アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

マンション不況の中、無印良品、「MUJIマンション」発表。

衣料、食品、雑貨、そして家具。
その集大成で住宅まで開発した「無印良品」。

今度はさらに、無印良品×三菱地所のコラボで気持のいい集合住宅、
マンション事業「MUJI VILLAGE」プロジェクトがスタートする。

無印良品マンション事業


マンションと言えば、今や不況産業として倒産企業が相次ぐが、
そんな逆風の中での今回の発表、裏返せば絶対的な自信の表れとも思える。

第一弾は、千葉県船橋市。
2009年11月下旬に建設予定のマンション「パークハウス 木々 津田沼前原」は、
8,615.53平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート造9階建、
総戸数は152戸。間取りは2LDKから4LDK。

住宅も想定外であったが、今度はさらにその上を行く、大型プロジェクト、
ある意味リスキーな取り組みでもある。
まぁ相手が三菱地所であるだけに、主にコンセプト担当とも言えるが・・・

これが軌道に乗れば、次は車とかあるのだろうか。そうなれば
生活のすべてを無印で賄うことすら可能になる。

とにもかくにも、無印の新たな取組み、MUJIマンション事業が注目される。

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映画監督への登竜門、ぴあフィルムフェスティバル(PPF)

今や若手監督の登竜門となった感がある、ぴあフィルムフェスティバル(PPF)。

10月2日から5日まで名古屋の愛知芸術文化センターで
2008年第30回ぴあフィルムフェスティバルが開催される。

リストラ等で最近トーンダウンのぴあであるが、そのぴあが全盛期に昇っていく
1977年にスタートしたのが、この自主映画祭。意外と歴史は古い。

「映画の新しい才能の発見と育成」をテーマに、
観る機会の少なかったインディペンデント映画の面白さを広く伝えるために
はじまった。

昔は難解で独りよがりな自主製作映画のイメージであったが、
よくよく調べてみると、
歴代の入選者には今や大御所となった、もしくはなりつつあるビッグネームがずらり並ぶ。

森田芳光、山川直人、犬童一心、黒沢清、塚本晋也、矢口史靖、熊澤尚人なども
歴代の入賞者だ。

いわば映画界の芥川賞と言った感がある。

また、10月1日からPFFアワード2009作品募集が始まる。

見るか参加するか。
ぴあフィルムフェスティバルの秋である。

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井野朋也氏「新宿駅最後の小さなお店ベルク」

「新宿駅最後の小さな店ベルク」。
少し前に読んだ本であるが、印象に残った本なので
その感想をあらためて書き留めておきたい。



井野朋也氏は、JR新宿駅東口の改札口から15秒という超繁華街にある
喫茶店兼居酒屋のようなお店ベルクの2代目店長。
親から引き継いだ。

ベルクは立地は抜群であるが、大手のようなのれんも資金力もない、
しかも井野氏自身が飲食業ど素人というスタート。

飲食店の平均寿命は2~3年と言われる中で、
いかに井野氏が苦労し、個人店が生き残るには何が必要かを考え
実践してきた歴史がこの1冊にぎっしり詰まっている。

飲食店だけでなく、大手に押されて苦戦している会社の経営者・幹部にも
参考にできるポイントが必ず見つけられるはずだ。

さて、手塩をかけて繁盛店となったベルクであるが、実は今
テナントオーナーである「ルミネエスト」から立ち退きを迫られているという。

詳しくは本書を読んで欲しいが、
要は、繁盛店であっても名前が知れていない個人店であるために、
ファッションビルとしてのイメージにあわないというのがオーナー側の理屈のようだ。

20世紀型の大量生産システムがこういう個性のある個人店を排除してきた結果、
今の日本があるとしたら、
ベルクのような個人店が重んじられるのが、これからの時代ではないか。

時代は明らかに変わってきていることに、そろそろオーナー側も気づくべきだろう。

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横山貴子が創る、看板のない飲食店。

惜しまれつつも7年間の営業の幕を閉じた「村上製作所」。
看板を出さない店(隠れ家)ブームの火付け役となった飲食店だ。

その「村上製作所」を手がけたのが、
有限会社イイコ、代表取締役の横山貴子氏。
ちなみに、イイコの名称は、Emotional Eggs Co の頭文字を取っている。

