アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

中小広告会社は戦略がないのが戦略?

人殺し以外何でもやります、という社長がいるほど、広告会社はいろいろな事に手を染めてきた。

確かに情報が閉鎖的で情報量が限られていた時代は、その広く浅くが重宝されていたようにも思う。

しかしインターネットのおかげで誰もが同様に情報を入手できるようになった今は、
さすがにそれでは通用しない。
広告会社の社員より情報通のクライアントは山ほどいるのだ。

そんな時代に重要なのは、「捨てる」という考え方である。
そう、ランチェスターでいう、選択と集中だ。
ある業種、ある分野を深く掘り下げ、どこにも負けない強みを作ること。

だが、それが一向に進まないのには理由がある。
やっかいなことに、「捨てる」ことが必要な経営者ほど、一時の成功体験があるために、
プライドが異常に高いときている。

何でもできるということは何にもできないと言うことに等しい時代。
そろそろ気づいてビジネスモデルを転換しないと、コップの水は限りなくゼロに近い。

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CMにおける、アイドルの走りっぷり

春だからか、アイドルがひたすら走っているTVCMが目立つ。

ひとつは、みずほ銀行の「ハッピーバンクトゥユー」の井上真央。
男勝りの走りっぷり。とにかくひた走る。

http://www.mizuhobank.co.jp/tvcm/

もうひとつは、
シーブリーズの堀北真希。



こちらの走りは、一生懸命ながらなぜか爽やか。制汗剤のCMでありながら汗を感じさせない。
彼女のキャラクターのなせる技か。
チャットモンチーのタイアップ曲も心地よい。

新社会人の熱さか、高校生の初々しさか。いずれの走りが好みかは別として、
こういった前向きなトーンがCMで選ばれるのも、やはり春という季節だからだろう。

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会社を替えても、あなたは変わらない

株式会社オプトの海老根智仁氏が書いた「会社を替えても、あなたは変わらない」
~成長を描くための「事業計画」を読んだ。(光文社新書 740円+税)

会社を替えてもあなたは変わらない


株式会社オプトはインターネット広告などを手がける会社で、海老根氏は代表取締役社長CEO。
氏はこの本の中で、若い人にとって転職が当たり前となった時代であるが、自分の予想と違っていたからという気分優先の転職は失うものはあっても得るものはないと断言している。

人生を生きていく上において大切なのは、自分自身の幹づくり。

氏は、その幹づくりを企業になぞらえても展開しているが、
企業内において、わかっているようで誤って使われていることが多いのが、戦略と戦術。

戦略は木に例えれば幹にあたる部分。戦術はその幹から伸びた枝葉。
当然、幹がしっかりしていなければ枝葉が附くわけがなく、幹がいかに大切かがわかる。

幹とは会社を成り立たせる(利益をもたらす)独自の考え方(または強み)である。

幹づくりがしっかりしている人は人生においても限りなく失敗する可能性が低いらしい。

うまくいっていない会社、人は、嘆く前に、今一度、自らの幹を見直してみるべきかも知れない。

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夜のセントレア

昼間の喧騒が嘘のように、夜のセントレアは落ち着いた雰囲気で心地よい。

200804231944000.jpg


空港には独特の雰囲気がある。旅立つ人、帰り着く人、いろいろな想いが入り混じって、
ドラマを形作っている。

デッキに立つと、
異国への憧れが胸にこみ上げてくる。

今度はどこの国へ行ってみようか?想像するだけで心ときめく。

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新書ラッシュの週末

週末と言ってもすでに日曜であるが、金曜日、久々の読みたい、読むべき新書ラッシュであった。

とうわけでただいまひたすら読書中である。

買った4冊。

(1)グーグルが日本を破壊する。竹内一正著。PHP新書。720円+税。

(2)会社を替えても、あなたは変わらない。海老沢智仁著。光文社新書。740円+税。

(3)テレビ進化論。境真良著。講談社現代新書。720円+税。

そして最新ではないが、

(4)御社のトップがだめな理由。藤本篤志著。新潮社。680円+税。

自分の携わる業務にとっても参考になる4冊。

それにしても新書は字が小さい。読みづらさと必死で戦っている。

感想はまたあらためて。


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安いものとお値打ちなもの

春になって着るものに困ってきた。
というわけで、春物を少し見て回った先週末。

本意ではないが、予算の関係もあって、
ローコストのスラックス、パンツとジャケットを1着買った。

結論から言うと、近頃は高品質でお値打ちなものがさらに増えてきている。

低価格の秘密は、主に、台湾、中国、タイ、ベトナム、海外の低賃金を利用してコストダウンを計っているところにあるようだ。

特に、このところの殺虫剤混入事件の食品とは違って、ファッションではまだまだ中国製は人気が高いようだ。

しかしながら、買ったスラックスの話に戻ると、安いのには安いなりの理由があることが良くわかった。

ボタンつけが甘かったり、ウールでもウールの質が少し劣ったり、なんだかんだ安いなりの理由が整理できる。

結局のところ、安いだけでなくお値打ちなものを探すとなると、金額だけでなくしっかり質を見抜ける目利きが必要となるのだ。
でないと、ひとつ間違うと安物買いの銭失いになりかねない。

