費行動を相変わらず切れ味鋭く分析している。

三浦氏はこの「シンプル族の反乱」の中で、
ちょっと前に流行った「ロハス」(今は流行を超えて定着している)を最初に紹介した、
ポール・レイとシェリー・アンダーソンの2000年の著書、「カルチュラル・クリエイティブス」に触れ、
日本でロハスという言葉が流行したのに「カルチュラル・クリエイティブス」が
流行しなかったのは、広告代理店や雑誌メディアが情報操作をしたから、と推論している。

その理由は、カルチュアル・クリエイティブズ」の実像が伝わって、そういう人が増えると、
消費が抑制されてしまうので、消費意欲をかきたてるのが仕事である
広告業界や雑誌業界の人たちは困るからだそうだ。

つまり一歩進んだ人たちは、すでに2000年の頃から、
今日のモノを買わないシンプル族の登場を予感していたといたということになる。
真偽は別として、少なくとも景気の影響だけでないことは理解できる。

結局、景気が悪いからモノが売れないのではなくて、流行りのもの、デコラティブなものを
価値として認めない人が増えていることがモノが売れない最大の理由ということだ。

そう考えれば、この時代のマーケティングがどうあるべきか、見えてくるのではないか。
大量消費時代の名残である「売らんかな」は、まずもって通用しないのだ。

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山本直人氏、「買う気」の法則~広告崩壊時代のマーケティング戦略。

元博報堂社員、山本直人氏の書いた、「買う気」の法則を読んだ。



なぜモノが売れなくなったのか、前に書かれた本「売れないのは誰のせい?」の
印象からかそんな分析の本だと思ったのだが、意に反して、
広告会社のあり方、広告会社と事業主(広告主)との関係、そしてこれからの広告の役割など、
文字通り、広告の過去・現在・未来を俯瞰できる貴重な1冊だった。

著者・山本氏の洞察力の深さには驚き。
元広告会社社員であり今は外部から広告会社を見る立場にあるため、
主観性と客観性がバランスよく、広告会社の抱える問題、今後の課題を非常に的確に
理解している、数少ないひとりではないか。

本書の中で、山本氏は広告の目的を、他の人の言葉を借りて、
「個人消費を拡大させることと、世の中を明るくすること」とし、
シンプルだけどこれ以上に納得できる定義はないと断言している。
まさに広告の限界を知った上での可能性を提言する言葉ではないか。

今の時代、短期の売上を上げるという意味においては広告の機能だけでは不完全。
けれど、広告のメッセージで人々に未来への見通しを提示することはできるし、
その見通しが「買う気」に直結するというわけである。

山本氏いわく、満を持してはじめて書いた広告の本。
それだけに中身の濃い、今後の広告会社を担うべき人材にはぜひ読んでもらいたい1冊である。

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ハードディスクレコーダー時代のCMクリエイティブは?

このところ録り溜めてあった番組を急いで観た。

急いで観るということは、早送りして観るとうこと。
つまり、気になるところ以外は普通に観ないということだ。
特にTVCMはよほどのことがない限り飛ばしてしまう。

TVCM制作を生業にしながら、これはちょっとまずいのではないか。
いつもながら、迷いつつも時間がない時は、この状態を容認してしまう。

少し余裕がある時。そんな時は、CMの頭だけを数秒観て、あとは30秒送り。

2秒、3秒で気になるCMに出会ったら、そのまま標準スピードで観るという状況。

この状況で30秒送りというフィルターを逃れたTVCMを思い返すと、
映像なり音なりのアテンションが強いもの、もしくは有名タレントが出ているもの、
何らかの強いひきつける要素があるものだ。

昔から、頭の3秒、5秒のインパクトということが言われたが、
その傾向がハードディスクレコーダー全盛の時代になってより強くなてきていると思われる。

創り手としては、そのあたりを十分に配慮した企画、制作が必要であることを忘れてはいけない、
飛ばし見をしつつ、そんなことを考えた次第。

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広告不振の救世主、環境CM。

広告が効かなくなったという記事を連日何らかの形で目にする。

確かに広告効果という側面でみると、売上に直結していないという理由で、
特にイメージ広告の存在意義が問われるということはわかる。
が、まだまだ認知、グッドウィルの獲得という点からみると、広告を凌ぐパワーを持った
存在は見つけられないのではないだろうか。