「村上製作所」は、その名の通りお店になる前は町工場。

そしてその前に手がけた「201号室」は、同じく名前の通り、単なるマンションの一室だった。

なぜ看板を出さないのかと問われて、本人曰く、
「看板を出さないことで、こちらからお店を選ばせてもらえるという強みがある」と言う。

現在、横山氏は看板がないお店を都内に4店舗を展開中。

ジンギスカン、コラーゲン鍋とブームになる前にお店を出し、ブーム仕掛け人として
知る人ぞ知る存在に。

常識ではとても生まれない発想だ。
計算づくではない、こういう意外性こそ、今の時代を象徴している感じがする。

有限会社イイコのWebサイト

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中古マンション、売れ行き好調。

アーバンコーポレーションほか、大手のマンションメーカーが倒産するほど、
逆風が吹き荒れるマンション業界。

であるが、よく数字を見てみると、実は売れていないのは
新築マンションであって、中古マンションは逆に売れ行き好調らしい。

不動産調査会社によると、
首都圏の今年6~8月の売買件数は前年同期より16.1%増えたとの事。

中古マンションが売れ行き好調な理由は、
主に新築マンションとの価格差。

特に近畿圏では中古は売主希望価格で1866万円と新築の販売価格の半額近くで
団塊ジュニア層では新築からのシフトが起きている、と調査会社の研究員は語っている。

ただし、新築マンションが売れ行き不調で価格が大幅に下がってきており、
そうなると中古マンションとの価格差が少なくなり、今度は新築が売れるようになるだろう。

要するに景気がもう少し盛り返し、全体のパイが大きくならない限り、
結局のところ、マンション業界全体が景気を回復することは難しそうだ。

とはいえ、お金に余裕のある人にとってはこの先しばらくが意外と買い時かも知れない。

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軽自動車の新古車販売というビジネスモデル

モノが売れない、そんな声があちこちから聞こえる。

特に乗用車の新車販売は大幅に前年対比を下回っているようだ。

そんな中、低燃費を売りに軽自動車に人気が集まっているが、
先日のTV東京「カンブリア宮殿」を見て驚いた。

鹿児島のAZという単店で年商100億円以上をたたき出すスーパーストアでは、
店内で軽自動車まで販売しており、なんと年間3500台も売っているらしい。

しかもそのほとんどは、ナンバー登録された軽自動車。いわゆる新古車である。

なぜナンバー登録されているかと言うと、主に軽自動車メーカーの
決算時期等での売り上げの帳尻合わせとして行われているようだ。

軽自動車として登録はされているが実際には使用されていないので未使用車と
呼ばれたりもする。

ちなみに名古屋にもスーパージャンボという軽自動車の未使用車販売で
大成功を収めている店がある。

燃費高が続きそうな時代。
合理性を優先すれば、軽自動車・未使用車という選択が賢いかもしれない。

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テレビ局各局、秋の番組改編。目玉はドキュメンタリー。

テレビ局の10月改編番組が出揃ってきた。
視聴率ダウンが懸念される中、特に若者のテレビ離れが顕著のようで、
50代以上をターゲットにしたドキュメンタリー番組が、
ゴールデン番組に2枠誕生する。

TBSで10月15日からスタートする「水曜ノンフィクション」
歴史や環境など多彩なテーマで展開。司会は関口宏。

テレビ朝日は11月3日からスタートの「報道発ドキュメンタリ宣言」。
長野智子を案内人に、事件の当事者や旬の人に密着し骨太の人間ドラマを描写。

特にTBSはその後の久米宏司会の番組、さらにその後のNEWS23と、
3枠連続の報道情報系枠となる。

しかしながら、関口宏に長野智子ではいささか新鮮味に欠けやしないか。
ネットの世界で活躍する人などを含めれば新風を吹き込む人選は十分可能と思うが・・・。

視聴率を期待することが難しい中、50代以上を狙うことは手堅さを求めてだと
思うが、その層だけではボリューム不足でスポンサーが納得しないだろう。
若者層とまではいかないとしても、せめて30代くらいまでは押さえられなければ、
長続きは難しそうだ。

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小山薫堂と映画「おくりびと」

映画「おくりびと」を見た。

モントリオール国際映画祭で賞を獲得、さまざまな人からの高評価が、
素直になるほどと思える、まさにうわさ通りのいい映画だった。

「おくりびと」を一言で言うと、気持ちが柔らかくなる映画。
そして、生きていることに感謝をしたくなる映画。

本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、吉行和子、笹野高史、
粒ぞろいの役者たちの丁寧な演技。

