アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

自社を語る前に、業界動向を語れ。

愛読している株式会社コミュニケーションデザイン社長、PRコンサルタントの玉木氏の
メールマガジンになるほどと思える記事を見つけた。
(以下、玉木氏のメールマガジンンから抜粋です)

あるゲーム会社の広報担当者の話。

一般に、話し始めの30秒程で、
一番伝えたいPRポイントを伝えることが、
メディアの心に“刺さる”プレゼンテーションだと言われています。

そのような中、その方はメディアと話をする際、
競合他社商品との比較表や、業界全体の動向を
“自社商品よりも先に”紹介していたそうです。

「自社商品・サービスをメディア露出させる」という
最重要ミッションを与えられている広報担当者として、
その方の行動が適切だとは、私は思えませんでした。

しかし、ある日メディアの方から連絡があり、
「業界の動向などを聞かせてほしい」と言われ、
取材されることになったそうです。

その後、「業界を客観的に語れる“専門家”」として
メディアの方に認知され、信頼を得たことで、
何度かメディア掲載されることになりました。

その結果、自社商品を掲載記事の中で
紹介して頂けたそうです。

以上。

なるほど、こういうことかとうなづいてしまう。

ついついメディアに取り上げられたいと思うと、
自社の商品・サービスのPRに走りがちだが、あまりに一方的過ぎると
逆効果になるという好例だ。

玉木氏は、プレスリリースも、その姿勢で書けば、
より取り上げれれる可能性が高まるとしている。

急がば回れ。売りたければ売り込んではいけない。う~ん、わかってはいるけれど・・・

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戦略PRって、流行りもの!?

広告が効かなくなった。だから戦略PR。

そんな図式の主張がこのところ主流を占めてきている。
戦略PRのプチブームが起こっている、そんな気さえしている。

確かに生活者のライフスタイルが多様化して、特に若い層の
新聞離れ、テレビ離れが著しいが、だからといって、
戦略PRが効果的と断定するのはいささか総計ではあるまいか。

しかしながらそんな危惧はどこ吹く風、
このところ書店の店頭を賑わせているのも、戦略PR、戦略PRの仕掛け方、
などなど、戦略PRを謳ったものが急増中。

こうまでみんながみんな戦略PRになびく時代になれば、
今度は広告が再び脚光を浴びるかもなんて考えてしまう。

もちろんこれまでのような一方的な広告は難しいとは思うが、
新たな姿に変身して新手の広告が席捲するかも知れない。

戦略PRが2009年の一過性の流行りものだった、と言う時代が来ないように、
テクニック的になりすぎないよう気を配りたいものだ。

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戦略PRの仕掛け?「石田純一、20年ぶりに靴下履く」

裸足に皮靴。すっかり石田純一の代名詞ともなったファッションスタイル。
イタリアファッションの火付け役ともなった記憶がある。

その石田純一が、20年ぶりに靴下を履くという記事がスポーツ新聞を飾った。

石田純一、20年ぶり靴下

そのいきさつはこうだ。
石田純一がスイーツの祭典『世界パティスリー2009』のスペシャルサポーターに任命され、
都内で行われた同大会の記者発表に出席。

日本代表団を応援すべく赤い靴下を贈呈した石田は「3月の(大会)時は僕も履きます」と
脱・ハダシ宣言をしたそう。
ゴルフの時などを除き滅多に靴下を履かない石田、
もし3月のイベントで履くとなると、本人曰く「約20年ぶりになるだろう」とのことだ。

石田純一と靴下のエピソードを見事PRネタとして料理した。
最近の戦略PRの好例として見ている次第。

「石田純一、20年ぶりに靴下を履く」この話題の今後の広がり方にも注目していきたい。

ちなみに『世界パティスリー2009』は来年3月14日(土)15日(日)に
東京・水道橋のJCBホールにて開催。
記事では、運動時以外はプライベートでも履かないという石田の、
20年ぶりの靴下着用姿が見れそうだ、としめくくっている。

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宣伝は「耳ことば」、広報は「読みことば」

毎号と言う訳ではないが、特集がおもしろそうな号を買う、
宣伝会議の広報の専門誌「PRIR(プリール)」

最新号の10月号は、特集「広報活動に活かすためのWebサイト・リニューアル」が
あったため思わず手に取り即購入した次第。

その中で、タイトルの、宣伝は「耳ことば」、広報は「読みことば」と語る、
日清食品の服部広報部長の記事を見つけた。

わかりやすく自社の活動を宣伝と広報にわけて違いを述べられているので紹介しておきたい。

(以下、記事より引用します)

宣伝活動の約8割はTVCMなので、宣伝で使う言葉は主に耳で聞くことを想定した
「耳ことば」です。
聴いた時の音や雰囲気も重視しており、たとえば洗いものをしていても思わず
テレビを振り返る、そんなワンフレーズを探します。

その一方で、広報の言葉は「読みことば」と言えるでしょう。
ニュースリリースなどは正確でわかりやすく、こちらの認識を最大限共有してもらえる文章に
なるように、常に気を遣っています。


さらに氏はネットが普及したことで、話題の広告がブログですぐ広まるので、宣伝と広報の
垣根がより一層低くなってきていることを指摘。
その分、宣伝と広報の連携が今後の鍵としている。

宣伝も広報も、結局のところ企業からの一方的な意思で成立するものではなく、
あくまで消費者・生活者ありきである。
もっと言えばすべての企業活動自体がそうであろう。

常に消費者・生活者の気持ちで考えるというごく当たり前の事ができていれば、
宣伝と広報の垣根など最初から存在しないのかも知れない。

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