環境CMがいい例だ。
今日の中日新聞の記事を読んだが、このところ企業の環境CMが増えてきているという。

それも以前のような“地球にやさしい”といったイメージ優先のトーンではなく、
具体的な環境貢献の事実をデータなどをもとに訴求するTVCMが急増中とか。

不景気が、長い目で見ると企業にはいい影響をもたらしているのかも知れない。
どうせ売れないなら、と先を見ている企業は、ことTVCMにおいては
ブランドづくりに本腰を入れ始めたようだ。

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今週の収穫本

一昨日手に入れた、今読書中の4冊。

■山田まさる氏「脱広告超PR」~広告を信じなくなった消費者を動かす「連鎖型」IMC



ここでもまた、広告が効かなくなった話。

■野呂エイシロウ氏「テレビで売り上げを100倍にする私の方法」



放送作家の書いた、テレビを活用するPRの実践的手法、公開。

■中野博氏と蓬台浩昭氏、サービスは「かけ算」



コンサルタントと住宅会社社長が書いた、中小企業のブランド戦略。

■吉田和彦氏「ヒトがいない、カネがない、仕事がない、社長、ネットがありますよ!」



ネットでは超有名人、印刷会社社長が自ら実践する中小企業のネット活用法。

以上、4冊。あいかわらずのPR本ばやり。

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ネット飲み会、プチブーム。

若い人を中心に「ネット飲み会」なるものが、秘かなブームになっているとか。

サントリーの「ほろよい」のコマーシャルで、堀北真希やオダギリジョーがパソコンを触りながら、
チューハイを飲んでいるCMがそれで、ここからプチブームが始まったよう。



ネット飲み会とは、家で「ほろよい」などの低アルコール飲料を飲みながら、
限られたメンバーとチャットやSNSを楽しむこと。

サントリーはこのために「ほろよい.com」というサイトを立上げており、
参加会員は当初目論見の5倍という4万6千人を集めているらしい。

若い人の傾向として、職場の同僚や上司と飲むのは面倒で、誘われても断るとか、
でも家で一人で飲むのもなんとなく寂しいんだとか。
これだから年配の上司が指導に困るというのもなんとなくわかるというものだ。

さて若者のビール離れが加速中、このネット飲み会のプチブームをきっかけに
低アルコールチューハイからウィスキー、ビール回帰の流れができるか。

アルコール飲料メーカーの期待も大きいようだ。

しかし、ネット飲み会とは、自分たちの時代には想像だにできなかった、
飲食店にとってはまさに受難の時代といえよう。

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安藤竜二氏「地元の逸品を世界に売り出す仕掛け方」

安藤竜二氏は、地元愛知県の三河を中心に活躍するブランディング・プロデューサー。
すでにこちらでは、有名人である。

その安藤氏の初めての著書「地元の逸品を世界に売り出す仕掛け方」を読んだ。
こちらも先に書いた戦略PRの成功例とも言えるであろう。



地元三河の老舗企業数社と組み、地域ブランドの再生を手がけている安藤氏の
今日までの道のりを、荒削りではあるが、時に楽しく特にエネルギッシュに紹介している。

ちょっと前であれば、こういった取り組みは、WILL PROJECTの例を上げるまでもなく、
大手広告代理店の得意な仕事であった。
さらに参加する企業は広告予算が潤沢な大手と限られたものである。

ところが時代は変わったのだろう、その背景にはインターネットの存在が大きいと思うが、
広告予算がなくても、熱意とアイデアがあればマスコミに取り上げられる、
そんな手法を確立した個人がブランド戦略の核を担うようになった。

まさに安藤氏は、そんな時代の寵児ともいえる存在、
その存在理由がこの1冊に詰まっている。

地域再生、地方分権、そして戦略PRと、時代の流れに乗り、ブランド再生人の前途は洋々だ。
と同時に、彼の活躍をしっかり分析し、私たちのような広告会社は奮起を期されなければならない。

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戦略PRって、流行りもの!?