観終わった後も、心の中で旋律が何度もリフレインされる久石譲のサウンドトラック。

すべてが「おくりびと」の高い完成度を保つ大きな要因となっていると思うが、
個人的にやはり特筆すべきは、とても初めてとは思えない小山薫堂の脚本の力である。

適度にコミカルな要素を入れつつも、重くなりがちなテーマを、絶妙なバランスで淡々と伝える
大きな役割を担っている。
2時間を裕に超える長編であるがその長さを感じさせないのはこの脚本があったからだろう。

マルチな活躍を見せる小山薫堂ゆえ実現は難しそうだが、次回作を楽しみに待ちたい。

↓こちらも素晴らしい、久石譲の手による「おくりびと」オリジナルサウンドトラックアルバム

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週刊経済誌、2誌競ってのGOOGLE(グーグル)特集。

今日月曜日は週刊経済誌の発売日だ。

書店店頭に行ってみると、そのうち2誌、週刊東洋経済と週刊ダイヤモンドが
ガチンコのGOOGLE(グーグル)特集。

週刊東洋経済は、グーグル10年目の大変身。
週刊ダイヤモンドは、儲かる会社の「グーグル化」大革命。

なぜ今グーグルか?は別として、
どちらが買いか?(と言うか2誌買って読み比べれば良いのだけど)

東洋経済はグーグルのビジネスモデルの再検証。
一方、ダイヤモンドは、グーグルの提供サービスをいかにビジネスに取り入れ
儲かる会社になるか?

結局のところ、自社ビジネスの参考になるという意味で、本日のところは
週刊ダイヤモンドに軍配を上げ、週刊ダイヤモンドを買った。




まぁ、来週の月曜日までには最終的に週刊東洋経済も買ってしまうのだろうな・・・

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宣伝は「耳ことば」、広報は「読みことば」

毎号と言う訳ではないが、特集がおもしろそうな号を買う、
宣伝会議の広報の専門誌「PRIR(プリール)」

最新号の10月号は、特集「広報活動に活かすためのWebサイト・リニューアル」が
あったため思わず手に取り即購入した次第。

その中で、タイトルの、宣伝は「耳ことば」、広報は「読みことば」と語る、
日清食品の服部広報部長の記事を見つけた。

わかりやすく自社の活動を宣伝と広報にわけて違いを述べられているので紹介しておきたい。

(以下、記事より引用します)

宣伝活動の約8割はTVCMなので、宣伝で使う言葉は主に耳で聞くことを想定した
「耳ことば」です。
聴いた時の音や雰囲気も重視しており、たとえば洗いものをしていても思わず
テレビを振り返る、そんなワンフレーズを探します。

その一方で、広報の言葉は「読みことば」と言えるでしょう。
ニュースリリースなどは正確でわかりやすく、こちらの認識を最大限共有してもらえる文章に
なるように、常に気を遣っています。


さらに氏はネットが普及したことで、話題の広告がブログですぐ広まるので、宣伝と広報の
垣根がより一層低くなってきていることを指摘。
その分、宣伝と広報の連携が今後の鍵としている。

宣伝も広報も、結局のところ企業からの一方的な意思で成立するものではなく、
あくまで消費者・生活者ありきである。
もっと言えばすべての企業活動自体がそうであろう。

常に消費者・生活者の気持ちで考えるというごく当たり前の事ができていれば、
宣伝と広報の垣根など最初から存在しないのかも知れない。

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北海道ワイン「完全国産主義」

タイミング良くと言うか、北海道ワインの社長、嶌村彰禧氏が書いた
「完全国産主義~食品メーカーのあるべき姿」を読んだ。



タイミング良くと言うのは、まさに今、汚染米、事故米のニュースが連日新聞紙上を騒がせ、
食の安全が叫ばれている時だからだ。

嶌村氏は、この事件を予測するがごとく、国産ワインと謳われながら、
実際はボトル詰めだけが国内で行われている、もしくは国産のワインと混合されながら、
どこ産のワインとの混合なのかわからないワインの実態を明らかにしている。

