バーチャルとリアルの狭間で

名古屋の広告会社で、広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

広告クリエイティブとインパクト

プレゼンテーションの是非が問われる中であるが、相変わらずプレゼンテーションの機会が多い。
しかもこのところ連敗中である。
負けの理由の多くはインパクトに欠けるというものだ。

ちょっとまてよ、インパクトって何だろう?
担当営業に尋ねても明確な答えは返ってこない。

このインパクトってやつが曲者で、インパクト=目立つことと解釈する上司が
いたりして、変わっていることを良しとする意見を平然と発したりする。

もともとターゲットがあってコンセプトがあって、残したいメッセージがあって、
それをより伝わりやすくする要素がクリエイティブである訳だが、
そのような上司に限って、ターゲットやコンセプトに対し強い主張をするところを
かつて聞いたことがない。

競合商品・サービスと差別化を図るためのインパクトはもちろん大切だが、
はじめにインパクトありきでは広告は成立しない。

また作り手としては外野の意見に惑わされない一貫した考え方、こだわりも必要だ。

インパクトってなんだろう?はっきり言えるよう、日頃から今少しの理論武装が必要かも知れない。


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ナガオカケンメイと60VISION(ロクマルビジョン)

ロングライフデザインをコンセプトに、息の長い商品にスポットライトをあてるプロジェクトを
展開するナガオカケンメイ氏。
その使命感にも似たこだわりと継続力にはただただ頭が下がるばかり。

各県1店舗を目指すD&Department Storeはそんな彼の想いが結集した場であるが、
そこで復刻・販売されている家具が、カリモク60シリーズだ。

その復刻までには、さまざまなドラマがあったと語られている。

最近出版された書籍「60VISION(ロクマルビジョン)」を読むと、なるほどそんなことが
あったんだと思わず引き込まれる。

カリモク60を皮切りに、ノリタケ60、アデリア60、エース60、ホートク60などなど、次々と60年代のデザインの名作を復刻させている。

最初は小さな活動であったが、長年に渡る継続により大きな花を咲かせようとしている。
彼の活動こそロングライフデザインそのものである。

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ヤフーと電通が提携、クロスメディア型広告サービス「Spot&Search」開発

ヤフーと電通は2008年7月17日、テレビCMと検索連動型バナー広告を連携させた
クロスメディア型広告サービス「Spot&Search」を開発し、実験的に提供すると発表した。

この広告サービスは、視聴者がテレビ CM 内に表示された Yahoo! JAPAN の検索窓内の検索ワードを Yahoo! JAPAN で打ち込み、検索することで検索結果画面上部に表示される動画映像等を見ることができる仕組みだそう。

テレビ広告と特定の検索サービスとを結びつけた国内初の試み(同社調べ)で、その第一弾として、同広告サービスを活用した IT 企業のテレビ CM が7月19日から関東地区他で放映、連動したバナー広告は7月18日から掲出される予定。

何が何でもTVCMを売りつづけなければならない電通にとって、ヤフーとともに知恵を絞り切って
開発したサービスであろう。

それだけに、まだ目にしていないが、しばらくすると、ヤフー上を賑わすことになるだろう。
果たして目論見どおりにいくのか、ここしばらく注目してみよう。

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マスメディア広告万能の時代は終わった

1979年に創刊した「広告批評」が来年4月の30周年記念号を持って休刊することとなった。
79年と言えば、ちょうど私がこの業界に足を踏み入れた時。
そして世の中はコピーライターブームで、糸井重里や仲畑貴志が脚光を浴び始めた時期であった。
高度成長を広告がさらに加速させている、まさに景気的にも絶頂期にあったように思う。

あれから30年。今回の広告批評の休刊宣言は一つの時代の終わりを象徴しているようだ。

日経ネットでの休刊に対するインタビューの中でマドラ出版社主の天野祐吉氏はこんな話をしている。

 「テレビ広告は視聴者が見たくなくても見せられちゃうところを暴力的と言っているわけです。すべてが暴力的だとは思わないけれど、テレビのCMは見ないではすまない。そのたびに消すわけにもいかない。暴力性を内包しているメディアと言ってもいいのかな。クリエーターは、面白くいい広告を作ることで暴力的であることを避けようとしています」

 「それに対してウェブ広告は、見ようという意思がなければ誰も見ない。向こうから押しかけてくるメディアではありませんからね。僕なんかは、数年前からそういうメディアへの移行が始まったなという感じがしていました」

TVCMを暴力的と表現せざるを得ないネット主導の現在、天野氏の苦悩ぶりが覗える。
結局のところ、時代の流れには逆らえず休刊もやむなしということだろう。

さて今後TVCMはどこへ向かっていくべきか?
試行錯誤の中からきっと見えてくるものがあると思う。
創り手としてはそう信じたい。

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新しくなったdocomo、広告も新展開

NTTドコモが新しくなった。

と言っても、今のところマークと広告の新展開。
いささか手法的であるが、このところの苦戦を何とかしたいという切実な気持ちからと推測する。

苦戦の元凶となったのが、タグボートのドコモ2.0シリーズである。
豪華キャストで華々しくぶち上げたが、ドコモ2.0のスローガンに始まっていかんせん最後まで何を伝えたいのか理解に苦しむシリーズだった。

それだけが理由ではないと思うが、好感の持てるCMで快調に走るソフトバンクと対照的にシェアを落とし続けた。
タグボートの名前で何とかここまで引っ張ってきたが、とうとうクライアントも痺れを切らしたのかも知れない。

新しい展開は打って代わってオーソドックスな展開。
新スローガン「手のひらに、明日をのせて。」のメッセージを、時間をかけて浸透させていきたい気持ちが表れているようだ。

TVCMでは、ドコモは変わります。で締めているが、さて本当にドコモは変われるのか?

新CMが見られるドコモサイト↓
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ad/tvcm/080507_01.html

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