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アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

探していた本、偶然の出会い。

つくづく想うことだが、本と言うのは見つけた時にその場で買わないと
その次がなかなか来なかったりする。

今はアマゾンとかのネット通販があって、以前ほどの事はないであろうが・・・

数か月前、たまたま通りがかった本屋で偶然出会った、
直木賞作家・角田光代の「明日はドロミテを歩こう イタリア・アルプス・トレッキング」。
BSの番組収録で訪れたイタリアアルプスのトレッキングの旅の発端から終りまでの
ドキュメンタリーで描いた本だ。

すでに発刊からは時間が経っていたが、本当に偶然の出会い、それまでその本の存在自体
知らなかった。

立ち読みでなかなかの本と思い買おうと考えたが次の予定があり急いでおり、
つい買いそびれた。

ところがだ。その後、どの本屋の角田光代の棚を見てもとんと見つからない。
まぁ、アマゾンで探せば見つかるのだろうが、本屋での出会いを尊重する私としては
なんとか本屋で出会いたかった。

ところが拍子抜け。
何気なく文庫本コーナーの平積みを眺めていたら、そこにその本はあった。
7月の新刊である。
悲しいのは文庫版発刊にあたり書名が変わっていたこと。
タイトルは「あしたはアルプスを歩こう」である。

ドロミテもイタリアも関係なく、すぱっとアルプスとくくってしまった。
なんとも文庫的で潔いが、深みがなくなってしまった気がする。
まぁ売上的にはこっちの方が売れそうであるが・・・

本は角田光代独特のユーモアが盛り込まれ、当初楽園的なイメージを抱かせた
トレッキングが、実は雪山登山であったことでさまざまな体験が待っている。
そこにまたさまざまな人間ドラマがあり、読後感にはすっかり前向きになっている自分がいる。
イタリア好き、山好き、旅行好きの方にはぜひおすすめする

さて、かように本との出会いには偶然の楽しみがある。
本好きはもちろんであるが、その辺の楽しみがあって本屋好きも多いのではと想う次第。

単行本↓


文庫版↓

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