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アドマン(元)のブログ「広告会社~バーチャルとリアルの狭間で」

名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。

再開への誓い

昨年夏以降、急激に仕事が忙しくなり、ブログが書けなくなっていました。

アウトプットの量はインプットの量に比例する。まさにその典型的な状態。

本を読むことも滞り、勉強会に出かけることもままならず。

それではお客様にも還元できない、近いうちにその循環を良い循環に変えたい、
そう思っています。

まずはブログの再開、そのためにインプットを増やします。


誕生日に思うこと

8月1日、また誕生日を迎えた。

あえて何回めとは言わないが、おそらく人生で迎える誕生日の数の4/5程度にはなるのだろう。

本来誕生日とはおめでたい日という考え方の私。

けれどここ最近は、誕生日が近づいてくるとなんだか憂鬱な気分になる。

同世代のみんながそうなのかどうか、聞いたことがないのでわからない。

けれど、共通の思いの人間はおそらく、ある程度いるのではないだろうか。

原因のひとつは、歳をとることが楽しいと思えないからだ。

趣味の一つもなく、将来に向けての蓄えもない。

こんな私にも、誕生日は容赦なくやってくる(笑)

そんな中で、以前こんな記事を読んだことを思い出した。

誕生日とは、自分が生まれた日でもあるけれど、
自分を産んでくれた母親の出産記念日でもあるということだ。

母親がいなければ自分は存在しない。だから母親に感謝する日…

まぁ、よくもこんな暑い日に頑張って。

ほんと、感謝である。

どこかで、誰かが苦しまなければならないビジネスなんて、もういらない。

ザ・イノウエ・ブラザーズ、兄の聡と弟の清史が書いた「僕たちはファッションの力で世界を変える」を読んだ。


ファンションの力


ザ・イノウエ・ブラザーズとは、ふたりの活動の名称であり、ふたりがプロデュース・デザインを手がけるファッションブランド名でもある。現在では、そのザ・イノウエ・ブラザーズの製品は、名だたるハイブランドや高級セレクトショップ等で取り扱われているそうだ。

そうだというのは、この手のファッションブランドと縁遠い私は、本書に触れるまで、ザ・イノウエ・ブラザーズについてはまったく情報を持ち合わせていなかったからだ。本書を書店で手に取り、初めてこの兄弟のことを知った。

両親とも日本人だが、両親の仕事の関係で、ふたりは異国の地、デンマークのコペンハーゲンで生まれ育った。

父が早くに亡くなったこと、また日本人にとっては異文化の地ということもあり、ある時期苦労したこともあるようだが、逆にその特異ともいえる環境が彼ら独自の価値観を育んだ。

さて。肝心な本書の内容であるが、ザ・イノウエ・ブラザーズとしてファッション業界で高い評価を受けるに至った彼らのプロセスと彼らの価値観が培われた生い立ちから現在までを自らの手で記している。

詳細は本書をぜひお読みいただきたいが、ザ・イノウエ・ブラザーズと同業他者との一番の違いは、彼らのミッション、想いの強さだろう。

ふたりは誘われて訪れたボリビアで、質の高いアルパカ製品が安い値段で売られていて、生産者も厳しい生活を強いられているという現実に出会う。そこから彼らの作る製品の販売を通して、少しでも彼らの生活の力になることができないか、その取り組みに邁進することになった。

しかしながら、強い想いだけではビジネスは成り立たない。利益も生み出さない。当然の話であるが数々の困難がふたりの行く末に立ちふさがる。けれどそんな状況を切り開いたのもまた、彼らの想いの強さだったのだ。

彼らのビジネスは、タイトルにもあるように、資本主義社会の弊害とも言える、勝ち組と負け組、成功者と犠牲者、そんな相反する関係を決してつくらないことが大前提。

そんなこと、できっこない。そう思った時点で確かにできっこない。けれど思い続ければ、確実に近づくことはできるのも真実だ。

本書でふたりの歩みを読み進めるにつけ、少しづつ着実にふたりの活動は、世界を変えつつあると確信できた。

ファッション業界が売り上げ自体がシュリンクして、業界そのものが再編の時期を迎え大変厳しい時期にある。けれど、人間誰しも服を着ずに日々を過ごすことなんてできない。どうせ着るのなら、自分が着たい物を着て過ごしたいと思うのは当然だろう。