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増えるだけじゃダメ、経験データベース

「案本」を読んだ。
クリエイティブディレクター、山本高史氏が書いた本。
コピーライターもしくはコピーライター予備軍のための教科書的良本である。

案本


その中で多用されているのが「経験データベース」という概念。

彼曰く頭の中に水がめがあって、その水がめにいろいろな経験を通して考えたこと、学んだことが蓄積されていく。
コピーライターとしてスタートした時、その水がめがからっぽだと言うことに気づき、神経性胃炎になったと言う。
経験を積めば積むほど、経験データベースは充実していくとしたら、歳を取ることも悪くないなと思う。が、そうは問屋がおろさない。

山本氏曰く、単に経験を積むだけではデータベースには登録されず、経験を通してどれだけ考えたか学んだかがデータベースとして登録されるらしい。
そうなると、ただのんべんだらりと歳をとっていては意味がない。

それほどコピーライターにとっては経験は必要不可欠なものであるが、その経験には先立つものが必要であるから、またややこしい。

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思いやりファームの牛への思いやり

テレビ東京の「ガイアの夜明け」ふるさとガールズ、を見た。

地方で活躍する女性たちの特集。
その中のひとつが北海道の「思いやりファーム」の酪農女性たち。

私たちが普段飲んでいる牛乳は、加熱殺菌が施された牛乳だ。
しかし、ここで作っている牛乳は、無殺菌牛乳。
雑菌がほとんどゼロという日本で唯一の牛乳と言う。

無殺菌牛乳ができる理由は、牛に優しい酪農にあるそうだ。
効率よりも牛の気持ちを大切にする。
ストレスがたまらない環境を与えれば、おいしい牛乳ができる、
極めてシンプルな理由。

しかし、当然手がかかるだけにコスト高、720mlで1050円。
経営的には厳しく存続が危ぶまれたが、酪農ガールズたちの地道な
PRにより少しづつ浸透しつつあるという。

戦後ずっと続いてきた、安さ追求、効率第一の時代が終わりかけている。
良く生きるためには、効率よりも大切なものがあることをみんな気付き始めている。

売り上げ優先、利益優先、そんな経営はもうこれからは長続きしないだろう。
自分たちの会社の存在価値は何か?その考え方が地に足がついている会社が
評価される時代。これが本来あるべき姿だとあらためて思う。

思いやりファームのような会社が、どんどん評価される、そんな時代になることを心から願う。

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謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦

元博報堂のふたり、須田将啓氏と田中禎人氏が立ち上げた会社、エニグモ。

彼らがいちばん最初のWebサービス「バイマ」を思いつき立ち上げた時から今日までの苦労と躍進の日々を自ら書き上げた。
それが本書である。

謎の会社、エニグモ


発案から今日までわずか6年程度であるが、読んで感じるのは実に濃密な6年だということ。インターネット時代がドッグイヤーと言われるが、それにならうなら、まだわずか1歳の育ち盛りだ。

長い間アナログの世界で生きていると、わずか数年で急成長すること自体信じがたいわけであるが、この本を読むと、そのメカニズムがよく理解できる。

ネットサービスはすべからく先行者利益の世界であるが、立ち上げに向かうスピード感はやはり若さが必要不可欠であると改めて実感した。

余談ではあるが、この本を出版したミシマ社。あまり聞いたことがない出版社であるが、ネットで調べてみたところ、自由が丘のほがらかな出版社とある。
まだまだこれからの出版社のようであるが、その志はエニグモ同様高そうだ。
今後に注目してみたい。

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「何をするか」ではなく「誰とするか」

そう語ったのは、イマジナティブのクリエイティブディレクターの水藤氏。
インプレスジャパン発行、Webデザインの「プロだから考えること」の中の一節だ。

Webデザインのプロだから考えること


水藤氏といえば、ハインツの「ケチャップリポート」が有名だが、この本の中では、
マイクロソフトの「the Handshake Company」の誕生までの経緯を語っている。

タイトルの一節は、彼らの仕事観について語ったもので、「すべての仕事は、クライアント担当者の力量を超えられない」と言う。
従って、発注時点でその仕事が受けるべきか否かを見分けるポイントは、クライアント担当者の力量を見る」ということに尽きるそうだ。

確かに自分の経験でも、担当者の器の小ささもしくは知見の低さによって、仕事がどうにもうまく行かなかったという事は一度や二度ではない。
そういう意味では、成功する仕事には人との巡りあわせという運の要素も大きいのかも知れない。

それを裏付ける話として、マジナティブの二人は、この仕事が成功に至った要因として、
クライアントであるマイクロソフトの中山氏、広告代理店・博報堂の福岡氏の存在が大きかったと述べている。

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