広告が効かなくなった。だから戦略PR。

そんな図式の主張がこのところ主流を占めてきている。
戦略PRのプチブームが起こっている、そんな気さえしている。

確かに生活者のライフスタイルが多様化して、特に若い層の
新聞離れ、テレビ離れが著しいが、だからといって、
戦略PRが効果的と断定するのはいささか総計ではあるまいか。

しかしながらそんな危惧はどこ吹く風、
このところ書店の店頭を賑わせているのも、戦略PR、戦略PRの仕掛け方、
などなど、戦略PRを謳ったものが急増中。

こうまでみんながみんな戦略PRになびく時代になれば、
今度は広告が再び脚光を浴びるかもなんて考えてしまう。

もちろんこれまでのような一方的な広告は難しいとは思うが、
新たな姿に変身して新手の広告が席捲するかも知れない。

戦略PRが2009年の一過性の流行りものだった、と言う時代が来ないように、
テクニック的になりすぎないよう気を配りたいものだ。

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葬儀業界のユニクロ、ニトリ、葬儀会館ティア。

愛知県を中心に葬儀会館を展開するティア。
富安社長が今日のテレビ東京「カンブリア宮殿」に出演した。

富安社長は、ブラックボックス化されていた葬儀料金にメスを入れ、
葬儀料金の明確化、低価格化を実現した葬儀業界の先駆者。

↓富安社長の著書





村上龍の事前準備を完璧にこなした上での魅力の引き出し方も見事ではあるが、
それを差し引いてもなおかつ富安社長の素朴な人柄に魅力を感じたのは私だけではないだろう。

さてこの度のカンブリア宮殿の出演であるが、、
映画「おくりびと」の影響も大きいが、なにより葬儀業自体が社会性のあるビジネスとして
認めれた証なのだろうとあらためて思う次第。

ティアの富安社長は、料金の明瞭化の他にも、既成概念を破る
さまざまな改革にも取り組んでいる。
葬儀業界では考えられなかった営業マンの訪問活動もそのひとつだ。

葬儀もひとつの商品、と考えることで新たなビジネスヒント・ビジネスチャンスも生まれてくると
いうことなのだろう。まさにマーケティングの勝利。
こういった視点でみれば、まだまだ手が付けられていない業界がたくさんあるようにも思う。

ともあれ、日本でいちばんありがとうと言われる葬儀社を目指すティア。
今後の展開にも注目していきたい。

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わかってすっきり、レスポンス広告のすべて。

「費用対効果が見える広告~レスポンス広告のすべて」を読んだ。



ブランド広告全盛の時代に育ってきたせいか、いまひとつ「レスポンス広告」の
考え方がよくわからなかった。

わからなかった、と過去形で書いたのは、この本を読んで目から鱗的に、
レスポンス広告がすっきり理解できたから。

レスポンス広告というからには目的は売ること。ということくらいはある程度わかっていた。

ここで投げかけられているのは、レスポンス広告はそもそも広告なのか、という話である。

著者の後藤一喜氏は、
レスポンス広告の正体は実は広告ではなく販売であり、小売業の一形態であるとしている。
つまり広告の体はなすものの、実は一つのお店と同じであるということである。

広告ではなく販売ということを認識することで、レスポンス広告に関する疑問はすっきり解消する。
イメージ広告との違いを難しく考え広告として理解しようとするのは
そもそもナンセンスということだった。

レスポンス広告をお店と同じということで考えると次のようになる。

普段なら通り過ぎてしまう通行人の足を店の前で止めさせ、お店の中に引き込む。
商品を手に取らせ、レジに走らせる。

基本的にそこまでをメディア内で完結させるため、イメージ広告とは違い、
情報量が多く繁雑に見えるようになるのは致し方ない。

レスポンス広告が狙うのは、あくまで新規顧客の獲得である。
既存顧客の維持に比べると5倍の労力がかかるといわれているが、
それだけに経験とデータが重要になるのであろう。

こういう景気が停滞するときは、どうしても短期の成果が求められる。
そういう意味で、レスポンス広告の需要が増えるのは間違いないだけに、
実例での説明・比較も豊富でわかりやすくまとめられた本書
「費用対効果が見える広告~レスポンス広告のすべて」の存在意義は大きい。