それなのに服が売れないのは、一にも二にも、どうしても買いたいと思わせるブランド、製品が少なくなったからではないか、私はそう考える。

そしてその買いたい理由は、ひと昔前のようにデザインや名声ではないことは間違いない。

ではどうしたら売れるか?
その答えのようなものがザ・イノウエ・ブラザーズの活動に散りばめられている。
重要なのは、それはファッションに限らず現在の消費行動すべてに共通する話だということだ。

ザ・イノウエ・ブラザーズ。その活動をこの先も見守っていきたい。

https://www.amazon.co.jp/僕たちはファッションの力で世界を変える-ザ・イノウエ・ブラザーズという生き方-井上-聡/dp/4569837646


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プロフェッショナルの条件は、どこでも誰とでも働けること。

尾原和啓氏が書いた「どこでも誰とでも働ける」を読んだ。

どこでも誰とでも働ける

副題に、12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール、とあるように尾原氏はマッキンゼーを皮切りにリクルートやGoogle、楽天など、独自性を持った多くの会社のキャリアを持つ人。

そんな彼の仕事観を知りたくて本書を手に取った。

私自身、35年あまり会社勤めをした経験を持つが、転職はわずか2回。キャリアアップのためというよりは必要に迫られてというのが正直なところだ。

尾原氏の転職の考え方は、私とは正反対。その背景にあるのは、肩書きではなく、自分の名前で生きる勇気を持つ、ということ。

与えられた仕事を自分事化して、最小の時間で最大の効果を出し続ける。それにより、◯◯会社の尾原さんではなく、◯◯ができる尾原さんになる。

簡単なようで簡単ではない。なぜなら誰しも目の前の生活を維持したい、そんな気持ちが働くからだ。転職に臆病になるのも当然だろう。

しかし、これからの時代はそういうわけには行かなくなる。尾原氏は働き方を根底から変えざるを得ない、世の中の3つの変化を挙げている。

(1)社会やビジネスが、いっそうインターネット化する
(2)これからビジネスで活躍できる人は、プロフェッショナルだけになる
(3)会社と個人の関係が根底から変わる

かつて糸井重里氏が書いた「インターネット的」がまさに現実になろうとしていると尾原氏。リンク、フラット、シェア、さらにはIoT、AIなどの技術進化が組織のあり方から働き方、ひいては生き方まで、現在の価値観を180度といってもいい劇的転換を促す。

そんなこと、ありえない。あったとしてもまだまだ先だろう。そんな他人事でいる人は要注意、自動運転技術を見ても、絵空事ではなく、ほんの数年後に街中を当たり前のように自動運転者が走ることは間違いない時代なのだ。

何が起きてもおかしくない時代だからこそ、会社に依存する生き方は早々にあらためなくてはいかない。

どこでも誰とでも働けるように、自身の得意を磨かなければならない。数年前にそのことに気づき自ら実践してはいるが、本書を読んで、まだまだ足りないと痛感、尾原氏の考え方を通して、あらためてプロフェッショナルとはどうあるべきかを考えさせられた。

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集中力と持続力。

働いて生きていく上で、大切なものはなんだろう?

最近、また読み返している村上春樹氏の長編や紀行文。

その中に、マラソンのトレーニングと長編小説を書くことの共通点についての記述があった。

村上氏いわく、その共通点は「集中力」と「持続力」が肝心で必要不可欠ということだ。

余分なことを考えず走るということに集中する。それをひたすらに続ける。

邪念があったり、油断があったりすると、30km過ぎからそれまでの調子が嘘のように走れなくなるようだ。長編小説も同様。計画を立て、集中して続けないと、ゴールにたどり着けない。

そんな話を読んで、はたと自分自身の現状に立ち返った。

考えてみれば、長く書き続けていたブログもここ2ヶ月は投稿画面を立ち上げることすらなかった。週に2回は、と決めていたウォーキングも、週に1回もできていない。いつしか汗ばむ季節がやってきてしまった。

会社勤めではなく、個人事業主となったから余計に意識する必要があろう。なにせ朝起きなくても誰にも咎められることはない。目覚まし時計として役割を果たせるのは自分自身の自覚だけである。

それにしても、マラソンと長編小説を例にあげる村上氏に対して、ブログとウォーキングとは(笑)。

働いて生きていく上で大切な集中力と持続力。今一度、肝に銘じよう。

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