彼自身は、北海道に根付き、契約農家との連携のもと、
産地の明らかな100%国産ぶどうにこだわり、
地道なワインづくりを続けてきている。

その根底にあるのは、地域への深い愛情であり、彼自身のモノづくりへの熱い情熱。

ビジネス優先の考え方、大企業優先の論理が、
さまざまな食品偽装、産地偽装等の事件により、今大きく見直されようとしてる。

中で印象的であったのは、広告が真の情報を伝えず、偽りの姿をイメージアップとして
消費者に伝える加担をしているという指摘。
言葉を換えれば、イメージ偽装とも言うべき行為である。

この先、企業、生産者だけでなく、アドマンもマスコミも、あるべき姿が問われるようになるだろう。
心して自らの姿勢を点検しなければならない。

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CM演出家、市川準氏死去。

市川準氏が亡くなった。死因はわからないが、まだ59歳、惜しまれる死である。

市川準氏というと、
トニー滝谷や竜馬の妻とその愛人など、最近では映画監督としてその名を知られているが、
自分としてはCM演出家としての存在がまっさきに思い浮かぶ。

三井のリハウスでの、引越し時の揺れ動く心を描いたCMは数々の演出作の
中でも特に印象深い。

TVCMの輝かしき時代を支えた名演出家、市川準氏。
心よりご冥福をお祈りしたい。

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ポール・ヘニングセンのPH5、発売50周年。

照明器具の名作と誉れ高い、「ポール・ヘニングせン」デザインのPH5が、
今年で発売50周年を迎えたという。

ポール・ヘニングセン

実は家の食卓にもこの灯りがある。
買った当時は、正直それほどこのポール・ヘニングセンのデザインの良さがわからなかったが、
あらためて見てみると実に完成されたフォルムであることに気づかされる。

今月号の「RealDesign」にその記事が載っていたので少し引用させてもらうと、

「ポール・ヘニングセンが目指したのは、モノを見えづらくするグレア(まぶしさ)を
排除した真の照明器具。自然の産物のように繊細に重ねられたシェードは、光源を完全に
覆い隠し、どの角度から眺めても光源が目に入らず、それでいて光源からシェードに当たる光は
計算し尽くされた角度で反射され、快適な灯りとなって空間に広がる。」

なるほど、確かにデザインが見た目だけのものではなく機能を追求した結果のデザイン
であることが使ってみると理解できる。

50年経っても色あせない、
デザインとはかくあるべきをポール・ヘニングセンは教えてくれる。

ちなみにヤマギワストアで販売されており、この秋には50周年記念モデルも
発売されるとのこと。

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ショーン・ペン初監督作品、映画「into the wild」

ショーン・ペンは天才である。
映画「into the wild」(イントゥザワイルド)を見てあらためて思った。

イントゥザワイルド

ショーン・ペン初監督作品ということであるが、とても初監督とは思えない、
老獪とも言うべき技巧。もちろんカメラマンなどの腕も大きいのであろうが、
とにかく完成度が高いのである。

恐らく計算されたものではなく、
映画の申し子としての、生まれ持ったセンスの賜物だろう。
役者としてのショーン・ペンと共通する部分がある。


ストーリーは実際にあった話で、自分探しの旅のはてに若者の死という、
ともすると暗くなるテーマではあるが、
アラスカの大自然の雄大さと主人公の小ささを対比して見せることで、
ある種、生命の尊厳さへも昇華させている。

観終わった後に残るものは、どうしても親という立場から見てしまう、
主人公の身勝手さと親として止めることができなかった無力さであるが、
それを補ってあまりあるのが、映画自体の美しさだ。

その美しさが本来のテーマを薄めてしまっているとしたら・・・
いや、そう考えるのはよそう。感じたままでいいのだ。

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クマ太郎の、戦わない経営。

会社帰りに、天野敦之氏の「君を幸せにする会社」を買って読んだ。



読み出しから完読まで約90分。
その日のうちに読み切れる読みやすさがまず良い。

戦略論を書いた本が相変わらず書店の店頭を賑わしているが、
その一方で、アンチ戦略を謳う本も少しづつだが並びつつある。

戦略そのものが、他と戦うことが前提となっているから、
誰かが勝てば誰かが負ける、すなわち悲しむことが前提となっている。

誰かを不幸にしてまで自分が勝つことに疲れてきている、というのが正直なところだろう。
そう言えば「勝ち組」「負け組」という言葉も最近あまり聞かなくなった。

「君を幸せにする会社」は
倒れかかった温泉リゾートホテルを救うべく親から社長を受け継いだクマ太郎が、
利益を追求するあまり失っていた愛と感謝の心を取り戻していく物語。