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大学同窓会に参加して想うこと。

大学の同級にもいろいろなグループがあって、今日参加したのは、
友人を介してのどちらかというと学生時代はあまり交流のない、まぁ顔くらいは知っていると
いう関係のグループ。

グループ全員集うと20名くらいになるようだが、本日集まったのは、7名。

仕事柄、都合をつければ参加できそうなメンバーだと思うのだが、どうも尻が重そうだ。

別のグループの集いでも同様であるが、集まるメンバーがおおよそ決まってきてしまう。

積極的に参加する面々と積極的に参加しない面々。
どうもいまさら参加する理由もない、とうのが真相のようだ。

聞くところによると、自己破産、離婚というメンバーもいるようで、この年齢になると、
いろいろ波乱の局面が待ち受けている。

人生って難しい、同窓会に参加する度、そう思う気持ちが強くなる。
この先、どうなっていくのかな?不安も正直いっぱいあるが、はたしてどうなるのだろう。

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「広告」や「営業」より「バイブルマーケティング」

昨日買った主藤孝司氏の新刊「なぜ、テレビCMをやめると売上げがあがるのか?」を
一気に読んだ。



読みやすさはもちろんだが、広告会社社員として、
ここまで真正面からテレビCMを否定されるとかえって気持ちが良いくらい。
その点が一気に読み切ってしまった理由。いやぁ、一本取られた、っていう感想である。

主藤氏は、マーケティングを、

プッシュ型スパムタイプ、
プッシュ型バリュータイプ、
プル型スパムタイプ、
プル型バリュータイプ

の4つに分類。


最も一方的かつ原始的な、プッシュ型スパムタイプの代表が
テレビCMと飛び込み営業。

つまりテレビCMは前触れなく突然顔を出し一方的に自分のいいところを
しゃべって帰っていく。
生活者からみると、迷惑この上ない存在だということで飛び込み営業とイコールとしている。

その逆に黙っていても向こうから買いたいといってくるものが
プル型バリュータイプ。
ここの属するツールが、セミナーや講演、書籍出版だ。

特に書籍は、ロングテールメディア(一過性ではない継続性のあるメディア)として
非常に価値があるとしている。

以前にも書いたが、書籍出版とセミナー開催は私も同感。
この二つをどう戦略的に使うかこの先の企業戦略の重要なカギになるとみている。
その代表が、再三話しているワイキューブの成功例だ。

まさか飛び込み営業とテレビCMが同じレベルで語られるとは、まさに目からうろこであった。
広告会社のクリエイターにも考え方を整理する意味で大変役に立つ1冊と思う。

ちなみにバイブルマーケティングとは、聖書をもっとも古い書籍としてとらえ、
宗教の布教活動に例えて名づけられている。

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この先の広告・広告会社のあり方を示唆する3冊。

なかなか読書時間が取れずページが進まないが、とりあえず
日曜日から今日にかけて手に入れた新刊3冊を留め置く。

この3冊、私たち広告業界にいる人間にとっては期しくも今後の運命を占うような
書籍である。今日は簡単に。

(1)なぜ、テレビCMをやめると売上げがあがるのか?



 なんと刺激的なタイトル。ぐさっと一刺しされた感じ。プッシュスパム営業の代表としての
 テレビCM。なぜテレビCMが今の時代の良くないのかをわかりやすく解説。
 今鋭意読書中なので、あらためて紹介する。

(2)WebPRのしかけ~広告だけに頼らなくても、モノは売れる



 PR会社のビルコム株式会社CEO、太田滋氏の著作。ここでもアンチ広告。
 少し前に同様の新書があったが、そちらのタイトルは「戦略PRの仕掛け方」。
 お間違えなく。

(3)費用対効果が見える広告



 副題に「レスポンス広告のすべて」とあるように、イメージ広告からレスポンス広告への
 広告ニーズの移り変わりを解説。レスポンス広告の作例も豊富でシンプルに理解できそう。

こういった本が書店に並ぶこと自体、広告の転換期の象徴のように思える。

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