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アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

ラジオショッピング、不況下でも成長中。

ここのところ、ラジオを聞いていて、耳につくのがラジオショッピング。

商品も見えないのにはたして売れるのか?ところがどっこい、
モノが売れない不況下にあって、売上は右肩上がり。
そんな記事を週刊文春で見つけた。

前年の売上規模は、およそ700億円弱。
人気商品は、たった1回の放送で、1000件の注文が入ることもあるらしい。

記事によると、人間の心理は、情報が欠落した物事に対してプラスイメージに働くという。
つまりデメリットでありそうな商品が見えないということが実はメリットであるというのだ。

このあたり、広告づくりのコツに似ているところがある。
情報がすべてわかることによって、かえってレスポンスが悪くなる、
だからあえて言葉不足で「もっと知りたい」飢餓感を煽る、それである。

さらには、返品率も他の通販に比べて驚くほど低く、
食品でテレビショッピングのなんと10分の1以下。

こうなると良いことづくめのラジオショッピングだ。
追い風を受けて新たな成功例も生まれてくるかも知れない。
既成概念を棄てて挑戦してみるのも面白そうだ。

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会田一郎氏「デザインで見せる企業価値」

老舗文房具メーカー、デザインフィル(旧社名:みどり)の代表取締役、
会田一郎氏が書いた「デザインで見せる企業価値」を読んだ。



企業を変革させる方法は、多々あるとは思うが、デザインフィルの会田社長の場合は、
デザインの力、だった。

その一貫した考え方で、会社のCIはもちろん、商品開発、ツールづくり、そして
働く環境まで、企業戦略とデザインを一体化させてきた。

企業活動の前提である、マーケティングが他社との差別化であるとすれば、
特に目から伝わってくる印象は大きい。

そんな中で会田氏のこだわりは、徹底して本物のデザインを求めること。

新オフィスを建築家・北河原温氏に依頼したこともそのひとつだ。

相変わらず中途半端なエセデザインがはびこる中、経営者として
本物を見極めることができる能力は、特にこれからの時代、
必要不可欠となってくるのではないか?

こんな会社、こんなオフィスで働くことができる社員はきっと幸せだろうと感じた。

この本を読んでわかったことだが、自分が以前使っていたKNOXの手帳も、
ここデザインフィル(みどり)のブランドだったし、
今密やかなブームになりつつあると実感している、トラベラーズノートも
このデザインフィル(みどり)の開発商品である。
(私もこの手帳の変えようか迷っている)

知らなかったということは、まだまだ企業ブランドが出来上がっていない証拠だと
思うのだが、今の戦略が継続されることにより、デザインフィルの○○といわれる日も
近いように思う。

一貫性と継続性、ブランディングを実践する
デザインフィル会田社長の思考のエッセンスがわかる1冊となっている。

デザインフィルの商品、トラベラーズノート↓

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