ノルマを大幅アップしたり、叱り倒したり、リストラしたり、
競争相手に勝とうとすればするほど下降していった業績が、
欲を捨て自らを見つめ直しお客様や社員に幸せを与えることが経営の真理と
気が付いた時から不思議と好転していく。

経営とは、会社とは、幸せとは・・・・
意外とシンプルなもの。この本を読んで、なるほどそうかも、と思えた。

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小山薫堂の新たな才能、脚本家デビュー。

生き方が知的かつ粋で、そのライフスタイルが多彩に仕事に反映されている人。
名前を挙げろと言われて思いつくのが、小山薫堂と松任谷正隆。

中でも小山薫堂は、放送作家としての顔はもちろん、ホテルや商品のプロデュース、
ラジオ番組のナビゲーター、また短編小説集「フィルム」では作家としての顔と、
まさに多彩な才能が連鎖している今を代表するクリエイターのひとり。

ちなみに短編小説集「フィルム」は、都会での人と人の出会いから生まれるドラマを
象徴的に描いた秀作です。



また自身のキャリアをもとにクリエイティブな生き方論を書いた「考えないヒント」も
クリエイティブな業務に携わる人にとってとても参考になります。



その彼がはじめて脚本に挑んだのが映画「おくりびと」。

脚本の出来栄えが絶妙と前評判も高く、お金を払ってみる価値ありと思っています。

柔軟ではあるがそこに一本芯が通っている。
独自の価値観が立っているからこそ、次の新しい仕事が呼び込まれている。
今の時代を生き抜くヒントがここにあるような気がします。

坂東眞理子の読書観

ベストセラー「女性の品格」の作者にして昭和女子大学学長の坂東眞理子氏。

講演に執筆と多忙な坂東氏が、限られた時間を使っての読書観が、
月刊誌「一個人」10月号に載っている。

坂東流読書は、刺激を受けるための読書とリフレッシュのための読書との
バランスにあると語る。

ちなみにリフレッシュのための読書は、古典の世界が好きということで、
おもに「白洲正子」さんの本が中心らしい。

彼女の読書観は自分にも似ている。

自分の場合は、仕事のための刺激を受ける本が7、
リフレッシュのための本が3くらいの割合。

でも最近リフレッシュの本の比率が下がっていて、少し危機を感じている。
遊びがまた仕事の肥やしとなる仕事なだけに・・・要はバランスが大切ということかな。

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暖かい時間が流れる。映画「画家と庭師とカンパ―ニュ」。

東京の単館上映で評判が良いと聞いて、仕事を早めに終えて、会社帰り、この映画を見た。
「画家と庭師とカンパ―ニュ」。

派手なアクションも、意外な展開もないけれど、観終わった時に、心にジーンと染み入るような映画、
それがこの「画家と庭師とカンパ―ニュ」だ。

gaka.jpg

フランス映画独特のシニカルな要素もなく、ただ淡々と再会を果たした幼馴染みの
画家と庭師の心温まる日常風景を描いている。

ドラマが起こると言えば終盤。
級友を深めた男二人に、突然の別れが訪れる。
庭師が病に倒れそのままあっけなく命を絶ってしまう。

彼が残した言葉。「ナイフと紐はいつも離さない様に。」
その言葉は、その後の彼の絵の人気を暗示している。
おそらくこの先、庭師の想いを胸に彼の画家人生は大輪の花を咲かせるのだろう。

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ロバートハリスの「知られざるイタリアへ」

憧れの男性像と言えば、日本人では「村上春樹」、外国人なら「ロバートハリス」。

ロバートハリスは10代で放浪の旅に出、帰国後、上智大学へ入学、卒業後はオーストラリアへ渡り
さまざまな職業に就いたあと、書店兼画廊「エグザイルズ」を経営。
その後日本に戻り、J-WAVEのナビゲーターに。その傍ら、作家としても活躍。

