いいことが少ない最近にあって、珍しくラッキーなこと。
たまたま古い財布に入っているであろうカードを探していたところ、
なにやら領収書の間に挟まって隠れていた1万円札を見つけた。
約1年ぶりのうれしい遭遇。
すっかり忘れていた1万円札だけに、さて何に使おうかとうれしい算段。
といっても結局は、本を買って映画を見て、ってところかな。
これをきっかけに、いい運が回ってくるといいんだけど。
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ブルータスの最新号、特集は「真似のできない仕事術」。
仕事術を披露するのは、いずれもその道の一流の人。
「暮らしの手帳」編集長、松浦弥太郎氏
コミュニケーションディレクター、森本千絵氏
脳科学者、茂木健一郎氏
ブックディレクター、幅充孝氏
CMプランナー、多田琢氏 などそうそうたるメンバーに並んで、
極めつけは、最後に登場する世界を代表する建築家、安藤忠雄氏。
日本再生もこの人にまかせたいと思うほど、明快な国家感を持ち、
私が最も尊敬するひとりだ。
その安藤氏の仕事術は徹底している。
特筆すべきは、メール禁止、FAX禁止。極力対面でのコミュニケーションを重視していること。
さらに各デスクには電話がなく、
安藤氏のデスク近くに並べられた5台の電話を共用で使うという徹底ぶり。
そんな中で、ちょっとおもしろい、と思ったのは週に三日間、
仕事中の2時間が読書の時間に割り当てられていることだ。う〜ん、うらやましい。
その他、感性を高めるために、夜9時以降の残業を禁止したりと、
創造性に対する理解も並大抵ではない。
とにかく世間の常識などまったくおかまいなしと言わんばかり。さすが世界の安藤である。
ここまで創造性について極めたいと考える安藤氏の部下は、
逆にプレッシャーがかかり、いやがおうでも成長せざるを得ないだろう。
あらためて能力は伸ばされるべくして伸びるものだ、そう思った次第。
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最新号の月刊ブレーンの特集は、打ち破れ!従来型の広告発想。
民主党政権に変わったように、広告界にも閉塞感を打破する「変化への期待」が満ち溢れていて、、
その答えのひとつに「アイデア・ファースト」発想を挙げている。
「アイデア・ファースト」発想とは、従来型の広告発想だけにとらわれず、課題解決の
コア・アイデアから出発する考え方。
ドリルの原野氏、
電通の岸勇希氏、
シンガタの佐々木氏、
博報堂の宮崎氏など、
新旧とりまぜて、それぞれのアイデアファースト発想法を披露している。
そんな中でアメリカの先進的な事例を生み出し世界的にも注目されている
AKQAのイナモト・レイ氏が、自身の広告づくりについて考え方を述べている記述が興味深い。
イナモト氏いわく、
今僕たちが考えるべきアイデアは「広告のアイデア」ではなく「ビジネスのアイデア」です。
誤解を恐れず言えば、本来、広告というものは消費者にとって必要のないものだと僕は思います。
広告が完全に無くなることはありませんが、その形は変わってきています」と。
今、徐々に広告主は「優れた広告」だけでなく、どんなアイデアや手法がビジネスを動かすのか
という事に興味を示し始めているというのがその大きな理由だそうだ。
ビジネスのアイデアを追求するということは今以上に、経営に近いところに
身を置かなければならない。そしてもっともっと深いところで企業を知らなければ
成り立たない話だろう。
そういう意味で、広告会社に求められるのは、コンサルタントとしての役割だ。
しかしながらコンサルタントの役割を果たせる人間がどれくらい広告会社にいるのか、
はなはだ疑問と言わざるを得ない。
いずれにしてもそのギャップを埋めるものはたゆまぬ勉強と実践の両立しか無いだろう。
過去の成功体験はじゃまとしか言いようがないのだ。
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世間の話題をさらったマクドナルドの0円コーヒー。
先頃その収支の結果が出て、めでたく売上アップにつながったようだ。
その理由は、タダでコーヒーだけもらって帰るのは悪い、という気持ちが働き、
ついでにハンバーガーを買ったり、ポテトを買ったりと結局お金を使うことになる、
いわゆる返報性の原理というものが働くからのようだ。
もちろんコーヒー自体がおいしくなければ成り立たないことは言うまでもないが。
不景気という時代性なのか、ほかにも0円ビジネスはたくさんある。
中でも究極なのが、おかきの播磨屋が展開する無料カフェではないか。
無料でコーヒーなどのドリンクが飲めるうえ、おかきなどのお菓子も食べ放題。
認知が上がるにつれ訪れる人が後を絶たないらしい。
もちろん商品の売り上げ増を見越してのこととは思うが、社長の話を聞くと
社会貢献の意味合いも強いようである。
こういった0円ビジネスに取り組む企業が増えている背景には、
効果が見えにくい広告をやめて、その費用をそれ以外の手法での話題づくりに
振り向けようと考える流れがあるように思う。
効果が見えにくい多額のマス広告費を考えれば、お客へのサービスの相当のお金を使うことも
決して損ではない。
思い切った投資で話題になれば、知名度も上がるしお客も喜ぶという
二重の効果が想定できるからだ。
広告に代わるプロモーション手段を考えることもこれからの広告会社の重要な課題だろう。
そのためにはまず消費者が喜ぶ、クライアントにもメリットになることを
フラットに発想することが何より重要ではないか。
このあたりに広告会社再生のカギがあるように思える。
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筆者岡星氏が電通の仕事を請け負うイベント会社での経験をもとに書いた、
弱小広告代理店の企画開発部社員がプレゼンに勝ちぬき成長していく物語、
「キラリ☆開眼物語〜明日から企画のホープと呼ばれる本」を読んだ。
主人公のアドマンは、入社2年目の山戸たける。
右も左もわからない新米アドマンが、メンターとしての伝説のプランナー、米田(ベイダー)氏と
出会い、教えを請うことで数々のプレゼンを勝ち得ていく。
広告というよりはイベントの仕事がほとんどであり、またあくまでフィクションなので、
リアルさにはやや欠けるきらいがあるが、それでも参考にできる点は多々ある。
いくつかの例を挙げてみよう。
・コンペは、競争相手と競うのではない、昨日の自分の案と闘うことだ。
そう、そのとおり!
・プレゼンはプレゼント。クライアントが助かる、喜ぶ、役に立つ、そんな解決法を
提案してあげるんだという気分。
なかなか難しいけど・・・
・ものごとには必ず両面ある=“無い”は“有る”
自信があるということは、謙虚さがないということ。大胆であることは繊細さがないということ。
うまいこと言う。
目の前の売り上げや勝ち負けではなく、クライアントと同じ方向を向いて、
クライアントのためになることを一生懸命考える。
もちろん、広告業界の若い営業マン向きの1冊ではあるが、
私のような年のいったアドマンにも基本に立ち返る重要さを教えてくれる貴重な1冊だ。
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