一見脈絡がなさそうだが、すべてのキャリアはその後の人生の肥やしになっていると
本人は語る。

そのロバートハリスが、イタリア旅行の紀行文を出版した。
タイトルは「知られざるイタリアへ」



そこにあるのは決して快適な旅、理想的なイタリアではなく、彼が肌で感じた
リアルなイタリアの今である。

自分も一昨年ミラノへ行ったが、イタリア人の価値観をそのまま受け入れることは
難しいと感じた。しかしながら人生を心から楽しんでいる姿は正直うらやましく映った。
本当の幸せとは何なのか、少し自分の人生観も変わったように思う。

ロバートハリスの生き方に憧れるのは、彼の人生が旅そのものであり、
旅のエネルギーが彼の器を作っているからだと思う。

酸いも甘いもわかった大人にお勧めの1冊である。

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本屋に併設されたカフェ。持込み可はあり?

三省堂書店に併設するカフェは、三省堂書店の本を買わなくても
持込みができる。

お店の人も、客入りが少ないとなると、書店内の人に向かって、
「お好きな本を持ち込めますよ~」とアピールしている。

今日も寄った時、お客さんの大半が、本を持ち込んで読んでいた。

中に一人、サンドイッチを食べながら持ち込み本を読んでいる人がいた。

ちょっと待てよ、である。

食べかすが入らないか、汚れないか、気になってしかたなかった。

自由と背中合わせにマナーがある。

自分ひとりであればいいけれど、社会に出れば気を使わなければならないことがたくさんある。

持込み可であっても、食べる時は読まないような気遣いが欲しい。

本好きであればこそ、余計にそう思うのだ。

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会社からとりあえず「クチコミ」を起してと言われたら。

人脈もない、知識もない、経験もない。でも新サービスをクチコミで世の中に広めなければならない。
そんな、上司からのとんでもない指示。

そんな時、あなたならどうするか?ほとんどの人はまずその時点で右往左往してしまうだろう。
また、そうでなくても「クチコミは無理です」と一言で済ましてしまうだろう。

そんな状況で果敢に打ってでた女性広報の成功談が、ネット上で紹介されていた。

紹介ページ

グローバルメディアソリューション社員で、広報としてはじめてSNSサービス「nendo」の
プロモーションをまかされた冨本 梨恵さん。

上司からはユーチュブを使ったバイラルマーケティング支援会社を紹介されたが、
どうも胡散臭く、クチコミでブロガーを動かす事を考えた。

以下、本人談
当初はお金を払ってと思っていたのですが、あるセミナーで『本当のブロガーは
お金では動かない』という話を聞き、お金ではなく純粋な気持ちで連絡をとることにしました」

試行錯誤の末、アルファブロガーにアプローチをはじめた冨本さん。
まず最初におこなったことはリストアップからで、ブロガーイベントに顔を出したり、
自身でブログを書いたりしてみたがクチコミは広がらず結果は散々だったと言う。

以下、本人談
「当然ですが、最初は誰も見にきてくれませんでした。そこで、せっかく訪問してくれた人の足をとめるにはどうすればよいのかを考えた結果、USTREAMの生中継にいたったわけです。本名/顔出しでやるのは珍しいとよく言われるのですが、抵抗感はないですね。むしろ、反応が楽しいです」

既成概念に頼らず、クチコミを使っての独自のマーケティング手法にたどり着いた冨本さん。
何が正解か答えがわからない時代だからこそ、果敢にチャレンジする大切さを教えてくれている
貴重なヒントだ。

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岸勇希氏「コミュニケーションをデザインするための本」

20代でありながら、すでに電通のコミュニケーションデザインの中核をなす
岸勇希氏が書いた「コミュニケーションをデザインするための本」



この9月の頭に出版されたのにもかかわらず、なかなか手に入れることができず、
ようやく丸善で最後の1冊を見つけて買った次第。
もともと初版数が少ない本だと思うが、ひょっとしたら売れているのかも知れない。

というのは、クロスメディアについて書いた本は何冊かあるのだが、
その中でも事例の豊富さでは圧倒的に他の本を凌ぐ。

まだまだクロスメディアの事例が少ない中、模索中のクリエイターにとっては
貴重な一冊であろう。

20代で早くもキーマン足り得るのは、歴史の浅いインターネットの世界ゆえ。
この先も世に出てくるクリエイター達のバイブル的存在になることが予測される。

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イチロー発言、星野ジャパンならWBCには出ない?!

北京オリンピックの予想外の敗北で、ますます混迷を呈している、
WBC(ワールドべースボールクラシック)の監督問題。

新たに、週刊アエラで、イチローが星野ジャパンならWBC(ワールドべースボールクラシック)に
出ないと発言した記事が掲載されるということで、物議を醸し出している。

イチローと言えば大人の対応で、紳士というイメージだが、
今回の発言は、本当だとしたらイチローらしくない感じがするが、
何かそう言及せざるを得ない事情があったのか。

ちなみに、王監督がイチローの希望のようで、
元ソフトバンクの井口、城島も同意見。

この話を聞いた時の星野監督の怒りは想像に難くないが、
さて、この状況でも自ら辞退とはならないのだろうか。

リベンジを賭けて、あくまでプライドを貫くのか?今後の動向が注目される。

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秋に心地よい、SotteBosseの癒しサウンド

ビレッジバンガードが火をつけたカバーアルバムブーム。
その中でも光っていたのが、SotteBosseである。

プロデューサーでコンポーザーでもあるナカムラヒロシと
女性ボーカルのCanaの二人組ユニット。

真夏の暑い中で聞くのも良かったが、爽やかな秋空の下でも心地よさが増幅される感じで
また味がある。

真夏の果実、言葉にできない、やさしさに包まれたなら、島歌など
J-POPの有名なアーティストの楽曲をボサノバテイストでカバーする。

この秋には、初のオリジナルシングルをリリース、
またこのオリジナル楽曲を引っ提げての初ツアーもいよいよスタートだという。

リラックスした空気にそっと包まれたい時、ちょっと癒されたい時、
おすすめのアルバムである。


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広末涼子の明治ガルボチップスCM

明治製菓のガルボチップスのTVCMに広末涼子が出演している。

ちょっと前の資生堂のコマーシャルの広末涼子とはうってかわってコミカルなキャラクター炸裂。
ちょっとアクの強いインパクトあるCMに仕上がっている。



テンポの良い会話の中に商品特性を上手に埋め込んでいて、
演出家の演出力が伝わってくる出来栄えだ。

ちなみに、明治製菓のガルボチップスのサイトを見ると、
広末涼子は12年前にもこのガルボチップスのCMに出ているようで
その時のCMも合わせて公開されている。
見比べてみて、思わず感傷に浸ってしまった。
彼女の12年間ってどんなだったんだろう?

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公共交通機関の、ホスピタリティ。

JRと名鉄バスに乗って遭遇したこと、2題。

昼間の仕事中のこと。
JR東海道本線で名古屋から蒲郡へ出かけた。

発車間際、岡崎駅で乗り込んできた老人女性3人組。
発車と同時にその中のひとりが目の前で1mほど、すっ飛んだ。(まさにすっ飛んだと言う感じ)
その前から気になっていたのだが運転が少し粗めの運転手。
その時も案の定、急発進。
怪我がないのが幸い(後から痛みが出そうな飛び方)だったが、
もう少し気を使ってもらいたいと思った次第。

帰りに乗った名鉄(名古屋鉄道)バス。
乗るたびに思うのだが、通勤通学路線のバスとしては、車内の灯りが
異常に暗い。しかも蛍光灯が2本切れていた。(ひょっとしたら切ってあるのかも知れない)
電車・バスの中は貴重な読書タイムだ。(恐らく私だけではないだろうと思うが)
しかし今日の車内では1ページもまともに読めず辛いひとときであった。

読書をしたい気持ちをもう少し理解できれば灯りに対する配慮ももう少し違ってくるだろう。
推測だが、名鉄バスの経営者・社員は読書家が少ないのではないか・・・

以上2題。要は気づく心が大切、と痛感した1日だった。




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元ストーリーの黒田知永子が、エクラの新しい顔に。

新聞の記事下広告を見て驚いた。
ちょっと前までストーリーの表紙&メインモデルとして活躍していた
黒田知永子が、新たにエクラの顔として登場しているのだ。

エクラ黒田知永子

自分より少し年下ではあるが、ほぼ同世代で憧れの的であった黒田は
全盛期のJJからVERY、そしてSTORYへと一貫して光文社の顔だった。

が一転、ほとぼりも冷めぬうちにライバルの集英社の顔となったのだから、
その衝撃は大きい。

STORYを降りるにあたっていろいろとあったのか?と穿った見方もできる。

気になるのはエクラに移って、ファッションスタイルがSTORY時代のコンサバ系から
ややモード系へと変わったこと。
微妙ではあるが見慣れたスタイルから、やや“らしくない”感じがして、
どうもしっくりこない。

40代から50代をターゲットとした女性月刊誌の競合がますます激化する中、
今回の黒田の起用がどのような影響を及ぼすのか注目してみたい。

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あいち国際女性映画祭、開幕

地下鉄の中吊で「あいち国際女性映画祭2008」の告知を見た。

今日9月3日が開幕日。
早いものでもう13回目だそうだ。
が、意外と開催を知らない人も多く、まだまだ宣伝不足は否めない。

ともあれ1996年から始まった、この「あいち国際女性映画祭」は、
愛知県初(中部圏唯一)の国際映画祭として定着。
今年も世界のさまざまな国の映像が上映される。
また最近は名古屋市以外でも上映され確実に地域に根付いてきているよう。

女性と銘打たれているだけに男性は入場は無理?と考えがちであるが、
ホームページによれば男性も大歓迎だそうだ。

大作は少ないようだが、リストを見ると味のある作品が多そうで
映画好きには見ごたえのある作品が並んでいる。

この機会に足を運んでみるのも悪くないのでは。

あいち国際女性映画祭ホームページ

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ジュンク堂書店での、幸福な2時間。

仕事を早く終えて、ジュンク堂名古屋店へ行った。
本屋めぐりは若い時からの趣味と言ったところであるが、
2時間どころか休みだと3時間、4時間はあっという間に過ぎてしまう。

それと別に平日の本屋めぐりは、また別の楽しみがあり、
時間がぽっと空いて出かけることになったひと時は、至福の時。

まさに本好き以上に、本屋好きたる所以である。

この時間、本屋には若いビジネスマンの姿が多い。
最近の調査データーによると、若者の活字離れが著しいということであるが、
ところがどっこい若者が活字に戻っているのではないかという印象を受ける。
データよりも実体験を大切にすべきというのはこういうことだろう。

ところで今日は大収穫の日であった。
もともと火曜日は新刊の揃う日であるが、今日は特別。

欲しい本に次々と巡り合ったが、最終的に買ったのは4冊。

・クロスイッチ~電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた



 ちょっと前の「広告営業力」に続いてアドマン必読の1冊と見た。 
 電通の本としては「アドホックコミュニケーション」に次ぐ
 教科書的なな本となりそうだ。

・壁を突破できる社長 できない社長



 起業した後、創業社長がぶつかる壁とそれをどのように突破したかが書いてある。
 前にも書いたが個人的にベンチマークしているワイキューブの安田社長が載っていた
 ので買った。
 
・新宿駅最後の小さなお店ベルグ~個人店が生き残るには?



 何冊か買うと、大抵一冊はこういう本を混ぜたくなる。
 新宿駅のベルグという小さな小さな喫茶店兼居酒屋がどのように生き残りを
 かけて商売をしてきたか、生き方のヒントとなる名言がそこかしこにある。

・自宅で日記を書いて月5万円を稼ぐ唯一の方法



 ネット本。副収入を稼ぐ方法が書いてある本であるが、マーケティングの参考書としても
 わかりやすくまとめられている。勉強会の教材としても活用できそうだったので。

さてどれから読もうか?もうひとつの幸せな瞬間である。

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福田総理、まさかの電撃辞任

月も変わって9月、学校も今日から新学期。
さぁ、気分を入れ替えて頑張ろうと言う時に飛び込んできた。
福田総理の電撃辞任。

安倍総理に引き続き2代続いての途中放棄。
間が読めないというか、空気が読めないというか・・・
まさかこのタイミングはないだろうという、自民たたきの絶妙のタイミングだ。

そのいい加減さ、あっさり加減さは、
最近の若者の風潮とも重なって見える。

国を背負って立つ人間にしてこうだから、
若い人の諦めが早いのも致し方ないということだろう。

明るいニュースがここのところ見受けられない。
景気対策も先送りにならなければいいが・・・

国と心中できる、そんな総理を期待するのは
はたして、もう無理なのだろうか。

厳しい局面にあると言うのに、
またしても先が思いやられる。

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